風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

心の時代への旅立ち

2023年01月23日 17時41分36秒 | 随想

仏ほっとけ神構うな、触らぬ神に祟りなしの題目のもとで物で栄えて心が荒んだ経済戦争もコロナ禍で終息した世間であったが、心の時代が到来したのだろう。

しかし統一教会のような異端狂信は排除されなければならないし、経済一辺倒の唯物精神も修正されるべきで、唯物唯心の中道が良いのだろう。

長い歴史で試行錯誤の末に存在する古典仏教十三宗を勉強し、最近は神道に興味が向かう。

朱印収集のスタンプラリーで数多くの神社仏閣を訪れたが、寺院の存在意義はおぼろげながら理解したところだが、神社はその由緒は不勉強だった。

伊勢神宮は五十鈴なる干支の土鈴の収集目的で過去八年間初詣を継続中であるが、内宮の天照大神や外宮の豊受大神の関係は知らなかった。

今回は近くの猿田彦大神を参拝したのだったが、伊勢神との関係性には無知識だった。

古事記や日本書紀の記述からの説明では、高天原の天津神のイザナギ・イザナミの娘・天照太神、黄泉との中間の葦原中津国の高千穂に天孫のニニギノミコトを三種の神器・八咫鏡・草薙剣・勾玉を授け降臨させ、国津神の大国大神に国譲りをさせ伊勢神宮内宮が設営され、衣食住の世話役として豊受大神を祭る外宮を後から造営した。天から地への道は迷路なので道案内をしたのが猿田彦大神、これで三つの神社の相関関係が分かった。

神宮には鏡、熱田神宮に剣、そして神々の子孫の天皇の皇居に勾玉が祀られているという。

内宮は神明造で鰹木十本、千木は水平切、風穴二個半で外宮はそれぞれ九本、垂直切、二個で大社造の出雲大社は三本、垂直、二個で鰹木が偶数なら女神、奇数なら男神が一般的であるが、外宮は女神である。また外宮内宮を差別化する事例として参道は内宮は右側通行、外宮は左側通行、しかし問題視するのは人間の浅知恵で神々には如何でもよい些細な事なのだろう。

 


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