太陽が昇り、夜が明ける。青空に白雲が浮かんで、緑の植物が満ち溢れている。夕焼けが赤く、まもなく暗黒の夜が訪れる。美しい自然の情景である。
赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)は太陽光の三原色(RGB)で、全ての色を作り出せる。しかし、青は緑と赤で生まれない。緑は青と赤で作れない。赤は緑と青で不可能である。だから原色といわれる。
青緑でシアン(緑青、碧)になり、青赤でマゼンタ(赤紫、紅 . . . 本文を読む
「被告人を無期懲役に処する」で始まり「再審を開始する。菅家さんの刑の執行を停止する」の裁判官の言葉で17年半の刑務所暮らしが終了した。
逮捕された1991年は西洋科学主義の絶頂期であり、冤罪が晴れた2009年は西洋文明の拡大経済が崩壊した年だった。西洋科学の生命の設計図であるDNAを全面的に信用した軽率な判断だった。
無実の罪の悔し涙を、犯罪を悔い改める涙と誤認したデカ長は、警察庁長官賞を受賞 . . . 本文を読む
名古屋桜本町の従兄との旅は恒例となった。土曜日のETC千円乗り放題とシナジードライブのプリウスの相乗効果の経済旅で、今回は援農先の飯田市座光寺の果樹園を案内する。
名鉄鳴海駅で合流し、伊勢湾岸道の豊明インターから土岐ジャンクションで中央道を走り、駒ヶ根に行く。馴染みの「福寿美」で人気の盛蕎麦半カツ丼の昼食を頂く為である。
カツ丼はキャベツの上に、ソースに漬けた豚カツが乗っている。名古屋では味噌 . . . 本文を読む
芸能人の高木美保をテレビで見たことはない。女優の様である。
図書館で手に取った「木立ちのなかに引っ越しました」の本の著者だった。軽妙洒脱なエッセイである。
東京の生活を店仕舞し、栃木県の那須高原に豪邸を建て移り住んで農業を趣味にしている。両親も転がり込んできて仲良く生活している様子が記述されている。
「人から言われてやることが苦手なんですね。それより自分で目標を決めて、自分でペースを作ってい . . . 本文を読む
家業の貧乏な駄物屋(嫌な言葉だよね)と軽蔑される魚屋の息子が、マグロの花形仲買人・藤田浩毅になるNHKの出世物語番組に感動した。
東京築地の魚河岸の最高峰の仕事は、天然の黒マグロを扱うことである。一匹百万円以上の値段で競り落とす。
巨額の資金を調達する為に、20時間に及ぶアルバイト。試行錯誤の末、俺流のマグロが高名な鮨職人の水谷八郎の舌に感動を与え、噂が広がり有名店の職人から仕入れを無条件で一 . . . 本文を読む
見上げる目線、見下す目線があり、人の心が現れる。
「目の上のたんこぶ」は、部下が上司を、子が親を、妻が夫を見上げる目線の印象が強い。階級社会、縦社会の封建制のニュアンスがある。
尊敬の眼で眺める心と理解するなら平和維持が可能であるが、濡れ落葉・粗大ゴミと思うなら戦争状態に突入する。
見下す目線は、目下のクマ、目じりのカラスの足跡とでも例えるのだろうか、鏡がないと見ることが出来ない。
鞭影を . . . 本文を読む
コンビニ弁当は法律の消費期限で厳格に管理されている。コンビニの覇者「7時から11時まで」は売れ残った弁当類の廃棄に伴う損失は加盟店の全額負担を改め、15%をセブン本部が負担し、年間約100億円になる。
総額で666億の食料が捨てられ、566億がフランチャイジーの負担になっている勘定である。貴重な食料をを粗末にする神経は異常である。
朝日で起床、日没で就寝の自然なサイクルを否定し、不規則な生活を . . . 本文を読む
太陽光を浴びて終日、果樹農家の手伝いをし、日焼けで顔が黒くなるが、援農ボランティアの勲章である。顔黒ギャルとの決定的相違点は茶髪でなく、禿頭であり、化粧でなく、真実である。
キリストの時代は、地球は不動で太陽が東から西に移動すると信じられていた。ガリレオは地球が動くと真実を述べたので、権力者に恨まれた。
アリストテレスは宇宙にはエーテルが満ちていると述べ、ニュートンは、太陽光は波であると思った . . . 本文を読む
日曜日は父の日だった。アメリカでは戦場の父親が無事帰還することを願う家族の反戦運動の日だった。息子夫婦が乳でなく、薩摩白波の焼酎のミニチュア瓶のセットをプレゼントしてくれる。日本語のチチは中国語のパパだから中華民国は8月8日である。
カラオケ仲間とパブで唄う日が近いので、芋焼酎を呑みながら練習する。課題曲は舟木一夫の「北国の街」である。
♪名残りが燃える 心が残る ふたりでかえる アカシヤの道 . . . 本文を読む
庭でカボチャを栽培している。雌花が咲き、雄花が開花する。しかし実りの秋の収穫は不可能である。受粉してないからである。
花の蜜を求めて飛び回るミツバチが、ある日突然消える「いないいない病」が世界的に大流行している。豚インフルエンザのパンデミックの報道に熱心な人類は無関心である。
「人類は核爆発とミツバチの消滅で破滅する」はアインシュタイン博士の言葉である。ミツバチは優秀な農夫なのである。
女王 . . . 本文を読む
登山家マロリーが「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか」と問われて「そこに山があるから」と答える。
「キリマンジャロの頂上付近に凍った豹の死体がある。豹が何を求めてこの高さまで来たのか?」の問いに、多くの人は「道に迷ったのだろう」と答える。
足繁く、飯田の果樹園に援農に行く。16日から四日間、市田柿の摘果作業を手伝った。
「何故、行くの」と問われると、「援農があるから」あるいは「ものずきだか . . . 本文を読む
砲弾が飛び交い、熱い人命が犠牲になった第二次世界大戦がルーズベルト・チャーチル・スターリンのヤルタ会談で昭和20年に終結した。
そしてアメリカ合衆国資本主義とソビエト連邦共産主義対立の東西冷戦がはじまった。軍拡競争の核の脅威が大問題となり、核兵器の死の灰の為に太陽光が遮断され、地球の温度が下がる「核の冬」の寒冷化の回避が国連のテーマだった。
昭和64年まで続き、ブッシュとゴルバチョフのマルタ会 . . . 本文を読む
若い時はカラオケが嫌いだった。最近は「端の迷惑省みず、やって来ました電線音頭」のベンジャミン伊東・小松政夫症候群に感染している。
マイクを独占し、一人ハイになっているが、周囲にしらけ鳥が乱舞している。
演歌は聞く物、涙流す物、素人が唄っても到底叶わないと思う遠慮、だから音痴だという劣等意識が沈黙させた。
会社の慰安会で、業務命令で唄わされたところ、大変好評で、上手と誉められ、以来マイク独占症 . . . 本文を読む
等速で進行する電車の乗客の時計の時間は同じである。外部の人間の時計と比較すると、乗客の時間は遅れている。補正すると、同じ時間である。アインシュタインの特殊相対性理論である。
国会は会期末に向かって日が過ぎて行く。国民が見ると動きが鈍いように感じる。
吉田茂の孫の自由民主党の麻生総理と鳩山一郎の孫の鳩山民主党代表、郵政「鳩の乱」の鳩山総務相、郵政改革の小泉親子の世襲問題は議員にとっては大命題だろ . . . 本文を読む
57歳の時、再就職して、可処分所得は250万だった。馬車馬の労働者の42年間、65歳で定年退職して年金生活の可処分所得も同程度である。
薄給の会社員の時の生活態度は活気に満ち、元気は溌剌だった。家族の目は尊敬の眼だった。
最近は覇気が無く、自主性を欠き、惰性で時を空費する毎日である。年金は遊興費でなく、社会奉仕の代償の報酬であるべきである。周囲の雰囲気は、濡れ落葉、雑草、異常繁殖の天然記念物の . . . 本文を読む