高齢化社会、老いて介護、病を患い入院、死ぬ人様が世間に満ち溢れている。
自分は決してその様にならないと顛倒夢想し薔薇色の人生を謳歌している。そしてその時期を迎え、右往左往する。
両親の死に遭遇し、人間に「老・病・死」が等しく訪れる事を知り人生観が劇的に変化した。老人・病人・死人は命懸けで教える教師なのだろう。
老人の関心事は死後の墓の心配である。亡骸を火葬にした骨は廃棄物、そんなに価値のある . . . 本文を読む
自宅に引篭り自らの来し方行く末を深く瞑想する林住期から、人生の知恵を人々に授ける遊行期に入る年齢を迎える。
身内の病気見舞いに兄貴が来訪した。経済を学んだ尊敬する兄貴で80歳。
「入るを量りて出ずるを為す」が経済の大原則と述べる。
頼るべき友人が無く、自分で悩み、自分で答えを探す試行錯誤の義理欠く、恥かく、人情欠く、自己中で貧相な城を守る喜怒哀楽の人生だった。
お陰様で他人の慈悲にすがる事 . . . 本文を読む
ふざけた話は冗談で、本気の話は冗談ではない。
笑点の木久扇が木久蔵の時に講演会に行った。印象に残った話がある。
馬鹿を演じているが、普段の生活態度が馬鹿だと世間は冗談と思わないから、笑いを取ることが出来ない。
日常生活が極めて常識人だから、非常識な言動が冗談と世間が認めるのだろう。
木久蔵ラーメンは食べた事が無いが多分絶品だろう。不味かったら洒落に成らず誰も笑わず、悩むだろう。
「貧乏人 . . . 本文を読む
北海道周遊鉄道旅は楽しかった。
四泊五日の滞在中は天候に恵まれ、異郷の景観を堪能した。
帰宅して数日後、小春日和だった新緑の石北本線の峠に降雪が有ったことを知る。
また釧路では早朝に名物の霧にむせぶ幣舞橋を見れた。
根室の清隆寺と明治公園は千島桜が満開。
旅計画作成の過程で懐かしい青函連絡船を思い出し、今は津軽海峡フェリーとなった航路に乗船を目論んだ。朝の往路なのか、夕方の復路なのか、そ . . . 本文を読む
齢を重ね老境に入った今、仏になった両親を思い出す。勧善懲悪の教育を思い起こし感謝に堪えない。
最近は仏前で、門前の小僧習わぬ経を読んでいる。
宗派は浄土真宗であるが、この世に唯一絶対的存在はないと教える「般若心経」を読誦する異端者である。
仏壇の前は不相応なので、四国遍路旅を結願した記念品の墨蹟朱印掛け軸前が指定席、妄想で精神が錯乱する時は何回となく繰り返す。
「般若心経」の276の文字と . . . 本文を読む
乾為天(けんいてん)の卦なり。君子を務めて止まざれば吉。天の徳あり
新聞の該当する申年生まれの運勢である。
乾為天とは強力な天からのパワーに包まれています。絶え間ない努力と謙虚さが、大きな幸運を導く鍵となるでしょう。ネットの説明にある。
君主とは人格者そして高位高官の人と二つの意味がある。
高位高官の人は特別職及び一般職の高級官僚だろう。人格者なら運勢は的中しているが、最近の国会議員の立ち . . . 本文を読む
旅の移動手段は鉄道だけで、飛行機には恐怖を覚え、船で優雅に移動する余裕はない。
先月は北の大地の鉄道旅をした。
岡崎を日曜日の8時16分新快速で豊橋「ひかり508号」東京10時10分到着。
東京10時20分発「はやぶさ15号」で新函館北斗駅乗換、15時15分発「スーパー北斗15号」で札幌駅に降り立った。
見事に「15」が並んだものである。調べたが特異な偶然、普通人は「それが如何した」と無視 . . . 本文を読む
最近は波状攻撃的に発生する数多の回答が難しい問題を抱え、ストレスがピークに達している。
酒を飲んで誤魔化して狸寝入り、酒量が増大した結果、心臓に過度の負担が掛かり不整脈を指摘された。徹底的に臨床検査を受けたが年齢的には健康優良児。心因性の不整脈で酒が原因なので断酒した。
喉の渇きが激しいので、コーヒーや水を頻繁に大量に摂取する。トイレに行く回数が増え、最近は漏らす事もある。病気ではなく心因性頻 . . . 本文を読む
明治神宮外苑に隣接する国立競技場が1964年東京オリンピックのメイン会場に決まった際に整備された明治公園が有名である。
北海道の東端の根室市にも明治公園があることを知り訪れた。
明治8年に国が創設した北海道の牧場の跡を利用したサイロが象徴的な美しい公園、訪問した5月23日は桜前線の終着駅・千島桜が満開、芝生が張られ整備されているが駐車場はガラガラ、人影は数十人だった。
人々の関心が薄く、衰退 . . . 本文を読む
湧き出したままの成分を損なわない源泉が流入し、新鮮な状態のままで浴槽を満たし、溢れ出ている源泉100%かけ流し宣言する温泉は全国に11か所で、川湯摩周温泉が入っている。
旅の途上三日目に、列車の時間待ちで川湯観光ホテルに宿泊した。
夜遅くに到着、早朝出発で摩周湖・屈斜路湖・温泉街・大鵬相撲記念館は行かず、硫黄山を車窓観光した。
その日は横浜の中学校の修学旅行で、20時から21時30分まで温泉 . . . 本文を読む
方便とは常識を弁えない輩を真の教えに導くための仮の手段で多用すると人間性を疑われる。
遊び呆けて金がない人間に、金品を提供すると蜂が蜜に群がる様に寄ってこられ、尻の毛まで抜かれるが故に貧乏人を演技するのが怠け者を駆逐する手段。
金持ちの前では「武士は食わねど高楊枝」堂々としないといけない。貧乏な振りをすると上から目線で投げ銭される。乞食ではない。
嘘も方便である。
私利私欲の為の嘘は方便と . . . 本文を読む
農耕民族の家の生業である田畑を守る制度が家父長制、家長の下に家族が隷属し、家長の命には反抗が許されない。個人の自由は皆無だったが、家長は永続的な一族郎党の生活保障の責務が有った。
敗戦後、西洋の個人の尊厳を重要視する憲法の発布に伴い、封建的な家父長制は消滅し、一族郎党の連帯責任なる概念も消滅した。
自由とは個人の行為を誰も咎める者はいない。しかしそれでは弱肉強食、やったもの勝ちの無頼漢が幅を利 . . . 本文を読む
都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト、2020年東京のオリンピック・パラリンピック合わせて金・銀・銅約5000個予定のメダルを作るには金42キロ、銀5300キロ、銅2700キロが必要で国民の不要のスマホや携帯電話を回収して調達するらしい。
大幅に不足するので回収場所を増設する努力をすると言う。
奇妙な論理展開と思うのである。当然、必要経費として予算を計上すべきであるが、他力本願、一方 . . . 本文を読む
セ・パ交流戦は通算勝利数で勝越したリーグの6球団及び最高勝率球団へ日本生命保険相互会社が下記賞金を提供する。
一位球団1000万円、二位球団500万円、三位球団400万円、四位球団300万円、五位球団200万円、六位球団100万円、最高勝率球団500万円
団体戦はパリーグが勝利、一位の最高賞金1000万円とMVP選出の栄誉はパリーグのチームに権利がある。
ヤクルトが交流戦優勝の可能性が大であ . . . 本文を読む
昭和19年生まれの老人が平成19年の63歳の時「鉄道の日記念JR全線乗り放題きっぷ」なる優待きっぷを知り鉄道旅を始めた。23年にも再度利用し、24年からは「秋の乗り放題パス」と名称変更したが3回目の旅をした。
19年冬、20年春、21年春、25年春、27年春、28年冬、29年冬は「青春18きっぷ」の世話になり、20年と21年の誕生月の3月はJR四国の「バースディきっぷ」で四国遍路旅をした。
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