風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

言葉遊び 49号

2007年03月31日 10時44分39秒 | 随想
長野県飯田市の麻績の里にある元善光寺の看板である。縦と横が元善光寺に成っている。言葉で遊んで、お寺の宣伝に成っていて面白い。 言葉遊びは駄洒落・回文(かいぶん)・ぎなた読み・山号寺号・無理問答・なぞかけ問答などがある。 回文 「柿の木か?(かきのきか)」 「烏賊食べたかい(いかたべたかい)」 「竹藪焼けた(たけやぶやけた)」 「農家も芋買うの?(のうかもいもかうの)」 「美しい国は憎いし苦痛( . . . 本文を読む

果樹園で薪作り

2007年03月28日 08時50分00秒 | ワーキングホリデー飯田
4月22日から4日間、飯田市ワーキングホリディに参加した。通算で7回目である。馴染みとなった座光寺の篠田農園で、すでに10日程手伝った大阪の援農仲間の恵美ちゃん(写真)と入れ替わりである。 農家の主人が老木となった梨の樹を切り倒し、チェーンソウで細切れにしてある幹や枝を薪にする作業で、その長さは40cm程度である。数十年、人手で剪定され、秋に梨の実を提供した枝は複雑に変形している。生半可な手段で . . . 本文を読む

オークション 

2007年03月19日 13時25分45秒 | 随想
最近、インターネットオークションにはまっている。以前に購入した缶ビールのおまけである吉本興業の漫才師やすきよのフィギャアを大事にしていた。徒然なるままに、日暮らし、パソコンに向いオークションを閲覧していた時に、シリーズ物で有る事を知ったのである。揃えたくなり、入札し、落札した。友人の希望があったので、オークションで探した。価格が300円・500円・600円など多種多様で、入札終了時期も同じでない。 . . . 本文を読む

島国日本 47号

2007年03月18日 20時40分34秒 | 随想
島の定義は、オーストラリアより大きい陸地を大陸、グリーンランドより小さい陸地を島とよぶのが、世界共通の考え方である。日本は6852個の島で構成される島国である。私が注目するのは小さな無人島で、アホウドリの生息する伊豆鳥島、海底火山の噴火で有名な西の島新島、消滅の危機にある沖の鳥島(写真)など、伊豆諸島・小笠原諸島に属する島である。伊豆諸島は最も北に位置する大島が伊豆半島の最南端である石廊崎よりも北 . . . 本文を読む

アドリブ会話 46号

2007年03月15日 20時22分56秒 | 随想
東京原宿の職場に通っていた会社員のとき、朝食をファーストフード店で食べたことがある。ほとんど毎日寄り道し、毎回同じ台詞を聞かされた。 店員「いらっしゃいませ。こんにちは。ご注文をお聞きいたします」 私「コーヒーとフライドポテト」 店員「ご注文はコーヒーとフライドポテトですね。コーヒーはホットですか」 私「ホット」 店員「砂糖とミルクはお付けしますか」 私「お願いします」 店員「310円になります . . . 本文を読む

露天風呂 45号

2007年03月13日 17時49分57秒 | 随想
最近、愛知県岡崎市内の天然温泉の露天風呂で入浴する習慣が出来た。身体の疲労回復の為に頻繁に訪れる。他に乾式サウナ・ミストサウナ・バイブラバス・樽風呂・足湯・水風呂などフルコースの浴槽がある。湯治場が都市のど真中に出現した。古い概念の湯治場は地方の山奥が似合っている。だから都市の天然温泉は馴染めないのであるが、高齢となり疲労を頻繁に除去する必要に迫られ、通っている。 昔の銭湯は壁にタイルで富士山が . . . 本文を読む

ビールのおまけ 44号

2007年03月13日 10時38分30秒 | 随想
以前に発泡酒を購入した時に、販売促進の為のおまけで吉本興業所属の漫才師である横山やすしと西川きよしのフィギャアを手に入れ大事にしていた。たまたまインターネットのオークションを閲覧していた時に、同じ像を発見した。 そして同じシリーズで、オール阪神・巨人、ザ・ぼんち、上方よしお・西川のりお、今いくよ・くるよ、B&B、のものが有る事を知り、セットで最低価格が1200円なので、駄目で元々と思い入札したと . . . 本文を読む

急がば廻れ 43号

2007年03月10日 10時51分48秒 | 随想
慌てて騒いだり行動したりすると、却って損をすることが多いので、焦らずに落ち着いて行動するとよい結果になることを、「急がば回れ」と言うのである。「急がば回れ」の語源に興味があったので、調べた。室町時代の柴屋軒宗長(さいおくけんそうちょう)の和歌に「もののふ(武士)の矢橋の舟は早くとも急がば廻れ瀬田の長橋」があり、これが出典のようである。室町時代の舟は遊園地の手漕ぎボート程度の大きさであったのであろう . . . 本文を読む

他は是れ阿誰そ 42号

2007年03月10日 08時36分26秒 | 随想
北宋の時代に五祖山に住んでいた東山法演和尚が言った。「釈迦弥勒は猶お是れ他が奴。且らく道え、他は是れ阿誰そ(しゃかみろくはなおこれたがぬ。しばらくいえ、たはこれあたそ)」 英訳はTo Tozan, Master Hoen the Fifth Patriarch said, "Shakyamuni and Maitreya Boddhisattva, both are His slaves. We . . . 本文を読む

職人と学者 

2007年03月07日 10時05分06秒 | 随想
建築の世界には宮大工の西岡常一と東京大学の丹下健三がいた。職人と学者である。西岡は薬師寺の伽藍を復興して、丹下は東京オリンピックの代々木体育館の建設で有名である。西岡は伝統工法による木造建築で、丹下は近代工法の学問で鉄を使った建物を造ることで、人に感動を与えた。社会で働きながら体験を積み重ね技術を取得して、自分の仲間で造る職人も、理論で設計図を描き、赤の他人に作らせる学者も建築物を創る事が出来る。 . . . 本文を読む

温故知新 40号

2007年03月04日 11時22分20秒 | 随想
美濃加茂の正眼寺の山川宗玄師の臨済録「行録(あんろく)」の提唱を聞いた。中国唐代の禅の高僧である金牛和尚と臨済和尚の行動記録を、潙山和尚と仰山和尚が評価するという話である。寺に臨済が来る事を聞いた金牛は、門に杖を横にして足を投げ出して座り、通行止めにする。臨済和尚が杖をノックすると、金牛は驚いて杖を下げた。臨済は杖を跨いで、禅堂に向かい上座に座る。金牛が追いかけてきて、他人の寺に挨拶 . . . 本文を読む

野球の思い出 39号

2007年03月01日 18時54分10秒 | 随想
中学生の頃は野球少年であり、町の少年野球では4番打者でホームラン王に成った事があり、野球三昧の日々であった。ホームラン王の商品は三ツ矢サイダー3本であった。学校の健康診断で心臓弁膜症と断定され母親の指示で野球を止めた。 その後の検査で誤診であったことが判明した。その時期に注目した選手は権藤正利投手であった。権藤正利は少年時代に小児麻痺にかかり、一時は左半身が不随となった。猛練習で知られる柳川商業 . . . 本文を読む

勝負 38号

2007年03月01日 09時26分20秒 | 随想
名古屋の職場に向かう名鉄電車の中吊広告をなんとなく見ていた。コンピュータ総合学園HALの学生募集の案内広告である。以前にHALは何の略なのかと思ったことがある。英語の頭文字の列記で意味があるように感じる。長い間疑問として持っていたが、失業保険の職業訓練で知ることが出来た。IBM(International Business Machines Corporation)というアメリカの巨大コンピュータ . . . 本文を読む