風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

日本人横綱?誕生 92号

2007年05月30日 10時24分10秒 | 随想
相撲の世界で朝青龍明徳が68代横綱であり、白鵬翔が69代横綱に推挙される。共にモンゴルの出身である。そして幕内力士に数人のモンゴル出身の力士がいる。在籍総数は33名になる。日本の国技である相撲が、モンゴル相撲に成った様相に見えるが、日本の相撲である。伝統に従い、ルールに従った形は、少年時代に見た相撲と同じである。 モンゴルと日本の関係で思い出した。源頼朝の怒りを買った源義経一行が北陸を通って奥州 . . . 本文を読む

讃岐うどん・空海 91号

2007年05月30日 08時28分31秒 | 随想
エルニーニョは、南米チリ沖赤道上で海水の温度が上昇する現象。スペイン語で「男の子」の意味。エルニーニョが発生すると、日本では長梅雨、冷夏、暖冬となる事が多い。 ラニーニャは「女の子」の意味である。エルニーニョとは逆に、南米チリ沖赤道上海水の温度が低下する現象。ラニーニャが発生すると日本では少雨、猛暑、寒冬などの気候変動の原因となる。炭酸ガスによる温暖化の異常気象なので、経験則が適合するかどうか不明 . . . 本文を読む

若しも月給が 上がったら 90号

2007年05月27日 20時12分49秒 | 随想
「若しも月給が 上がったら 私はパラソル 買いたいわ ぼくは帽子と 洋服だ」という歌謡曲がはやった時代がある。昭和12年である。生誕70年になる。 サマージャンボ宝くじを購入しようと思う。「もしも宝くじで3億円当たったなら」どうしよう。宝くじは当選する可能性が絶対無いから安心して購入できるのである。当選したら逆に困ってしまうのである。スリルを求めて購入するのである。縁日のお化け屋敷に入るのと同じ . . . 本文を読む

念ずれば花開く 89号

2007年05月27日 11時56分20秒 | 随想
「念ずれば 花開く 苦しい時 母がいつも口にしていた この言葉を 私も何時の頃からか 唱える様になった。そうしてその度 私の花が不思議と 一つ一つ開いていった」 一遍の生き方に共感し、癒しの詩人と言われる坂村真民(さかむら しんみん)の言葉である。NHKの「心の時代」で知った。 奈良の大仏の華厳の哲学に「一即一切・一切即一」がある。自然・宇宙の心をわが心にする。自分も1個の宇宙である。人と自然が . . . 本文を読む

平和の使者 鳩の思い出 88号

2007年05月27日 09時03分11秒 | 随想
庭に土鳩が飛んで来て、眺めていると、少年時代の鳩の思い出が蘇ってきた。 その頃、伝書鳩を飼うことが、ブームであった。大家族の貧乏教師の息子には、購入する金が無い。金持ちの魚屋(魚力)の息子(俳優倉石功)から、鳩をもらい、鳩小屋を自作して飼い始めた。翌日悉く猫に食われてしまった。弱肉強食の真理を見せ付けられ、ものの哀れを感じ、以後動物を飼育することは放棄して、植物に関心が向く様になったのである。 鳩 . . . 本文を読む

幸せの青い鳥 87号

2007年05月27日 07時19分31秒 | 随想
奥深い森の中にある貧しい樵小屋。クリスマスイブの夜、チルチルとミチルの兄妹は、奇麗に飾り付けられ、ご馳走がテーブルを飾るパーティで賑わう隣りの家を羨ましそうにに眺めている。ベルギーの劇作家モーリス・メーテルリンクが著した余りにも有名な童話劇「幸せの青い鳥」の冒頭である。 そして、兄妹は、夢の中で時空を越えて様々な宇宙を旅するのである。朝に目を覚ますと、これまで家で飼っていた鳥が青さを増していること . . . 本文を読む

新幹線「N700系」そしてドクターイエロー(923形) 86号

2007年05月26日 13時25分32秒 | 随想
7月1日に新幹線の新型車両(N700系)が営業運転を始めるという。東京・新大阪間515.4キロで5分短縮出来ることが大きなセールスポイントである。素人考えでは、たった5分のことを、大袈裟に言うのが不可思議である。5分ぐらいの時間の無駄遣いは日常茶飯事である。専門家の現場の人間には、5分の短縮は大きな成果なのだろう。しかし旧型車両(700系・300系)で東京・新大阪間で5分短縮する方法は簡単に見つか . . . 本文を読む

唯識・仏教心理学 85号

2007年05月24日 19時48分37秒 | 随想
工学部応用化学の学問をしたので、周囲の事物を物と捉えて処理する専門家である。女房からonce upon a time「あんたは機械人間で人の心をまるで理解できない。離婚してやる」と言われたことが再三再四であった。現在は折り合いが付いている。両親の死に遭遇し、多くの人と接して観察して、60歳を過ぎた現在は、反省して考えを修正し、人には心が有り、千差万別であることに気が付いたのである。 人の言葉・立 . . . 本文を読む

人類の祖先 84号

2007年05月24日 10時43分58秒 | 随想
呼吸には外界から酸素を取り入れる外呼吸、体内で消費して二酸化炭素を放出する細胞呼吸(内呼吸)がある。ヒトの細胞は200以上の異なった細胞から成り、約60兆個の細胞から成り立っている。外呼吸の酸素を細胞内のミトコンドリアにより炭水化物を酸化する細胞呼吸(内呼吸)で活動のエネルギーを獲得して、最終産物として二酸化炭素と水を排出する。ミトコンドリアは真核生物の細胞小器官である。独自のDNAを持つ。ATP . . . 本文を読む

座って半畳・寝て一畳 

2007年05月23日 17時10分40秒 | 随想
55歳の時に、継続して長く勤務した会社の役職定年を迎えた。残ることも選択肢であったが、退職した。まだ自分の遣りたい事があるのかもしれないという漠然とした思いが有った。傍迷惑な考えが浮かんだ理由は分からない。摩訶不思議なのが人間である。禅に己事究明と言う言葉がある。私は何者だと言う問題提起である。難解な禅の公案の本を読み漁った。比叡山延暦寺の西塔居士林の夏の参禅会に7年間通った。岐阜県美濃加茂の正眼 . . . 本文を読む

マーフィーの法則 82号

2007年05月21日 10時10分31秒 | 随想
「失敗する可能性のあるものは、失敗する」 先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかもペーソスに富む経験則をまとめたものがマーフィーの法則である。 「洗車しはじめると雨が降る。雨が降って欲しくて洗車する場合を除いて。」 "It will start raining as soon as I start washing my car, except when I wash the car for . . . 本文を読む

出る杭は打たれる 81号

2007年05月21日 08時24分54秒 | 随想
世間では「出る杭は打たれる」といわれる。単純に考えて、状況をイメージしたら問題は無いのである。出る杭は打たれ、高さが揃えられ、板が打ち付けられ、柵か何かになるのだろう。その囲いの中では、乳牛がのんびり草を食べている。美しい情景である。 広辞苑によると「優れて抜き出ているものは、とかく恨まれるたり、さしでて振舞う者は他から制裁される」と説明され、だから人は、行動を抑え、我慢して、周りの年長者や先輩 . . . 本文を読む

忘己利他はもう懲りた 

2007年05月18日 08時09分04秒 | 比叡山
学校を卒業・宮仕えをして、より多くの給料の為に自分を殺して、働き蜂に徹し、寝食を忘れて労働を続け、55歳の定年を迎えた。その時に、「私は何者なのだ」との疑問が湧いたのである。以前に見たNHKの千日回峰の記録「行」を思い出し、比叡山延暦寺の西塔居士林の参禅会に参加した。以後8年8回参加することになる。 千日回峰行は7年間で夜中比叡山中を千日間、毎日七里半歩く歩行禅である。禅は座り続ける座禅が一般的 . . . 本文を読む

幸福の黄色いハンカチ 79号

2007年05月17日 21時03分04秒 | 随想
枝豆をつまみに生ビールを飲むささやかな夢の実現の為に、庭に枝豆の種を蒔いたのであるが、悉くカラスに食べられた。園芸店に行き、怨みつらみを店員に聞いてもらった。店員はカラス撃退の黄色いリボンを紹介してくれ、購入した。再度夢の実現に向って、枝豆の種を蒔いた。西部劇ではないが、黄色いリボンの効果は絶大である。枝豆の種は無事に成長を始めた。 真っ黒なカラスと黄色は、視認性が一番高い配色で、頭のいいカラスは . . . 本文を読む

未来交通 78号

2007年05月15日 20時39分53秒 | 随想
メキシコ人の食生活に無くてはならないものがトルティーヤ。トルティーヤはメキシコ人の主食で、日本人の米と同様である。このトルティーヤはとうもろこしの粉“マサ”から作られる。この“マサ”の価格が高騰して家庭経済を圧迫している。理由は自動車の化石燃料の高値推移で、代替燃料であるバイオエタノールの需要が多く、その原料がとうもろこしの粉“マサ”である。先進国の車による炭酸ガス排出による地球環境破壊の自動車の . . . 本文を読む