平成20年3月10日(月)
生後0日から満1歳未満の児童を乳児、
満1歳から未就学の児童を幼児と一般的に言われていますが、
この時期は、人の一生の中で、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる
最も大切な時期です。
子どもは生活や遊びといった体験を通じて、
情緒的・知的な発達や社会性を身につけ、
人間として、社会の一員として、健全により良く生きていくための
基礎を獲得していきます。
乳幼児期の重要性は、昨今の脳の研究からも証明されており、
人間の脳細胞は生まれてから2歳までに60%、
6歳までに90%が形成されると言われています。
この時期には「右脳」に位置する五感
(見る・聞く・触る・嗅ぐ・味わう)を伸ばすだけでなく、
「左脳」に位置する数学的知性、論理的概念、言語能力なども
同時に育て、右脳左脳をバランスよく育てることが重要です。
豊かな感性を養うとともに、
生涯にわたる学習意欲や学習態度の基礎となる
好奇心や探究心を身につけるために、
幼児期の「教育」はとても重要だといえます。
「教育」といっても、知識を教えることが目的なのではなく、
・生涯にわたる学習の基礎を作ること、
・後伸びする力を培うこと
が目的です。
つまり、小学校以降の勉強で、学習の内容を深く理解できることにつながる
「学びの芽生え」を、このときに育んでいるのです。
幼児教育が、
社会の中で本当に価値ある大事な仕事として
認知されるように 実践を積みながら奮闘努力中です。
まず、『共感』
『共感』とは、受け止めること。
子どもの感覚と一緒の心で「そうだね~」と寄り添う。
そしてその感覚を広げてあげる。
幼児の考えている世界は大人が想像する以上に広く深いかも。
関わり合い、語り合いで成長。
子どもは
意味の付け直しの出来る大人を求めている。
もっと
子どもと対話を!
子どもは、
共感されて
幸せになるから話す。
幸せ気分が広がる…
それが、コミュニケーション!
大槻書店『幼児のつぶやきと成長』より部分意訳
2月25日(月)午後から
東京渋谷のNHK放送センターに行きました。
一番のお目当ては、『ぼくの絵わたしの絵展』をみるためでした。
http://park12.wakwak.com/~kyo-bi/
『教育美術』誌の
2008年3月号には、
私が書かせていただいた保育実践
『感性と心を育てる』が冒頭に掲載されています。
今、書店で、購入できます。
よろしかったら、どうぞお読みくださいませ。