本日3月28日 ,文部科学省は、
新しい幼稚園教育要領、
及び中学校学習指導要領を公示するとともに、
学校教育法施行規則の一部改正省令を公布しました。
新学習指導要領等は、約3年に及ぶ審議を経てまとめられた
1月17日の中央教育審議会答申を踏まえ、去る2月15日に案を公表し、
30日間、広く国民の皆様からご意見を集め
それらを踏まえ必要な修正を行い、本日公示に至った。
新学習指導要領等は、
子どもたちの「生きる力」をはぐくむ具体的な手立てとして、
約60年振りに改正された教育基本法を踏まえた教育内容の改善を行うこと、
学力の重要な要素である基礎的・基本的な知識・技能の習得、
思考力・判断力・表現力等の育成及び学習意欲の向上を図るために、
授業時数増を図り、特に言語活動や理数教育を充実すること、
子どもたちの豊かな心と健やかな体をはぐくむために
といった基本的な考え方に基づいている。
新学習指導要領は、
幼稚園は平成21年度から、
小学校は平成23年度から、
中学校は平成24年度から
全面実施することとしているが、
新学習指導要領に対する保護者の期待や関心は極めて高く、
平成21年度から理数教育を中心に前倒しして実施と考えられている。
その詳細についての案を4月中を目途に 公表の予定です。
平成20年度は、
新学習指導要領等の趣旨を あらゆる場面を活用して
教師など教育関係者はもとより、保護者や広く社会に対して
しっかりと説明することとしている。
新学習指導要領等の趣旨を実現するためには、
指導体制の確立を含む教育条件の整備、
教科書や指導方法の改善、
入学者選抜の改善
などの諸施策を
総合的に展開していくことが極めて重要であり、
今後、これらの施策について取組を進めていくもよう。
平成20年内に公示する予定。
今後とも、教育に対して強い関心を持って、
学校教育がよりよい方向へ向かうように注目したい。
注)幼稚園は、人生で初めての学校です。
教育する所だから、カリキュラムが大事です。
保育所は、福祉施設で「care」が中心です。
それぞれの目的が全然違うことを、
一般社会の皆様に、より認識していただけたら…
現在のような、
保育所への入所希望者の増加や
待機児童増加にはならない筈だとも思えるのです。
保育所関係者の話では、
特に 0歳児・1歳児 の保育所への入所希望が、激増しているらしい。
でも、仕事にかこつけて、忙しいからと
全面的に先生任せで依頼し、
全てを 毎日保育所に頼り切って
子どもの心の育ちまで、
あなたまかせにしてしまっても良いのでしょうか?
子育ての手抜きをすれば、必ず後で、ツケが回ってきます。
手抜きのしっぺ返しは、
じわじわと思わぬ形でやってきます。
思春期の その微妙な時期になってから
「反抗期」と重なり、暴風雨になって押し寄せて、急に慌てては、
解決には、なりにくいことも往々にしてあります。
親子ともどもに、暗く寂しい道を歩まねばならなくなる恐れ大です。
どうぞ、手抜きせず、愛情たっぷりに、子どもの心の育ちに注目し
就学前の掛け替えの無い大事な心の育ちのひとときを
毎日 良いかかわりで、楽しくお過ごしくださいませ!