緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

女性の品格

2008年03月13日 20時02分32秒 | 絵本・愛読書・文学・書籍類

 平成20年3月13日(木)

ぽかぽかして、日中は、ヒーターが要らない。

昨日から日増しに 春の陽気になり、温かい。

第215回『子育て教室』実施。

今年度最後の集まり『茶話会』になりました。

子育て文集が、坂本英子さんのご尽力で、多くの協力を得て、

完成し、本日原稿を書いていただいた 関係の皆様に配布しました。

その中にも最後に紹介していたのが、この本!

昨年も『子育て教室』で いち早く 話題にしていた新書版、

『女性の品格』坂東眞理子著が、ベストセラーに!

以下その内容をご紹介です。

[掲載]2007年03月11日 [評者]小柳学(編集者)

著者の坂東眞理子さんは、昭和女子大学学長,

内閣府初代男女共同参画局長、埼玉県副知事、

女性初の総領事

(オーストラリア・ブリスベン)などを歴任。

豊富な経験から、

女性が「品格」を身につけるためにするべきことを

具体的にアドバイスしている。

 例えば

「礼状をこまめに書く」から始まり、

「乱暴な言葉を使わない」といった話し方や、

「無料のものをもらわない」といった暮らし方。

また

「約束をきちんと守る」

といった仕事の心構え、

さらには

「恋はすぐに打ち明けない」

といった生き方まで、その項目は66にわたる。

    

 「(男性には)権力者をかぎわけ上手に取り入る器用な人も数多くいます。

女性はそのひそみに倣いたくないものです」と、

男性中心の社会を超えた「品格」を呼びかけている。

この本は、読者の8割が女性。

 それまで新書の主な読者層といえば、中高年男性だが、

女性がターゲットの新書ということもあり、

版元 営業部では最初、女性読者が比較的多い

東京・二子玉川ブックファースト

目立つように置いてもらった。

売れ行きが好調のため、

確信をもって全国に展開していった。

年齢的には20代が3割を占める。

予想外のことで、新書では珍しいという。

「年上の女性がアドバイスをしてくれる

機会がないので、とても助かりました」

という感想が届いている。

 「『品格』は流行語でなく、これからいろいろな領域で

求められていくと思っています。

いまの女性の品格を考えたとき、組織のなかできちんとした仕事をしている

坂東さんの名前が浮かびました」

担当編集の横田紀彦さん。

 今年になって売り上げが急増しており、

「就職活動シーズンに入って、本書を

参考にしている面もあると思います」

という。

戦後の書籍売上ランキングでも15位に入り、

売上高は出版界では異例の20億円。

内容は『約束をきちんと守る』『型どおりの挨拶が出来る』などの、

ごく一般的な日常作法。

誰しもが知る内容の本が、何故これほどに売れているのか?


剛腕社長がこだわった『売れるタイトル』   

敏腕編集者が叩きだした『売れる構成』

地元密着書店が展開した『売れるからくり』 


そして著者、坂東眞理子が、この本に託した強い思い。

ベストセラー誕生の裏に隠された、知られざる母と娘の物語とは?

さらにベストセラー作家の、意外な私生活。


● 発案者は出版社社長


2005年4月 あるパーティーでPHP総合研究所・社長江口克彦氏が、

当時昭和女子大学・副学長の坂東眞理子と会話した時の事だった。

会話が盛り上がる中、江口氏が提案をした。

江口氏が注目したのは、坂東氏の華麗な経歴。

1968年、東京大学文学部卒業後、女性初の総理府(現内閣府)へ入省。

働きながら2人の娘を育てた、元祖キャリアウーマン。

その後埼玉県副知事・女性初のブリスベン総領事など、

働く女性として第一線で活躍してきた彼女が、

品格について書けばきっと売れる。

江口氏の思いに説得されて、断り続けていた坂東氏も書く事を承諾した。


そしてそのパーティーから1年後。坂東氏の企画書が編集部へ。 

企画書は編集者・横田紀彦氏に託されたが、

それを読んだ横田氏は不安に思った。

『女性向けの新書は売れない』というのが出版界の常識であったからだ。

さらに企画書に書かれていた本の内容も堅く、

女性向けの堅い内容の本を作っても売れる筈がないと思った。


● 大幅な企画変更とタイトル


2006年4月11日 企画書を受け取ってから数日後、

横田氏はある決意を持って昭和女子大学へ。

横田氏は坂東氏の企画を却下。別のアイディアを提案した。

2ヶ月後、坂東氏が書きおろした原稿が横田氏の元へ。

そこには誰にでもわかるやさしい内容

大人の女性なら必ず身につけたいマナーが書きしるされて横田氏もOK


ここで『女性の品格』というタイトルが問題となった。

当時『国家の品格』がベストセラーになっていたため、

それをマネしたのでは と思われないか。

『女性の品格』というタイトルには賛否両論あったという。

しかし社長の江口氏からの強い要望があり、

タイトルは『女性の品格』に決定。


5万部売れれば大ヒットと言われる新書の世界で、

『女性の品格』は初版14,000部。

多くも少なくもない、通常通りの出版数だった。


● 出版社の戦略


1.250万部のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』を参考に、

本の装丁と目次をマネた。


2.文字数は1ページあたり615字を546字に減らし、大きさも若干大きくした。


3.分厚過ぎず・薄過ぎない、200ページというページ数にした。


4.各項目はどこでも読めるように、2~3ページの読み切り型とした。

 

● 発売後の反響

2006年9月『女性の品格』発売

発売直後に書店からの注文が殺到。

女性客が若干多い二子玉川店では、

時間によっては5人に1人が立て続けに買って行くという現象が起きた。

二子玉川店の成功に続けと『女性の品格』はすぐに増刷。

書店の目立つ場所に平積み販売。 

 

主な項目は以下です。

礼状が書ける
流行に飛びつかない
約束をきちんと守る
得意料理を持つ
良い客になる
勝負服を持つ
姿勢を正しく保つ
贅肉をつけない
人に擦り寄らない
仲間だけで群れない
心を込めてほめる
良い事は隠れてする
品格の有る男性を育てる
一人のときを美しく過ごす
古典を読む趣味を持つ
恋はすぐに打ち明けない
無料のものをもらわない
プライバシーを詮索しない
過去にこだわらない
思い出の品を大切にする
型通りの挨拶が出来る
愛されるより愛する女性になる
内助の功
花の名前を知っている
長い人間関係を大切にする

 

さて、あなたは?

私は、数個の項目では、

努力不足を痛感しています。

お互いに切磋琢磨で、

「品格ある太陽ママ」目指して Fight! 

       

最初から完璧な人はいません。

著者の坂東眞理子さんは、

実は

お母様に子育ても仕事も随分とサポートして貰った~

そのお陰で…今日がある 

と、テレビのインタビューで答えていました。

そうです、

あせらずに優先順位を考えて、

あきらめずに 少しずつ現状を 打開しましょう!

目標は、身近な現実的な些細なものから、

一歩一歩夢の実現に向かって倦まず弛まず前進いたしましょう!