絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年8月5日(土)イラストじっくりコース・寺田順三先生の授業内容

2023-08-05 19:50:57 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースの授業は、寺田順三先生でした。

今期最後の授業というので、皆さん課題も頑張って制作していました。

課題が「展覧会をすると仮定して、作品5点とDMを作る」でした。

 

では、机に作品を出して、みんなで見てみましょう。

 

「HELLO THIS IS」

グリーンの部分はシルクスクリーンでプリントされています。

グッズ展開でハンカチも作っていました。 DMはステッカーになっています。

 

 

「OTONA YUMEKAWA」

夢・願望・夢の世界などのテーマがあって、コンセプトがしっかりしている。

コンセプトがないと描けないとおっしゃっていたので、

「テーマを考えすぎて絵が固くなったり、苦しみに変わることがないように、感情が思うままに描いてみたら」と寺田先生からアドバイスがありました。

 

「水平線の彼方」

スピッツの「美しい鰭」を聴きながら制作。

楽しくて、いい絵を描いていますが、額装をして展示をすると考えたら、紙いっぱいに描くのではなく、マット部分の余白が必要になるので、大きめの紙に余白を取って描くようにしましょう。

 

「のらねこ展」

展示だけでなく、ワークショップの企画も考えていました。

夏休み期間なので、子どもが楽しめるワークショップです。

 

 

 

色の部分を先に塗って、そのパーツの合うイラストを描いた作品。

色数も少なくシンプルで、暑い夏の日に見ると涼しく感じますね。

 

展覧会のDMを制作

いろんなタッチのイラスト(写真)を使ってデザインしています。

 

 

他にも面白いアイデアや力作の作品を発表されました。

8月19日(土)〜9月3日(日)まで、絵話塾 修了作品展を行います。

さらにレベルアップされた作品を楽しみにしています。

絵話塾のことに興味のある方、入塾を悩まれている方は、ぜひ見にいらしてください。

 

絵話塾 修了作品展 

8月19日(土)〜9月3日(日)

12時〜19時 月・火休み 最終日18時まで

 

 

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☆8月はガイダンス月間です!

秋から始まる絵話塾の生徒を募集しています。

絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。

お待ちしています。

・8月11日(金・祝)

・8月12日(土)

・8月13日(日)

・8月20日(日)

・8月26日(土)

①14:00~    ②17:00~

詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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2023年7月29日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2023-08-02 16:36:19 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースは、寺門孝之先生の今期最後の授業です。

稲垣足穂の『一千一秒物語』を読んで、浮かんだことを作品にしてくる課題が出ていました。

ほとんどの方が稲垣足穂を知らなかったのですが、今回の課題をきっかけに『一千一秒物語』を読んだ方が多かったです。

では、発表していきましょう。

 

 

月が主人公なのだが、足穂の世界は夢の中の出来事のように感じられたので、月を脳に見立てて描いたイラスト。

 

月は丸と三角と考えると、月の丸いカーブをパッチワークしているが、四角の布の角が三角にも見える。

 

夜の静かな様子。一度描いてからブルーの色を上から重ね塗りしている。

クッキリしていない曖昧な色が、足穂っぽい。

 

足穂に寄せて描くのではなく、『一千一秒物語』を読んで浮かんだイラスト。

 

自分自身が月という分かりやすいイラスト。タバコの煙で違和感を出している。

 

点描画で、ノスタルジックで陰のイメージとハードボイルド感があっていい。

 

立体・光・音・動きを一度の見れる、おもちゃ箱のような足穂っぽい作品。

 

今回は、稲垣足穂の世界を作品にしましたが、どう表現するかのアイデアがそれぞれ違っていて、とても楽しい合評になりました。

 

休憩中も他の人が発表した作品に興味津々で、みんな近くに寄ってじっくりと見ていました。

 

休憩が終わってからは、構図の質問があったので、今回の作品でどう構図を考えたかを、皆さんに聞いてみました。

余白を持たせたり、モチーフ全体を描くのではなく、端をカットするのはいいセンス。

 

テレビや映画のサイズではなく、縦長に描いてみてもいい。

このイラストなら、上に余白を作ると、月が降りてきたように見えるし、

反対に下に余白があると、紳士が月へ行ったように見えます。

構図の使い方で、イラストに想像する部分が増えますね。

 

装画や広告の仕事をする時は、ロゴが入るので、先にロゴが入るスペースを考えて描きます。

 

他に、アニメーション寄りのイラストが増えていることの話もお聞きしました。

浮世絵に描かれる女性と、中原淳一や竹久夢二が描く女性は全然違います。

その時代での美意識が変わっていくことで、女性像も変わっていってるという話でした。

漫画やアニメーションは日本の文化なので、拒絶するのではなく受け入れてみるといいよ。と寺門先生はおっしゃっていました。

 

他にも、寺門先生が装画の仕事をするきっかけの話などもお聞きして、展示をしたりコンペに出したりすることも大事だと、再認識しました。

 

今回、稲垣足穂の作品を読んで、描きたいネタがたくさん出てきたという方もいました。

稲垣足穂の世界をイラストにして、そこから半回転させて夏目漱石に寄せる。

寺門先生からは、いつも深いお話とアドバイスで、普段使わない脳に刺激を受けました。

 

1年間、ありがとうございました。

 

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2023年7月15日(土)イラストじっくりコース・安齋肇先生の授業内容

2023-07-19 13:58:45 | イラストじっくり塾

本日の授業は、安齋肇先生の今期最後の授業です。

課題「自信作」の発表の前に、向かえの席に座った方の似顔絵を描きました。

マスクなしでじっくり顔を見て、おしゃべりもしながら描いていきました。

マスクなしの顔も新鮮ですね。

課題を発表する時に、似顔絵も発表していきますね。

 

似顔絵が完成しましたので、順番に発表していただきます。

似顔絵は特徴を捉えてキャラクター化されていたりします。

似顔絵はコミュニケーションツールになるので、その場を盛り上げるのにも手助けになります。

 

課題の「自信作」は、どういう作品を描いてきたでしょうか。

 

・電車の乗客をデッサンしていて、その一人を主人公にした小説の装画

 

・前回の課題で描いた絵本表紙を一枚のイラストに登場

 

・100の好きな映画を一冊にまとめた

 

・大きなキャンバスに挑戦

 

・等身大パネルで自己紹介

 

・いろんなポージングを切り絵で表現

 

 

安齋先生からのアドバイス

「絵はプレゼンテーションですので、仕上がった時の説得力が必要です」

「人に大事にしてもらえる絵を描くように」

「発表する時も一枚の紙で見せるより、額に入れるなど、自分の作品は一番自分が大事にすること」

「自分が描いたものを、客観的に見えるようになるまで描く」

「公募展とかに出したり、グループ展もいいけれど、個展が出来るように頑張って」

「個展をすると、自分に責任を持つ事ができる」

 

今のクラスを修了しても、皆さんでグループ展をするのもいいし、個展にチャレンジするのもいいので、頑張ってくださいね!

 

 

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7月23日(日)18:00~

7月29日(土)18:00~

7月30日(日)14:00~   18:00~

 

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2023年7月8日(土)イラストじっくりコース・福田利之先生の授業内容

2023-07-08 19:08:20 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースは、福田利之先生です。

今期最後の福田先生の授業は3時間ありますので、カルタを作って最後にカルタ遊びをしよう!ということになりました。

テーマは「神戸」「ギャラリーVie・絵話塾」です。

あ〜ん までの 絵札と読み札を1人で5、6枚描きます。

時間は約2時間半なので、1枚に20分くらいで描き上げないと間に合いません。

焦る気持ちもありますが、まずは楽しんで描きましょう。

テーマから言葉を考え、それに合うイラストを描くには、イラストの仕事をしていくために、良い練習になりますね。

 

そろそろ時間ですね。 

完成してきましたか?

 

完成したら、みんなでカルタ遊びをしましょう。

本日は福田先生が賞品を用意してくださってますので、皆さん真剣勝負です!

福田先生が用意した賞品

 

枚数が減ってくると気合が入りますね。

 

最後に絵札と読み札を並べて見てみました。

皆さんが描いた絵札も個性が出ていて面白いですね。

 

今ギャラリーVieでは、イラストじっくりコースを受講している、おおうちひなこ さんの展示をしています。

福田先生も今までたくさんの展示をされています。

「展覧会はしたらいいよ。見に来る人とのコミュニケーションと、何かをしている発信源になるからね」と、おっしゃってました。

他の皆さんも、これからグループ展や個展など、どんどんチャレンジしていってくださいね。

 

おおうちひなこ さんの展示は、7月9日(日)まで。

秋には大阪のiTohenさんでも展示予定です。

ぜひチェックしてくださいね!

 

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7月15日(土)11:00~

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2023年6月24日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2023-06-29 14:30:51 | イラストじっくり塾

寺門孝之先生の2回目の授業は、課題の「カレー色の時代」を発表しました。

課題の発表の前に、装画に関しての質問に答えてくださりました。

装画は、平台に陳列された時に、どれだけ興味を持ってもらうかが大事です。

小説などの場合は、ネタバレやイメージを強く限定するイラストは避けた方がいいですね。

寺門先生は、理屈で辿れないけれど、ピッタリだと思わせること。

「超能力のような」という言葉で説明されていました。

お話を聞いて、装画の仕事は自分の感性が試され、難しいお仕事だなと思いました。

 

では、課題「カレー色の時代」を発表していきましょう。

「カレー色の時代」という抽象的なイメージを、イラストへ落とし込む作業になりますが、

「カレー色」は何色?で、「時代」はどんな時代?と考えて、皆さんから出た答えは何だったのでしょうか?

 

・「カレー色の時代」と聞いて、曲名のようだと思った方は、LPジャケットを作られていました。

井上陽水さんの「少年時代」の歌詞を読んでいると、カレーに置き換えれそうだと思ったそうです。

そのまま日本語ではなく、英語で歌詞を書いたところが、センスがいいですね。

 

・カレーといえば、子どもの頃に母親が作ったカレーを思い出したそうです。

子どもの頃なので、色褪せているイメージ。カレー色を使わず、モノクロで描いたイラスト。

 

・今は、風の時代と言われていますが、昔も風の時代があったのかを調べたら、室町時代や江戸時代が風の時代だったそうです。

この時代にカレー屋があったらどうなのかと想像して描いたイラスト(右側)。

「CURRY」だと現代に見えてしまうので、その時代の文字で描いてみるといいですね。

 

・戦国時代のイメージで、辛口派と甘口派で戦う。

背景がおとなしいので、カレーが飛び散っているなど激しいイメージがあるといい。

 

・カレーといえば、いろんなスパイスが入っている。

今の時代、いろんな情報がネットから入って、頭の中はパンク寸前を表したイラスト。

時事ネタイラストでいいですね。

 

課題を発表するときに、どういうイラストなのかを説明するのですが、

言葉で説明のできるイラストであることが大事です。

イラストを見て、見る側が「なるほど」と思うこと。

 

「超能力のような」を上手く使ったイラストを描けるようになりたいですね。

 

次回の課題は、神戸の小説家 稲垣足穂の『一千一秒物語』の世界をイラストにしてきてください。

難しいかもしれませんが、寺門先生の最後の課題なので、超能力を働かせて最高の一枚を描いてきてくださいね。

 

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7月1日(土)14:00~ 

7月2日(日)  18:00~

7月9日(日)11:00~

7月15日(土)11:00~

7月16日(日)11:00~

7月23日(日)18:00~

7月29日(土)18:00~

7月30日(日)14:00~   18:00~

 

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