本日の基礎クラスは、ゲストにイラストレーターの中島良二さんをお迎えして
オリジナル画のラフの講評をしました。
一人ずつ発表後、中島さん、タケウマ先生からアドバイスをいただきました。
生徒さん同士も良いところ、こうしたらもっと良いのではという感想を発表しました。
全員で話し合いのような雰囲気で進めていきました。
後半は、中島さんがイラストレーターになられた経緯と、普段どのように描いているか、また、普段は破棄してしまうという貴重なラフもたくさん見せて下さいました。
中島さんは動物のイラストを得意とされています。ドーナツ屋さんのフロレスタなど目にされた方も多いのでは。描かれる多くの動物が正面を向いていることが多いです。
それはなぜかというと、こちらを見ているが目線は合わないようにしていて、横や後ろを向いているよりも動物そのものの存在を描きたいのだそうです。
一見簡単そうに思えるシンプルな描き方をされていますが、いざ描こうとしてもなかなか真似できません。描けそうだと思われる方が、描きたい絵を描けているように思えるのでその方が良いのだともおっしゃっていました。
絵は描けば描くほどクオリティが上がること、細部まで練ると絵に説得力が出ること。
動物は「らしさ」が大事なので、動物の身体能力が動く範囲で動きを持たせること、動物の骨格、毛量まで理解した上で描くことなど、実に細かいところにまで配慮して描かれていることがよくわかりました。
普段アウトプットが多いので、インプットのために年間100本の映画を観ることを四年続けておられるそうです。
絵の仕事をもらうためには、発信していかないと誰にも見てもらえません。
ホームページ作成、グループ展参加など、常に何かを発信し、続けていくことが大切では、と話されていました。
中島さん、貴重なお話をどうもありがとうございました。
次回4/23は、オリジナル画の制作を更に進めていきます。
イラストボードなどに描き始めて下さい。
ラフがまだ決まらない方は完成させておいて下さい。
よろしくお願いします。