今期の絵本わくわくコースも本日が最後の授業です。
本日の講師は編集者の松田素子さん。
皆さんのダミー本を発表して講評をいただきます。
その前に先日放送された「日曜美術館」のお話から。
絵話塾の講師でもあるスズキコージさんの特集番組でした。
いつもの「日曜美術館」と違って、ドキュメンタリー番組を見ているかのようで、スズキコージさんの世界に引き込まれていきました。
コージさんが「子ども・大人関係なく、読者に伝わるかと思いながら描いてます」ということをおっしゃっていました。
松田さんも「ここは大事なことで、読者に伝わり何度も読み返したくなる絵本であって、一発ギャグのような絵本ではダメ。皆さんも丁寧に作っていってほしい」と おっしゃっていました。
では、ダミー本を発表していきましよう。
皆さんに言えることは、作者だけが分かっていて、読者には伝わっていないこと。
いろんな角度から「これでいいのか、これで分かるのか」と自問自答してください。
その為には、物語・登場人物の背景も考えて書くことが大事です。
言葉で説明するのではなく、絵で分かるように表現してください。
また、読者は結果よりそれまでの課程を楽しみたいので、その楽しい部分を丁寧に作りあげてほしいです。と 松田素子さんはおっしゃっていました。
本日の授業では「自問自答」という言葉が何度か出ました。
アイデアが出たら、どう作品にしていくのかを自問自答する。
とても大事なお話をお聞き出来ました。
絵本のことだけでなく、今の時代に大切なこと。
松田素子さんが出会い感動した出来事などを、沢山教えてくださりました。
一年間、ありがとうございました。