絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年4月13日(土)イラストじっくりコース・寺田順三さんの授業

2019-04-13 23:07:38 | イラストじっくり塾
イラストじっくりコース、寺田順三先生の今期最後の授業です。



今日は、
・一年前に描いていた絵
・課題の「今一番描きたい絵」を並べて発表しました。

並べてみて、一年前からどう変化していったか。
今後どうしていきたいか、課題や目標を1人ずつ聞いていきます。
自分1人では気がつかないことも、こうして客観的にみてみると発見がありますね。









自分が好きなモチーフや世界観は案外変わっていなかったりも。
これは大事にしてどんどん突き詰めていきましょう。



タッチがかたまってきた人は、作品の点数を増やして持ち込みようの作品ファイルをつくる。
制作のモチベーションがあがらない人は、「展示」を目標にしてみる。
「いつか」展示をする、「いつか」売り込みをする、ではなく、「今」やる。
絵のタッチを決めることに頭がとらわれているようだったら、とりあえず手をうごかしてみる。そのあとふと気付けば「自分のスタイル」はできているもの。



あと、やはり気になるのは、人前で作品を発表するときの仕上げ方。
紙一枚とっても、なにがその絵にとってベストか。
その一枚がぐっと魅力的に見える方法を探しましょうと寺田さん。



毎回笑い声がきこえる寺田先生の授業、
一年間ありがとうございました!

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2019年4月6日(土)イラストじっくりコース・安齋肇さんの授業内容

2019-04-13 21:18:56 | イラストじっくり塾
今日は今期の安齋先生最後の授業です。
課題は「私はこれです!と言える作品を制作してくる」というものでした。
平面でも立体でもなんでもOK、テーマも自由で、作者がそれをプレゼンし、教室のみんなで講評しました。

前回の授業で発表した「私はこれです」という作品を、今回はさらにブラッシュアップさせてのプレゼンです。
さて、どんな風に仕上がってきたでしょうか? 緊張の一瞬!



前回バラバラだった立体絵本は、2つの箱に収まった素敵な作品になりました。


こんな商品があったら、楽しいでしょうね!
でも新たな課題も見つかります。先生もみんなも気付いたことを話し合い、作者はひたすらメモを取ります。
文字を入れれば?動画にすれば?素材を変えれば?もっとシンプルにすれば?
あたたかいこと、辛辣なこと、深いこと、斜め上からのこと、参考になりそうです。

前回来ておらず、スポット受講の数人も自信作をプレゼンしました。


イラスト単体でなく自作のグッズ展開をしている彼女には、今後のビジョンも見えていました。
クオリティも高いので、販売するにはどうしたらよいかをみんなでワイワイ。


スポット受講の彼女は、作風を模索中とか。 自分の好きなタイプの作品はウケが悪かったりすると言うので、沢山の人に見てもらう機会を作って「人に好まれるタッチの中に自分の好きな要素を入れる」ことを習得すればいいということに。
先生は、流行のタッチを追うのは絶対してはいけないことで、たくさん「いいね」をもらうよりは側にアドバイスや批評をしてくれる人が入る方が良いとアドバイス。


前回いろんなタッチを試した結果、タッチの方向性が定まったうさぎ人間たち。
以前は雑誌を参考にしたりしていましたが,今回はちゃんと実在の人物にポーズを取ってもらったので、絵が生き生きしていますね!
安齋先生は、「描き込まないこと」も大事ですよとアドバイス。「個展が見たい」とまで言って下さいました。


彼女は独自の世界を細い線の緻密な絵と言葉で描いた作品を、たくさん描き溜めているとか。
彼女には「小冊子を作ろう!」とアドバイス。作品を発表して「共感者や共犯者を持とう!」とのことでした。


前回小学校ぶりに木版画を制作したと言っていた人には、テーマの絞り方や色味や紙などを考えて版画としての個性を盛り上げることを提案。


前回とはガラッと作風を変えてきた人の作品には、みんな驚きの表情です。


今気に入っている技法があるという人には「画材の特性を生かして技法をちゃんと使えるようになろう」「人目を気にして仕上げよう」「構成を考えよう」とアドバイス。


「大阪のおばちゃんによるによる十二星座シリーズ」は今回も大ウケ!唯一無二の世界観を持つ彼女には、ぜひ2025年の大阪万博に向けて頑張って欲しいと思います。


遅れてきた彼女は、弟さんが生まれた時の家族の幸せな記憶を描いた作品を。
先生は「ツッコミどころはあるけれど、絵を描き始めたばかりの小さな子どもの作品が持つ絵の素朴さ、あたたかさが良い」という感想を。

一人一人に対して的確なアドバイスをしながらも、「サンリオの展示会でさぁ」など第一線のお仕事現場のこぼれ話をしてくださったり、安齋先生のお話は興味が尽きません。

今期の安齋先生の授業はこれで終わりです。しばらくはまたタモリ倶楽部でしかお目にかかれそうにないですね〜。
安齋先生、ありがとうございました。








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