絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年3月31日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2019-04-04 18:20:11 | 絵本研究科
本日3月31日の絵本レベルアップの授業は、高畠純先生です。
今日は消しゴムハンコを使って絵を作ります。



消しゴムは、「はんけしくん」という専用の物を使い、カッターナイフなどを使って掘っていきます。



同じ形でも、角度や色を変えて紙に押していくと、ひとつの形ですが色々な表現ができます。後で着彩してもOKです。
色を付けるところにスティックのりを薄く付けて、乾いてから水彩絵の具を使って色をつけます。
注意することは、のりが完全に乾いてから色を付けるようにしてください。文字などを掘る場合は反転して彫ってください。

高畠純先生の作品


生徒さんの作品
 

次の高畠純先生の授業は5月12日(日)です。
課題は11または15見開きの絵本のダミーを作ってきてください。

また「講談社絵本新人賞」にできるだけ応募してください。
受賞すれば講談社から絵本が出版されて、絵本作家への切符を手に入れることができます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年4月3日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2019-04-04 15:35:55 | 絵本わくわく塾
本日は児童文学作家の高科正信先生の授業です。テーマは「命の絵本」でした。
絵本の話の前に、宇宙の誕生・人類の誕生の話から始まりました。
宇宙の始まりから人類の誕生の話を聞いていると、面白くてどんどん話に入っていきます。
まだまだ話の続きはありそうでしたが、本題の「命の絵本」を紹介していきましょう。



・『木のうた』 イエラ・マリ  1977年 (ほるぷ出版)
・『よあけ』 ユリー・シュルヴィッツ 訳 瀬田貞二  1977年 (福音館書店)
季節の移り変わりや、夜から日が昇るまでの暗闇からの夜明けを、丁寧に表現しています。

・『たいよう でてきたぞ』 大橋政人 文  松成真理子 絵  2019年 (福音館書店)
子どもが感じることを、そのまま描いています。

・『せんをひくよろこび』 片山健  2014年  (福音館書店)
生きていることの喜びを、子どもが線を引くという行為で表現しています。
 
雪の降る空の上でも線を引きます。男の子の生命力を感じる絵本です。

・『くうちゃんがないた』 南 椌椌  2006年  (アリス館)
笑う 泣く 寝る は、子どもの仕事。
どんな悲しいことがあっても、赤ちゃんが笑うと微笑んでしまいます。

・『カボチャありがとう』 木葉井悦子  1994年 (架空社)
生命への愛と感謝を込めた絵本。
迫力のある絵で、生命力が溢れています。


生きることはすばらしいと、表現している絵本は沢山ありますね。

子どもの文学・絵本の表現は、子どもの文学に関わる大人たちが、これから生きる子どもたちに「バトン」を渡すことではないか。
「バトン」とは、魂や命と、かしこい知恵である。と 高科先生はおっしゃっていました。

最後の授業でしたので、課題(原稿)を遂行する。お話をしていただきました。
『はしをわたって しらないまちへ』は、8枚の原稿で20回書き直し遂行していったそうです。




書けば書き直すほど、前より必ず良くなると思って書き直し、出来るだけ読みやすい原稿で、出版社に渡しているそうです。
漢字でも「寂しい」と「淋しい」があります。どちらの漢字を使うか考えて遂行します。
句読点も、付ける箇所によって意味の強さが変わります。
最後まで考え遂行することは、大事です。

今期の授業は終わりましたが、来期ではまた違うテーマで話をします。
是非、スポット受講などで参加してくださいね。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする