絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2022年3月6日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2022-03-09 16:23:32 | 絵本ゆっくり塾
本日の絵本ゆっくりコースは、WAKKUN先生の今期最後の授業でした。
WAKKUN先生は最近、30年借りていたアトリエを引っ越すことになり、
片付けをしていたら、懐かしい雑誌が出てきたそうで、見せていただきました。



今とは少し作風が違っていますね。
今は墨を使って絵を描かれていますが、昔はペンやアクリル絵の具を使って描かれていたそうです。


それでは、課題(じゃばら本)の発表をしましょう。

前回は長い和紙に墨で絵を描きましたが、今回はもっと長くじゃばらにした絵本を作って発表しました。
集印帳を使って制作された方や、一から好きな大きさでじゃばら本を作っている方もいました。

完成まで出来なかった方もどんな気持ちで作りたいか、出来る範囲で発表していただきました。



繊細な切り絵で、ページをめくって重ねると背景が現れて、奥行きのある立体イラストのようで素晴らしかったです。



じゃばらの長さを生かして、ピアノの鍵盤に見立てているかたも。
地球から飛び出し宇宙のお話。
ロシアとウクライナの戦争の悲しいニュースを見て作られた作品。
じゃばらを縦にめくって、縦長を生かした構図で考えられた作品。



お一人で何冊も作られていた方もいて、沢山のアイデアを見せていただきました。

皆さんそれぞれに個性のある作品でした。


WAKKUN先生の授業は本日が最後でしたので、後半はWAKKUN先生のお話でした。

五感を通して揺れ動く心を育てることが大事。

木削りマスターの滝本ヨウさんのお話をお聞きしました。
自分の心と感覚だけで削る。
自分の気持ちと木との出会いで、世界に1つだけの作品に仕上げます。



WAKKUN先生の削った木を見せていただきました。
そしたら、実家に滝本ヨウさんの作品があります。という方が。
お話を聞くと、お母さんが買ったものだそうです。

素敵な話を聞くことが出来ました。
作品が時を越えて、次の世代の人に感動を与えています。



1995年の震災の時に、遠くから会いに来てくれた友だちもいましたが、
来れない人とも心は繋がっていると感じたそうです。

「物を作る時に思い(根っこの部分)を出す。
僕は絵、ミュージシャンは音とそれぞれだけど、生きている人間が生身で感じたことを表現する、ということを大切にしてほしい」
と熱く語ってくださいました。

WAKKUN先生からは、絵本やイラストの話だけでなく、生きて行く上での大事なものを、たくさん教わり気付かせていただきました。

WAKKUN先生、素敵な授業をありがとうございました。


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絵本とイラストを学べる「絵話塾」からのお知らせです。
絵話塾のガイダンスを下記の日程で行います。
各回5名で興味のある方は、ギャラリーVie絵話塾までお問い合せください。皆さん待っています!

2022年
3月12日(土)
●a.m11:00~
3月19日(土)
●a.m11:00~
3月26日(土)
●a.m11:00~
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ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
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