本日のサタケシュンスケ先生の授業は、イラストレーターとして活動する上で必要不可欠な、ポートフォリオについてです。
絵を見てもらうことが目的ですが、何をどう見せるかを考えていきましょう。
作品ファイルとウェブサイトの2つの使い分け方と、それぞれにどんな工夫をするかを、お話ししていきます。
①作品ファイル
今はウェブサイトの比率が高くなったとはいえ、まだまだ紙の資料が必要な場面があります。
外出先で自己紹介する際はもちろん、人を介して紹介してしてもらう際などには、手にとって見てもらえるという強みがあります。
サタケ先生は、「営業用のファイルは簡素で薄い物が良いでしょう」と提案して下さいました。その理由は…
持ち込み営業先では、相手から貴重な時間をもらっているという自覚を持つこと。
限られた時間の中で見せるため、作品の印象が薄れないように、今見てもらいたいものだけを厳選して、ファイリングしましょう。
たくさん作って渡す物ですから、コスト意識を持つことも大事です。
渡す側も、受け取る側も気兼ねないくらいののものが、ちょうど良いですね。
使用画材や制作時間、完成までの流れなどの情報を加えると相手にとって安心できる材料となります。
イベントやグループ展などで大量に配布する時は、zine(小冊子)なども有効です。
力作をどっさりまとめて渡すよりも、新作をこまめに渡す方がずっと効果的ですよ。
サタケ先生も、何度もエージェンシーに見てもらいに行っていたそうです。
もらった意見を元に、修正して持っていくなどのやり取りがあると、相手も見た甲斐があると感じます。
姿勢は大事ですよ、アプローチしていきましょう。1回勝負ではありません、何度でも再営業しましょう。
ここで、サタケ先生の新旧のポートフォリオを、比較して見せていただきました。
まずは過去のポートフォリオです。文字はなく、大きな画像で構成されていて、色使いは統一されており、自身のスタイルを全面に出した作品集的な物でした。
最後のページのプローフィールには、連絡先がありません。
相手の反応は作品は面白いけれど、何の仕事に使えば良いのかわからない、といった物だったそうです。
現在のポートフォリオでは、最初のページにプロフィールがあり、後々見る人がこんな人だとわかりやすいように写真を入れておられました。
細やかな配慮でぜひ真似したいですね。
そしてもちろん連絡先も、名刺を渡していたとしても必ず入れています。
構成は、前半にオリジナル作品を、得意なものや描きたいものでアピールしています。
後半に仕事や実績、実例を載せています。
1ページごとに緩急つけたレイアウトをし、色んな雰囲気の絵を入れて、読み物としても成り立つものが良いですね。
営業先によって内容を入れ替えるのも効果的です。
他にも、作品ファイルを作成するためのソフトや、形式、サイズなどについても詳しく教えていただきました。
②ウェブサイト
サタケ先生の場合、お仕事の9割以上がウェブサイト経由での依頼だそうです。
作品ファイルと違って、掲載量に制限がなく、むしろたくさん絵があることが信用につながります。
無作為に載せるのではなく、整理して載せましょう。
見せ方の工夫としては、今見て欲しいものを前面に持ってきて、時系列に埋もれないように意図的に目に入りやすくします。
また、ジャンル分けや、タグ付けで検索性を高めたり、関連する情報ページへ誘導リンクを貼り、閲覧の流れを止めない工夫をします。
他にも、写真の工夫で作品を綺麗に見せるコツや、プロジェクト単位でどう面白く見せるか、スマホタブレット端末への対応、
ドメインやプロフィール、更新頻度からブログの事、ウェブサイト制作ツールのおすすめなどなど‥
他にもためになるたくさんの細やかなアイデアやテクニックを教えていただきました。
とはいえPC作業が苦手な方は無理せず人に頼んでしまうのも手です。
それからウェブの世界は動きがとても早いので、常にアンテナを張って置く必要がありますね。
では、みんなでポートフォリオをみてみましょう。
今後ポートフォリオを新しくまとめられた方は、いつでも見せて相談してくださいね。
本日のワークショップでは、文章につける挿絵イラストを考えます。
今回は、重い内容の記事です。
この場合での冒頭、見開きのイラストの選び方のヒントや、横長・縦長の空間の埋めかた、モチーフの組み方を教えていただき、
生徒のみなさんも、なるほど!と納得していました。
人物を描く時、表情や目線をあえて外すことで自分を絵に投影させつつも、緊張感を和らげることができますよ。
何が一番伝えたい部分かをはっきりさせると絵の切り取り方が上手くなります。
絵を見てもらうことが目的ですが、何をどう見せるかを考えていきましょう。
作品ファイルとウェブサイトの2つの使い分け方と、それぞれにどんな工夫をするかを、お話ししていきます。
①作品ファイル
今はウェブサイトの比率が高くなったとはいえ、まだまだ紙の資料が必要な場面があります。
外出先で自己紹介する際はもちろん、人を介して紹介してしてもらう際などには、手にとって見てもらえるという強みがあります。
サタケ先生は、「営業用のファイルは簡素で薄い物が良いでしょう」と提案して下さいました。その理由は…
持ち込み営業先では、相手から貴重な時間をもらっているという自覚を持つこと。
限られた時間の中で見せるため、作品の印象が薄れないように、今見てもらいたいものだけを厳選して、ファイリングしましょう。
たくさん作って渡す物ですから、コスト意識を持つことも大事です。
渡す側も、受け取る側も気兼ねないくらいののものが、ちょうど良いですね。
使用画材や制作時間、完成までの流れなどの情報を加えると相手にとって安心できる材料となります。
イベントやグループ展などで大量に配布する時は、zine(小冊子)なども有効です。
力作をどっさりまとめて渡すよりも、新作をこまめに渡す方がずっと効果的ですよ。
サタケ先生も、何度もエージェンシーに見てもらいに行っていたそうです。
もらった意見を元に、修正して持っていくなどのやり取りがあると、相手も見た甲斐があると感じます。
姿勢は大事ですよ、アプローチしていきましょう。1回勝負ではありません、何度でも再営業しましょう。
ここで、サタケ先生の新旧のポートフォリオを、比較して見せていただきました。
まずは過去のポートフォリオです。文字はなく、大きな画像で構成されていて、色使いは統一されており、自身のスタイルを全面に出した作品集的な物でした。
最後のページのプローフィールには、連絡先がありません。
相手の反応は作品は面白いけれど、何の仕事に使えば良いのかわからない、といった物だったそうです。
現在のポートフォリオでは、最初のページにプロフィールがあり、後々見る人がこんな人だとわかりやすいように写真を入れておられました。
細やかな配慮でぜひ真似したいですね。
そしてもちろん連絡先も、名刺を渡していたとしても必ず入れています。
構成は、前半にオリジナル作品を、得意なものや描きたいものでアピールしています。
後半に仕事や実績、実例を載せています。
1ページごとに緩急つけたレイアウトをし、色んな雰囲気の絵を入れて、読み物としても成り立つものが良いですね。
営業先によって内容を入れ替えるのも効果的です。
他にも、作品ファイルを作成するためのソフトや、形式、サイズなどについても詳しく教えていただきました。
②ウェブサイト
サタケ先生の場合、お仕事の9割以上がウェブサイト経由での依頼だそうです。
作品ファイルと違って、掲載量に制限がなく、むしろたくさん絵があることが信用につながります。
無作為に載せるのではなく、整理して載せましょう。
見せ方の工夫としては、今見て欲しいものを前面に持ってきて、時系列に埋もれないように意図的に目に入りやすくします。
また、ジャンル分けや、タグ付けで検索性を高めたり、関連する情報ページへ誘導リンクを貼り、閲覧の流れを止めない工夫をします。
他にも、写真の工夫で作品を綺麗に見せるコツや、プロジェクト単位でどう面白く見せるか、スマホタブレット端末への対応、
ドメインやプロフィール、更新頻度からブログの事、ウェブサイト制作ツールのおすすめなどなど‥
他にもためになるたくさんの細やかなアイデアやテクニックを教えていただきました。
とはいえPC作業が苦手な方は無理せず人に頼んでしまうのも手です。
それからウェブの世界は動きがとても早いので、常にアンテナを張って置く必要がありますね。
では、みんなでポートフォリオをみてみましょう。
今後ポートフォリオを新しくまとめられた方は、いつでも見せて相談してくださいね。
本日のワークショップでは、文章につける挿絵イラストを考えます。
今回は、重い内容の記事です。
この場合での冒頭、見開きのイラストの選び方のヒントや、横長・縦長の空間の埋めかた、モチーフの組み方を教えていただき、
生徒のみなさんも、なるほど!と納得していました。
人物を描く時、表情や目線をあえて外すことで自分を絵に投影させつつも、緊張感を和らげることができますよ。
何が一番伝えたい部分かをはっきりさせると絵の切り取り方が上手くなります。