本日の絵本ゆっくりコースは、荒井良二さんの今期最後の授業でした。
本日が最後の授業で、8月16日(火)〜8月28日(日)まで、修了作品展が開催されます。
「みんなどんな作品なの?タイトルは何ていうの?」
「絵本を一冊作ると、いっぱい気づきがあるよ。客観視して観れるからいいよね」
修了作品展の絵本の話をして、本日の授業が始まりました。
本日のミニ絵本作りのワークショップは、
不便なこと(便利じゃないこと)を考えて、2コマ、3コマ程度の短い絵本を作ります。
不便なことを書き出しました。
・エレベーターの無い高層住宅
・車が通れない道
・電気のない夜
・不便な乗り換え(トランジット)
・お湯の出ないシャワー
・底のない靴 など
車が通れない道なら歩くしかない。 車ではなく別のものなら通れる?と考えていきます。
回り道・迂回をすることが、絵本ぽいのです。
今回のテーマは、不可能を可能にする。
「不便の利」不便なほど絵本につながるアイデアが浮かびそうですね。
では始めましょう。
荒井良二さんは一人ずつに声を掛けながら、アイデアを聞いていきます。
笑えない現実も絵本的な発想で有りになります。
例えば、戦争反対の絵本だとしても、
「戦争反対」を使わずに、比喩的に何かに置き換えて書くといいのでは。
荒井良二さんの絵本には、直接的に伝える事はなくても「戦争反対」や「平和」を伝える絵本がたくさんあります。
アイデアがどんどん浮かんで、2冊目を描いている方もいました。とても楽しそうです。
2コマ、3コマで完結出来るので、頭の体操として普段から考えてみるのもいいでしょうね。
あっという間に3時間が過ぎました。
本日は修了式も行います。
修了証をお渡しして、その後は皆で食事会をしました。
今期はコロナ禍だったこともあって、ほとんど食事会も出来なかったのですが、
最後にゆっくり話も出来て楽しい時間でした。
そして、皆さんがマスクを外した顔もあまり見たことがなかったので新鮮でした。
修了展は8月16日(火)から始まります。
皆さんの作品を楽しみにしています。