本日は、荒井良二さんの授業です。
スポット受講の方も多いので、教室は賑やかです。
「みんな、どんな絵本が作りたいの」という質問から始まりました。
・子どもが何度も読み返す絵本
・自分の作った絵本が、本屋に並ぶといいな
・自分のために自分に贈る絵本
荒井さんは、高校三年生の時に絵を描いていて、絵本は描かないの?と訊かれたのが始まりだったそうです。
アメリカの本やアンディウォーホルなどのPOPアートに興味を持ち、プリントしたものを多くの人に見てもらえる。自分はここに居て絵が旅立っていく。それに絵本だと文章も作れる。という思いから絵本を作るようになります。
そして、編集者の土井章史さんと初の絵本『ユックリとジョジョに』が1991年に出版されました。
最近では、聖心女子大学でキュレーターの宮本武典さんとの特別授業も興味深い話でした。
休憩を挟んで後半は、ミニ絵本のワークショップをします。
1〜24ページの白い冊子にページ数を書き込みます。
今日のテーマは、題名が『にゅーでたよでたよ』
タイトルは決まってますが、内容は自由です。
長新太さんの『ちへいせんのみえるところ』を読み聞かせていただきました。
扉のページの真ん中に一本線が引いてあって、その線は地平線です。
文章は「でました」だけです。
1,2ページの何も無い地平線が、途中の見開きでも出てきます。そして最後の見開きも同じ地平線のみで終わります。
何ページ目に同じ絵の見開きがくるのか、確認してみます。
こうやって、気になる絵本を読んで、どんなリズムで進んでいるのかを知ることは大事ですね。
短い時間で完成されたかたもいらしゃいました。
本日のワークショップのように、頭の中で考えたものを素早く出す。という作業をしていってほしいです。
最後に荒井さんからお知らせです!
荒井良二 Journey
『ねことほんとのはなし』
2024.12.07(土)〜2024.12.29(日)
『ねこのゆめ』の原画展が、京都のNEUTRLで開催されます。