今日はイラストレーター朝野ペコ先生の2回目の授業です。
今回の授業は、前半に「以前携わった映画のお仕事」、後半は「オリジナリティーについて」です。
まず前半は、2021年公開された映画『花束みたいな恋をした』でペコ先生が劇中のイラストを担当されたお話です。
イラストレーターが映画製作に関わるということはあまり多くないそうですが、製作期間が長期にわたるということもあり、
ペコ先生自身、とても学ぶことが多かったそうです。
●映画のお仕事
「SNSでイラストを見てもらったことがきっかけで「どういった紙を使うか」「どういった感じでイラストを描くのか」といったことから細かくヒアリングして下さり、使うペンや紙を1つずつ選ばせてもらいました。
撮影期間中は、毎週のように撮影に立ち会われ、監督の後ろでイラストを描かれるシーンをチェックしておられたそうです。
「撮影の時にそれが映るかは分からない一瞬のシーンだけれど、しっかり作り込んでいたりして、見えていない部分の作業量が多いんだなと感じました。映画製作に携わっている方は映画愛がある方が多かったです」。
本編の中で使われたペコ先生が制作されたタイトル文字や、撮影で使われた食べ物の写真なども交えてお話し頂きました。
●オリジナリティーについて
自分が影響を受けたもの、例えば子どもの頃に好きだった物はなぜ好きだったのかを研究してみましょう。
ペコ先生は、子どもの頃、映画が好きで、学校から帰ると、映画雑誌のハリウッドスターの似顔絵を描いて過ごしていたそうです。
「子どもの頃に好きだったものは「友達が好きだから好き」「流行っているから好き』というのではなく、
『自分が良いと思っているから好き」が出やすいのでは、と考えています。
また、ヒッチコックの映画も好きだったので、そこから「想像させる」とか「カメラワーク」について影響を受けたように思います。
好きの要因は、1つではなく、いろんなものから吸収してミックスされているので、その作業を繰り返すことでオリジナリティーが生まれていきます。
●ポイント
皆さんも何が好きなのか、どこに惹かれているのか、自分の「好き」を深堀りしていくために書き出してみてください。
それぞれ子どもの頃のことを振り返って書き出していくと、同じ物が好きな場合でも、「好き」の要因が違っていたりして面白いですね。
書き出したあと、近くの人同士で見せ合ったりして、それぞれのオリジナリティーのヒントが沢山感じられた授業になりました。
では次の授業でお会いしましょう!
●ガイダンス(説明会)のお知らせです。
絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
お待ちしています。
2023年
2月26日(日)・3月12日(日)p.m6:00~
2月23日(木祝)・3月21日(火祝)p.m2:00〜 p.m5:00〜
2月25日(土)・3月25日(土)p.m2:00~
3月5日(日)p.m5:00~ 3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~
詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。