本日の絵本ゆっくりコースは、荒井良二さんの初回の授業でした。
「無駄話が好きなんだよなぁ。 無駄話をしながらお互いを歩み寄ることが出来るじゃない」と荒井さん。
授業の前半は、最近出版した本のお知らせや絵本についてお話されました。
BON BOOKという出版社から『絵本になる前の絵本』を、無印良品のMUJI BOOKSから3000部発売されました。
23枚の原画集で、個展で描く絵を絵本にした一枚一枚をじっくり見て楽しめる絵本です。
この絵本は3000部ですので、全国の無印良品で発売はされていません。
とても美しい絵本ですので、手に取って見てみたいですね。
出版物のお知らせのあともお話が続きます。
「絵本は子ども向けと思う方が多いですが、自分は子ども向けと決めて作っていない」
絵本を作り始めた頃は、子ども向けの絵本でないことに指摘されていたそうです。
でもそんな絵本でも海外の絵本賞で、日本代表に選ばれ専門家の人々からは誉めていただけることもあります。
「自分は、全員の人から 素晴らしい と言われたくないし、そういう絵本は作れない」と 荒井さんはおっしゃっていました。
「絵本を作ると同時に個展も沢山やってきて、個展で発売する絵本は、自分が好きなように作った自費出版の絵本もあります。みんなも自分を喜ばせることを忘れないでほしい」
荒井さんの言葉を聞いて、自由に楽しみながら絵本制作を続けたいなと思いました。
後半はミニ絵本のワークショップです。
本日は「冬のことを考えよう」
まず、冬について考えてみます。
・ゆき ・こたつ ・クリスマス など
見開きで右に絵、左に文を書いていきます。
自分の描いた文章の中から、タイトルを考えます。
クリスマスの話でも、クリスマスという言葉を使わないで、クリスマスを表現するといいよ。
じつは『きょうというひ』は、そんな絵本なんです。
あと、繰り返しの言葉があるとリズムが出ていいですね。
完成した作品もありますね。
本日は、小学校4年生の女の子も参加していましたが、彼女の作った作品が素晴らしかったです。
「ここはどこ?」
どこ見ても真っしろい雪げしき
さむいさむい真っしろい雪げしき
この繰り返しの言葉で「真しろい雪げしき」が強調され、冬の景色が想像できます。
最後に若い才能に刺激を受け、本日の授業は終わりました。
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