今日はイラストレベルアップコース、イラストレーター山内庸資先生の授業です。
今回の授業は三部制です。授業の前半は、生徒さんからの質問に答える形で、山内先生がお仕事でされている「アイソメトリックイラスト」についてです。
「アイソメトリックイラスト」とは、立体を斜め上から見たような俯瞰図のことです。
立体を視覚的に表現出来るため、建築やインテリア、地図など、様々なイラストに使われています。
山内先生は、地図のアイソメトリックイラストを描く際「駅がここにあるなら、目的地に行く際はどの道を通るか」などを考えながら、実際にある道全てを描くのではなく、線の取捨選択を行われておられるそうです。
「アイソメトリックイラストに興味を持ったなら、最初は難しいなと思っても、人物だけ、乗り物だけ、など『どこからなら出来そうか』を考えて描いてみると良いです」
中盤は、「リサーチの重要性」についてです。
クライアントワークでは、代理店や出版社、デザイン会社の方などからイラストのお仕事を頂きます。営業をする際は、デザイナーや編集者の方などを知っておく必要性があります。
気になったら本やネットなどで調べる、ということを習慣化させることが大切です。
東京だけではなく、関西にも大勢のデザイン会社やデザイナーの方がいるので、山内先生がご紹介して下さいました。
また、リサーチのためにイベントや展覧会など自分が気になったものには足を運びましょう。実際に作品を見たり、空間に触れると思わぬ出会いや感動、繋がりが生まれます。
そういった場所で実際に作者やギャラリーの方とお会いしたり、お話が出来たりすると、それらが自分の中で蓄積されて、将来的に繋がっていくことがあります。すぐではなくても、まわりまわって、イラストに反映されていきます。
授業の後半は「人物の顔を魅力的に描く」です。
お仕事の6~7割は人物のイラストです。以前の授業で行いましたが「人物の頭身を描き分けられる」だけではなく、「魅力的な顔を描く」ことでイラストの良さが増します。
顔のアップなので、丁寧に描くことが大切です。仕事として成立しているか?また、耳の形や鼻の穴などのディティールはどうするか?ということも考えて描いてみましょう。
15分描く時間をとって描けた方は発表です。
・しっかりとした顔の描き込みを意識した
・顔に特徴のある俳優の方を描いた
・先生の似顔絵を描いてみた
先生からは1人ずつに「アナログ画材で描く時のポイント」や「線の太さ」などアドバイスが伝えられました。
さて、次回の授業までの課題です。
1.イベントに行く
2.展覧会に行く
3.好きなデザイナーの方を調べてレポートにする。
以上3つの課題が出ましたので、皆さん色々な場所に足を運んでくださいね!
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