今日はイラストレベルアップコース、山内庸資先生の授業です。
今回はゲストスピーカーとしてイラストレーターのunpis(ウンピス)さんをお迎えして、リモートでの対談授業です。
unpisさんは、2018年からSNS等で活動を開始、2020年に独立をされ、書籍やポスター、広告、パッケージ、イベントや店内のアートワークなど多岐に及ぶお仕事をされています。2021年には自身初の作品集「DISCOVER」(グラフィック社)を出版されています。
過去の代表的なお仕事を1つひとつご自身で説明して頂きながら、
対談形式で授業が進みます。
山内先生(以下敬称略):独立されて間もない頃、unpisさんのイラストを拝見し、アイデアをイラストとして高い次元で落とし込んでおられて、衝撃を受けた記憶があります。
unpisさん(以下敬称略):ありがとうございます。私のお仕事は、①アイデア と ②キャラクター的な要素の2つを求められることが多いです。
山内:絵本のお仕事では、文章に合わせるだけではなく、unpisさんのカラーが出たイラストになっていますね。
unpis:キャラクターや表情を考えたりすることも面白かったですね。子どもの視点に立ってお仕事をする機会があまりないので、編集者の方から「子どもの視点だと、ここが気になるので修正しましょう」というのも面白かったです。
山内:以前unpisさんとお話をした時も思ったのですが、unpisさんは「聞く力」「聞き出す力」が素晴らしいなと思っています。何を求められているのか、相手の視点に立って、話を聞き出してまとめる力がすごいなと感じています。
unpis:自分ではそのように思っていなかったです。そう言って頂けるのは美大時代や社会人としてデザイナーをしていた頃、デザインを勉強して、コンセプトを決め、それを目指して制作していたからかなと思います。
授業内では他にも、失敗談や、デザイナーさんとのやりとりのこと、
空間演出のお仕事などについても教えて頂きました。
授業の後半では、unpisさんのアイデアの出し方、視点、インプットのお話をお伺いしました。
山内:普段どのようにアイデアを抽出していますか?
unpis:大学時代の写真の授業をきっかけにして、物を色でとらえることや、本来の意味を外してその物のビジュアルとしての面白さを感じて見ています。
山内:unpisさんが偶然、面白い物に出会っているわけではなくて、そういう視点で日常を見ているので、面白い物が発見されるのですね。
unpis:そうですね。結構どこにでもある景色だけど、よく見ると面白いことがいっぱいあるという感じです。
また、授業では展示や画材のこと、色づかいについて、イラストレーターになったきっかけなどもお伺い出来ましたよ。
生徒さんからunpisさんへ直接質問出来る時間もあり、贅沢でボリュームたっぷりの授業になりました。
最後にunpisさんから皆さんへ「イラストは楽しいので続けていきましょう」というお言葉で授業が締めくくられました。
unpisさん、長いお時間、お話を聞かせて頂きましてありがとうございました。
では次回まで、ナマステ!
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