やまめの庭つくり

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ギンリョウソウ

2008-06-26 | 植物
先日小田原に行ったときに,圃場のカヤの樹の根元になにやら白いものがたくさん出ていました.

これは!いつかどこかで見たことがある~yellow15

と思ったけれど,名前もど忘れsymbol6symbol6


とりあえず写真,撮ってきました.





葉緑素を持たず,キノコのような,ランのような・・・・

美しいような,不吉なような・・・nose4


ということで,調べましたyellow24



植物名:ギンリョウソウ(銀竜草)

別名:ユウレイタケ  

イチヤクソウ科

学名:Monotropastrum humile

花期:春~夏

この植物は腐生植物(菌根植物)といって,自分では葉緑素を持たないため,根についた菌が分解した栄養素を間接的に吸収して生きています.花の時期だけ地上に出るらしいです.


林床に生え,ベニタケ属の菌類と菌根(菌類の菌糸が根の表面または表面に近い組織で繁殖する外菌根)を形成し,菌が共生する樹木が光合成して作った有機物を,菌経由で吸収している,つまり菌に寄生しているわけですね.

そういえば,ラン等では,菌根を持つものが多いですね.

植物=葉緑素,という図式が頭に浮かびがちですが,実は多様な生き方をしているんだなと改めて実感しました.

繁殖はマルハナバチなどにより受粉し,液果をつけるらしく,普通なところが不思議に思えますalien


似たような寄生生活をしている植物を調べてみたら,アキノギンリョウソウ,ナンバンギセル,サカネラン,ムヨウラン,ショウキラン,マヤラン,他にヒナノシャクジョウ科,ホンゴウソウ科など,色々ありました.

見たことないけれど,面白い植物はまだまだきっとたくさんあるはず・・・

これからも出会いが楽しみですkirakira2