先週のねこまたさんのブログを見て,
(しまった!忘れてた
横山大観展の二の舞じゃ~)
と,あせったのですが,とうとう今日行ってきました“大琳派展”.
・・・といっても,正直,琳派ってよくわかっていませんでした.
リンパ,というと,前の仕事柄,リンパ腺とかリンパ球などを真っ先に思い浮かべてしまうくらいですから.
とにかく直感で見に行かなけば,と思っていたわけです.
なんだか造園に関係ありそうな気がしたんです.
考えてみたら,日本画の展覧会は初めてかも.
本阿弥光悦も俵屋宗達も尾形光琳も,名前だけは知っていました.
でも,この人たちってつながってたの???って感じです.
ま,とにかく.
朝10時過ぎに東京国立博物館に着.
今日は平日だから空いているかな~と期待していったのですが,
どっこい,シニア世代は活動的&文化的だったのです.
朝からすごい熱気でした.
それでも受付まではすんなり行けたのですが,作品の最初からいきなり渋滞.
特に和歌など文字が書いてあるケースの前では20分くらいストップしたまま.
ここでもシニア世代はまじめにひとつひとつ読もうとしているのでした
もう,仕方ないから,和歌のところは群衆の後ろから斜め読み感覚で過ぎ,絵を中心に見て回りました.
知っている絵が沢山ありました.
草花の線の美しさ,圧倒されました.
どれもよかったのですが,気になった植物はメヒシバと,クズ,ツタ,タチアオイ.
流れるような草葉のライン.
風,水の表現.
気になった作家は,鈴木其一.
風神雷神図は,宗達のものが一番スキです.
画面を感性で切り取って,一番きれいに見えるところ,どうです,こんな感じで.
って見せられている気がしました.
写実ではなく,計算されたデザイン的な配置ですね.
明るくてわかりやすくて親しみが感じられます.
無駄のない効果的なライン.
迷いもなく,なめらかでリズミカル.
墨一色で,輪郭を浮かび上がらせたり,立体感を出していく技と感性はすごいと思いました.
琳派の初期の人たちは,本人に師事するのでなく過去の作品に惚れ込み,手法と構図をコピーすることを通して自分自身の感性を表現していったんですね.
(もちろん,時代が下るとだんだん師弟関係になっていったのですが.)
真似ても模倣におさまらず,何かうちから表現したいものがあふれてくるから違うものになっていくんですね.
真似したいと思うのは感覚的なものが似ているから...
きっと.
正直,日本の芸術の世界で,こんなに自由にのびのびとした感覚が息づいていたことに驚きです.
本阿弥光悦なんて,プロデューサーのような位置づけになっているようだし,光琳と乾山のコラボや図案帖など,デザイナーの工房みたいだし.
江戸時代は自由で商業的な文化が根付いていたんだなぁ・・・・
3時間の鑑賞の後,ミュージアムショップで図録を買おうかと思ったのですが,作品集というより,琳派そのものをもう少し知りたいと思ってわかりやすそうな本を2冊買いました.
左の雑誌は展覧会に行く前に着け刃の知識を頭に入れるため,先月買っておいたものです.
ところで,会場で,チョンマゲの男の人を見ました.
作品でなく,その人の後頭部をガン見してしまった・・・
説明したくて,絵にしてしまいました・・・・・・
もちろん,ズラではなく,ちゃんと剃ってましたよ~
(しまった!忘れてた
横山大観展の二の舞じゃ~)
と,あせったのですが,とうとう今日行ってきました“大琳派展”.
・・・といっても,正直,琳派ってよくわかっていませんでした.
リンパ,というと,前の仕事柄,リンパ腺とかリンパ球などを真っ先に思い浮かべてしまうくらいですから.
とにかく直感で見に行かなけば,と思っていたわけです.
なんだか造園に関係ありそうな気がしたんです.
考えてみたら,日本画の展覧会は初めてかも.
本阿弥光悦も俵屋宗達も尾形光琳も,名前だけは知っていました.
でも,この人たちってつながってたの???って感じです.
ま,とにかく.
朝10時過ぎに東京国立博物館に着.
今日は平日だから空いているかな~と期待していったのですが,
どっこい,シニア世代は活動的&文化的だったのです.
朝からすごい熱気でした.
それでも受付まではすんなり行けたのですが,作品の最初からいきなり渋滞.
特に和歌など文字が書いてあるケースの前では20分くらいストップしたまま.
ここでもシニア世代はまじめにひとつひとつ読もうとしているのでした
もう,仕方ないから,和歌のところは群衆の後ろから斜め読み感覚で過ぎ,絵を中心に見て回りました.
知っている絵が沢山ありました.
草花の線の美しさ,圧倒されました.
どれもよかったのですが,気になった植物はメヒシバと,クズ,ツタ,タチアオイ.
流れるような草葉のライン.
風,水の表現.
気になった作家は,鈴木其一.
風神雷神図は,宗達のものが一番スキです.
画面を感性で切り取って,一番きれいに見えるところ,どうです,こんな感じで.
って見せられている気がしました.
写実ではなく,計算されたデザイン的な配置ですね.
明るくてわかりやすくて親しみが感じられます.
無駄のない効果的なライン.
迷いもなく,なめらかでリズミカル.
墨一色で,輪郭を浮かび上がらせたり,立体感を出していく技と感性はすごいと思いました.
琳派の初期の人たちは,本人に師事するのでなく過去の作品に惚れ込み,手法と構図をコピーすることを通して自分自身の感性を表現していったんですね.
(もちろん,時代が下るとだんだん師弟関係になっていったのですが.)
真似ても模倣におさまらず,何かうちから表現したいものがあふれてくるから違うものになっていくんですね.
真似したいと思うのは感覚的なものが似ているから...
きっと.
正直,日本の芸術の世界で,こんなに自由にのびのびとした感覚が息づいていたことに驚きです.
本阿弥光悦なんて,プロデューサーのような位置づけになっているようだし,光琳と乾山のコラボや図案帖など,デザイナーの工房みたいだし.
江戸時代は自由で商業的な文化が根付いていたんだなぁ・・・・
3時間の鑑賞の後,ミュージアムショップで図録を買おうかと思ったのですが,作品集というより,琳派そのものをもう少し知りたいと思ってわかりやすそうな本を2冊買いました.
左の雑誌は展覧会に行く前に着け刃の知識を頭に入れるため,先月買っておいたものです.
ところで,会場で,チョンマゲの男の人を見ました.
作品でなく,その人の後頭部をガン見してしまった・・・
説明したくて,絵にしてしまいました・・・・・・
もちろん,ズラではなく,ちゃんと剃ってましたよ~