先日,浜離宮にボランティアで行った際,希望者だけガイド付きで見学することが出来ました.
色々と歴史のある話を聞けて楽しかったのですが,一番面白かったのは鴨猟の話でした.
鴨猟のための池があり,放射状に引堀という狭い水路が造られています.
池には餌付けされたアヒルを放しておき,鴨と仲良くさせるんだそうです.
鴨を捕る日は風下にあたる場所の「大覗き」という小屋から鴨の様子を観察.
大覗きから鴨がたくさんいることを確認.
今度は「小覗き」という場所に移動し,
(初めて見たとき,古墳?て・・・思いました)
板木で「コンコン」とアヒルにえさを与えることを知らせます.
すると,引き堀にアヒルが入ってくるのですが,それにつられて鴨も警戒しないで付いてくるとのこと.
この細い溝のような引き堀の左右に同じ数の人間が待ち伏せし,絹糸を張った叉手網(さであみ)で逃げようとして飛び立つ鴨をキャッチするんだそうです.
逃がしたら鴨の群れが来なくなってしまうので,叉手網で取り損なった鴨は弓で,更に取り損なった鴨は鷹匠がハヤブサなどを操って捕まえたんだそうです.
叉手網は,鴨を傷つけずに捕獲するので,内外の賓客も皇室とともに行うことがあるそうです.
この猟法は中国から伝わったそうですが,中国では廃れてしまったということで,皇室が伝統的な猟法を受け継いできたということになるそうです.
皇室があるからこそ伝わり続けているものってきっと沢山あるんでしょうね・・・
ちなみに現在は捕った鴨はキャッチ&リリースしているそうで,足に鑑別No.をつけ,外国でもかなり見つかっているそうです.
鴨の生態調査の側面も担っているらしいです.
浜離宮は,関東大震災や空襲でずいぶん焼失してしまったのですが,
汐入の池にある中島を結ぶ橋には,茶屋を挟んで,紫の藤と白い藤の棚が続いていたそうで,さながら藤のトンネルをくぐり抜ける感じだったのでしょう
そういう景色を見たかった・・・
今は橋だけ.
ここに藤のトンネルがあったら素敵だろうなぁ.
色々と歴史のある話を聞けて楽しかったのですが,一番面白かったのは鴨猟の話でした.
鴨猟のための池があり,放射状に引堀という狭い水路が造られています.
池には餌付けされたアヒルを放しておき,鴨と仲良くさせるんだそうです.
鴨を捕る日は風下にあたる場所の「大覗き」という小屋から鴨の様子を観察.
大覗きから鴨がたくさんいることを確認.
今度は「小覗き」という場所に移動し,
(初めて見たとき,古墳?て・・・思いました)
板木で「コンコン」とアヒルにえさを与えることを知らせます.
すると,引き堀にアヒルが入ってくるのですが,それにつられて鴨も警戒しないで付いてくるとのこと.
この細い溝のような引き堀の左右に同じ数の人間が待ち伏せし,絹糸を張った叉手網(さであみ)で逃げようとして飛び立つ鴨をキャッチするんだそうです.
逃がしたら鴨の群れが来なくなってしまうので,叉手網で取り損なった鴨は弓で,更に取り損なった鴨は鷹匠がハヤブサなどを操って捕まえたんだそうです.
叉手網は,鴨を傷つけずに捕獲するので,内外の賓客も皇室とともに行うことがあるそうです.
この猟法は中国から伝わったそうですが,中国では廃れてしまったということで,皇室が伝統的な猟法を受け継いできたということになるそうです.
皇室があるからこそ伝わり続けているものってきっと沢山あるんでしょうね・・・
ちなみに現在は捕った鴨はキャッチ&リリースしているそうで,足に鑑別No.をつけ,外国でもかなり見つかっているそうです.
鴨の生態調査の側面も担っているらしいです.
浜離宮は,関東大震災や空襲でずいぶん焼失してしまったのですが,
汐入の池にある中島を結ぶ橋には,茶屋を挟んで,紫の藤と白い藤の棚が続いていたそうで,さながら藤のトンネルをくぐり抜ける感じだったのでしょう
そういう景色を見たかった・・・
今は橋だけ.
ここに藤のトンネルがあったら素敵だろうなぁ.