やまめの庭つくり

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アーツ&クラフツ展

2009-03-07 | ノンジャンル
今日は上野の東京都美術館に

「アーツ&クラフツ展」~ウィリアム・モリスから民芸まで~

を見に行ってきました.



アーツ&クラフツ運動という言葉は知らなかったのですが,ウィリアム・モリスの図案,色々なところで見かけますね.

ずっと前からとても好きだったので,系統的に知ることが出来るチャンスだと思って,出かけました.

展覧会の構成は,3部に分かれていて,

アーツ&クラフツ運動の起点となったイギリス,

その影響を受け,各国独自の発達をしたヨーロッパ,

柳宗悦らが中心になった民芸運動で脚光を浴びた日本の作品

に分かれています.

いずれも工業化が急激に進み,人間らしさや伝統的な物が排除されていく危機感から,手仕事のよさを見直し,自然や伝統から美を再発見し,シンプルなライフスタイルを提案するという,共通点がありました.

モリス達は自然や田舎暮らしの中で生活しながら自分の美意識を表した物に囲まれて生活することを理想としました.

作品を作ったデザイナーの名前を初めてきちんと公表して,デザイナーの地位向上にも貢献したそうです.

モリス達の会社の作品,ウィーンやドイツ,北欧の作品,日本の民芸品・・・・

同じような思想から発展したものですが,各国の伝統やお国柄のようなものが作品に表現されるため,結構印象が違います.

やまめとしては,やはりイギリスのものがいいなぁsymbol4

シンプルといいながら華やかですから.

植物の表現もみていて飽きませんね.

とても単純化した表現なのに,芸術的.

図柄をじ~っと見れば見るほど,対象をよく観察することがとても大切なんだなと感じます.

それから,思想,というか価値観?

自分のいいと思うことをはっきりさせること.

それが出来ないと好きなものって選びきれないなーyellow22symbol6

自分の中の何かをじっと見つめて,外にあるものもじっと見つめて・・・

いいと思うもの,好きなもの,美しいものを選んで囲まれたい.

いつか.