やまめの庭つくり

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3年目の・・・

2010-10-22 | ガーデニング
白いシュウメイギクが咲き出しましたkirakira2




シュウメイギクなんて勝手に増えるし,育てるの簡単じゃない,という方はたくさんいるでしょうが・・・


とにかく鉢植えで育てると,夏の水切れを一,二度してしまうことでツボミが全滅という危険がつきまとうのです.

この白いシュウメイギクは2007年にガーデンショーのために購入したのですが,まさかの水切れで本番で使えず,枯れそうになったものを引き取ったという思い出の株です.

その後,2年間,毎年夏に気をつけていたのにたった一回か二回の油断で失敗してきました.

今年は猛暑で,やはり一度ツボミが出来た頃に水切れで全部だめになったのですが,気候が良かったのか二度目のツボミが上がってきました.

やまめの庭で初めての開花です!

白のシュウメイギクは,ピンクと違う清楚な美しさがありますねheart





根津美術館2

2010-10-22 | 庭園見学
根津美術館の日本庭園には,灯籠や如来像などのレリーフがたくさんありました.

それも,鎌倉~室町時代くらいの古くて石がいい感じに摩耗し,苔むしているものが数多く.

朝鮮灯籠.笠の部分が独特な形です.



大木と対になったように仲良く(?)

大きな木のそばに据えてある灯籠も多かった気がします.

長い年月で木が育ってしまってそういう景色になったのでしょうが.



なんとなく,怖い感じの灯籠.

ちょっと目がつり上がった顔のようにも見えます.



濡れ鷺型の灯籠.お茶室の近くに据えられる事が多いそうです.



火袋の形が膨らんでいます.

その形が似ている事から,三味線胴型というそうです.

全体的に丸みを帯びていて重たそう・・・



各パーツ,素材も年代も全く違う組み合わせ.

でも,何となく面白くていいかも.



丸くなって苔むしている,ひなびた山道にぴったりな灯籠.



古い石塔.

基壇の上の四角い部分には経文などを奉納するそうです.



12世紀末に大分県で制作された石仏.

今から800年以上前のものですねyellow25

そういうものが個人の庭にさりげなくあることがすごい.



コケとシダに被われた大きな手水鉢.

実際に使用するというより,添景物として自然の中に溶け込んでいってます.



青銅の異国情緒あふれるものも園路沿いにさりげなく設置されています.

鼻がもげて木で代用されているかわいそうだけどユーモラスなゾウ.



これは・・・中国のものでしょうか・・

鐘の上に乗って踏ん張っている竜.

何となくかわいい.




初代・根津嘉一郎という人は,政治家でもあり,東武鉄道をはじめとする数多くの会社の経営に携わった実業家だったそうですが,たいへんな財力と眼力をもって,美術品を収集していたんだなぁと改めて思います.

根津美術館というと,茶人でもあった嘉一郎氏の茶道具がよく紹介されているのでなんとなく高価な骨董品をこじんまりと展示する・・イメージだったのですが,またしても無知のなせる想像ですね.

展示館のとなりには大きな建物があり,たぶん収蔵品の保管などが行われているのでしょう.

とんでもなくたくさんの東洋美術品や,仏教美術品が保管されているようです.

いい勉強になりました.


もうひとつは,庭園内にお茶室がいくつかあったんですが,ちょうどお茶会が催されていたらしく,着物姿の女性達がたくさん日本庭園の中を歩き回り,お茶室の窓を開けたまま,道具を出したり支度をしたりしているところを見る事が出来ました.

これまでは使用している時は近づけず,使用していないと窓などが閉め切ってあって中を見る事が出来ない事ばかりだったので,人が実際に使用している様子を見る事が出来たのは新鮮で良かったです.

昔作られた空間ですが,今も脈々と使用されている施設というものはいいものだなぁ.

お庭も生活空間として人が関わっているのがいいなぁ~と,思いました.