八ヶ岳倶楽部にて

先月のグリーンアドバイザー研修旅行で八ヶ岳に行ったとき，お昼ご飯を八ヶ岳倶楽部でとることになりました．

八ヶ岳倶楽部という名前は知っていたのですが，実際にどんなところなのか，あまり知りませんでしたので，ここでwikiにて簡単に調べてみました．

まず，もともとは1970年代からこの大泉村に居を構えていた，柳生博さんが主体で庭づくりを始め，近隣の手入れの不十分な人工林から貰い受けた各種の樹木を，自宅や八ヶ岳倶楽部敷地に植林し雑木林として再生したそうです．その数は柳生さんによれば，あわせて一万本以上になるとのことで，年月が経って立派な雑木林になったということなのでしょう．

そして，1989年，大泉村西井出・西沢の森に，パブリックスペースとしてギャラリー・レストラン「八ヶ岳倶楽部」を開設したそうです．八ヶ岳倶楽部では，陶芸家を初めとしたアーティストの作品の展示販売が常時行われています．

建物・雑木林・囲炉裏・枕木を利用した散策路などの設計・作庭は，柳生博及び真吾ら家族の手によるものである，ということで，手作りの雑木林と庭，建物含めて，柳生さんの庭園世界観が表されている空間，と言っていいと思います．

・・・・前置きが長くなりましたが，とにかく，お昼を食べたくて立ち寄ったのです．
が，ツアーの人数が多くて一度に対応できないと言われ，１時間近く待つことに．

仕方ないので，敷地内のギャラリーやステージと呼ばれるアートスペースや，雑木林などを先に見学することにしました．

雑木林の中に，ステージという建物が建っていました．

屋根の上にも庭が・・・・

ネットで見つけたたぶん八ヶ岳倶楽部発足時の写真がこちら．

屋根の上に何もない，普通の建物だったんですね．

http://www.lcv.ne.jp/~everg/midokoro/yagyu.html

大きな苔玉が販売されていました．12600円位でした，確か・・・

この値段って，安いのか，高いのか．

枕木とアイアンの組み合わせベンチ．

完全にオブジェです．素敵

ただ，雑木林の中なので，じめじめし過ぎて座れませんけれど・

ステージのテラスに柳生真吾さんがいたので，にわかファンになって一緒に写真を撮ってもらいました．ミーハーです．

とってもらった後，何を話したらいいのかわからないので，そそくさと遠巻きにしてしまいました



首から提げていた「お昼を食べに来ていいよボタン」がやっと鳴ったので，食事に．

やまめたちが頼んだのはカレー．

おいしかったです～

お隣のテーブルでみんなが食べていたのはこれ．

本日のパスタ，といった感じなんですが，これもおいしい

そして，八ヶ岳倶楽部にきたら，絶対これをはずしちゃならない，というメニューがこのフルーツティー

このポットは3～4人分でたしか，2500円くらい．

小さめカップですが，ひとり3回くらいお代わりできるので，結構リーズナブルじゃないでしょうか．

中にはリンゴのスライスがどっさり．
他に，メロン，イチゴ，ブドウ，レモン，オレンジ，キウィ・・・惜しげもなく紅茶の中に漬けられています．

ちなみにウォーマーもついてくるので，最後まで温かい紅茶が飲めます

中のフルーツは食べられるのですが，たいてい紅茶の方に味がしみているので，あまりおいしくはありません．

食べたい人はイチゴなど酸味があるものの方が，おいしいと感じられるかも・・・！

アスクレピアス

もう８月になってしまい，秋や年末のことを考えることが多くなってきました・・・．



７月に八ヶ岳方面に行って，早半月が経ちましたが，まだ書きたいことがあるので，しばらくこのシリーズは続きます．

今日は初めて見た植物，アスクレピアスについて．

アスクレピアス‘チューベローサ’(ガガイモ科トウワタ属)

学名：Asclepiastuberosa

和名：ヤナギトウワタ

北米，アフリカ原産で花期は6月～9月，草丈は１mくらい．1842年に渡来したと言われています．耐寒性が強く，-15℃くらいまで大丈夫なので，八ヶ岳でも宿根草として育てられています．
葉が細長いところからヤナギ，タネが熟すとはじけて，中からシルクのようなものがボワッと出てくるところから，トウワタと呼ばれます．

園芸的にはこの‘チューベローサ’を含めて主に2種が栽培されていて，もう一種はクラサヴィカ(A.curassavica，トウワタ)で，こちらは耐寒性が弱く，7℃以下で枯れてしまうので，春にタネを蒔いて育てます．

それにしても，この花ひとつひとつにワタのような果実がつくと，結構モフモフっとした景色が秋に繰り広げられるのでしょうか