やまめの庭つくり

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バラシロカイガラムシ

2014-01-21 | バラ
お正月にのんびりしていたのですが,アルバイトが始まった途端フル稼働,毎日九時ちかくの帰宅が続いています.

何となくブログに書けるほど植物に触れていない気がして間が空いてしまいましたase2

今日は夕方お通夜に出席するために仕事はお休み.

久し振りに日中の庭を見る時間が出来ました.

大寒も過ぎ,今日の昼間はポカポカしていい感じでした.

が・・・

冬でも虫は見かけるものです.

鉢植えのバラにカイガラムシがあちこちくっついていました.

ちよっとピンボケですが,バラシロカイガラムシだと思います.



たぶん,写真上の方の白くて丸いのが雌で,真ん中あたりに写っている,細かくてたくさんいるのがオスかと.

メスはこの丸いロウ物質の中で数百の卵を産み,第一齢の幼虫は歩き回って気に入った場所を探し,口吻を突き立てて篩管から栄養分を吸うのだそうです.

オスはこの細長いロウ物質の中でサナギになり,小さなハエのような成虫になって飛び回るのだそうです.

カイガラムシの仲間には,脚が退化してなくなるタイプと,一生歩き回れるタイプ,普段は固着生活をしていても環境が悪化すると温存していた脚を使うタイプがあるらしいですが,このバラシロカイガラムシのメスは,ほぼ一生固着生活を送るタイプだと思います.

オスは幼虫の時は固着した後,脚,体節,触角,複眼がなくなり,サナギから羽化するときにハエのような虫になるということですが,じゃあロウの中で養分を吸っているときは何がロウの中にあるんだろうか?と,不思議に思いますね.口とお腹だけ?

カイガラムシは,弱ったバラに多くつくらしいのですが,放っておくと養分を吸い取られて枯れることもあるらしいので,とりあえず見かけると退治することにしています.

方法は簡単.

ちょっと硬めの歯ブラシが一番使いやすいので,これでゴシゴシやるだけです.

旅館などでもらう歯ブラシセットの歯ブラシは,いい具合の硬さです.

パラパラと白い粉が散るように取れますが,脚が退化しているのでまた登ってくることは出来ないから安心.と,授業で習いました.

が,その中にある数百といわれる卵は孵化してしまう可能性があるかも知れません.

でも,これまでパラパラとこそげ落とした後に大発生した経験はないので,そこまで心配しなくてもいいかなと思います.

まずは時々トゲや枝の付け根,根元の幹をよく観察して,少ない被害のうちに落とす,これが最大の対策ですね.