やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

東京都庭園美術館

2008-11-19 | 庭園見学
この前,自然教育園に行った日,実は時間を間違えてとんでもなく早く着いてしまいましたnose4

運良く,自然教育園のとなりには庭園美術館があったので,以前から行きたいと思っていた場所,ラッキーsymbol7と思って急遽見学することに.

庭園美術館は,旧朝香宮邸だったアールデコ様式の建物で,戦後も宮家が実際に住んでいたために荒らされることなく,ほぼ昔のままの状態を維持できていたと言うことです.

詳細はこちらをどうぞ.downdown



現在建物の中では,1930年代の東京について様々な角度から紹介する展示がされています.



ちょうど関東大震災から7~8年かけて復興したころだそうです.

東京の,底力,というか新しいものに生まれ変わろうとする(取り込もうとする?)パワーがあふれていたのを感じることが出来ます.

当時の写真,雑誌,ポスター,小物など,その時代をよく切り取っていると思いました.

東京駅前広場を歩く男性たちはほぼ全員白い帽子を被っているとか,アドバルーンが空に沢山浮かんでいるとか,よく知らない昔の日本を一度に見られて面白いです.

この時代からほんの10数年後には大戦が始まってしまったんだなぁ・・・

そう考えると,嵐の前の一瞬の輝きだったのかなぁ,とか考えてしまいました.


それになんと言っても建物は一見の価値有りです.

当時の宮内庁の建築を担当する部門の人がヨーロッパに視察に行かされて,実施設計を行ったんです.
当時のエリート集団,ということになるらしいのです.



入り口.ガラスの女神がお出迎えです.




ここから先は撮影camera禁止.


階段,柱,ドーム型天井・・・どれもいい感じkirakira2

さらに照明,ラジエーター・カバー,家具類など,じっくり見たらそれだけでかなり時間を費やしてしまうのです.

冬に植物を楽しめるようにウインターガーデンという部屋がありました.

石作りで寒そうでしたけど・・・

屋上もあって,見学コースにはなってなかったのですが,姫宮様がローラースケートの練習をなさっていたとか・・・

戦前で,そんなものあったんですねぇ.さすが皇族です.


建物内を堪能した後,庭園見学へ.

まず,日本庭園と書いてある方へ行ってみますと.

お茶室が一棟.



小さな段差のある流れ.護岸の石組み,いい感じだと思いました.



茶室の前には池があり,周囲をぐるっと歩くことが出来ます.




こちらは洋風庭園.

って・・・・芝生だけyellow12

テーブル・イスセット,安っぽくないですか~yellow6



何かつまらないです・・・alienbreak


欲求不満になりかけましたが,出口付近のカフェ茶洒でランチを食べたら機嫌が直りました.

ここのランチ,おすすめですheart

是非行ってみて下さい!!








箱根

2008-11-19 | 造園
今日は箱根に測量に行ってきました.

下界は19℃くらいと暖かく,満員電車などでは汗をかいている人もみたのですが・・・

さすが,箱根.

着いたときの気温は10℃yellow12ase


でも,晴れていて日差しはやや暖かいし・・・

防寒対策もばっちりだから問題な~しsymbol7

なぁんて思っていたら,そのうちビュービュー風が吹き出しましたhanatare

そう,向かい風の時には息が出来なくなるほど,きつい風が・・・

夕方暗くなるまでかかってしまったのですが,たぶんその頃体感温度5℃くらいalien

グローブの指先が凍えました.

でも,景色は良かったし,夜景もおまけで見れたので,目出度し目出度しkirakira



up芦ノ湖側.

本当はもっときれいに紅葉していました.



up三島側.

海がひかり,ススキが風にあおられている,ところです.



up同じく三島側.

本当はもっとずっときれいな夜景です.



植栽をする準備が出来てきました.

現場がこうやって変わっていくと,ワクワクします.

計画通りに進んでいくのを見ることが出来るのって,楽しいですね

ダイモンジソウ

2008-11-17 | 植物
今年買ったダイモンジソウ.

とうとう満開になりましたkirakira2



ダイモンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属,大文字草)

学名:Saxifraga fortunei var. incisolobata

ラテン語のSAXIM(石),FRANGO(砕く).石を割って根がはるとか,薬草として結石を溶かすところから学名がついたらしいですnote

日本名は花の形が「大」の字に似ていることから.



結構派手な花が咲きましたが,清楚でシンプルな花のイメージが一般的かな・・・

でも,花付きがとてもいいので,満開になるとそういう花も華やかに見えますね.

山地や高山の樹木の下や湿り気のある岩地に自生しているそうです.

ちょっと石の陰とかに植えてみたいな.



国立自然教育園

2008-11-16 | 庭園見学
昨日スケッチしに行った場所は,東京の白金台という,都心にある緑豊かな森です.

御料地だったために,豊かな自然が残されてきたようです.

自然を保護するために,入園者が一度に300名を超えないようにリボンを渡して人数確認をしています.

子供,一般,研究者・学生などを対象に観察会や講座などを開いて教育も行っています.



パンフを写真で撮ったらぼけてしまいましたが,俯瞰はこんな感じ.





左の白い建築物と周囲の緑を含めて1/5(もっと少ないかも)程度は東京都庭園美術館です.

残りはすべて自然教育園.

こんもりとした大きな森ですね.

武蔵野の自然が残っていると言うことです.

といっても,昔のように伐採はしていないので,自然に育って巨木化していますが.



入り口をぬけると,わりとすぐにこんな風景に.

野草もたくさん見られるそうです.



マツが優位な植生ですが,スダジイ,アオキ,ツバキなど,常緑樹が徐々に増えてきます.



一人で雨が降りそうな中,歩いているとこわいくらい・・・nose3

自分の足音以外は,樹上でサルmonkeyでもいるような結構大きな音がしています.

たぶん,ドングリが落ちている音yellow12

ひっきりなしにドングリが雨のように降ってくるので...



見上げると自然にまかせて育っているため,どの樹も遠い~

downひょうたん池.水棲植物,水辺の樹木がたくさん見られます.



倒木もそのままに・・・

モミジは水辺にむかって枝を伸ばしています.

紅葉はまだまだでした.




水鳥が来る池.



晩秋の紅葉や,春先の路傍に咲く野草など,また別の時期にも訪れて見学してみたいですkirakira









スケッチ塾初参加

2008-11-15 | 造園
今日はJLFの分科会のような?スケッチ塾に参加しました.

場所は白金台,何となく名前からしてリッチな場所です.

駅から徒歩5分の国立自然教育園です.




ここは次のような歴史があります.


中世:豪族→江戸:高松藩主の下屋敷→

明治:陸海軍の火薬庫→大正:白金御料地→

昭和:24年に天然記念物&史跡指定.

国立自然教育園として一般公開されることになりました.


樹木は伸びるまま,遷移にまかせているので,本当に森の中の自然な樹形に会えるそうです.


参加者は13名くらいでした.

まず,集合して高崎先生から参考文献の紹介と,植生,遷移についてレクチャー.

植生を勉強して高木,亜高木,中木,低木,草本,地被類・・・

森林の構成がわかるとスケッチしていても構造を理解して書くことができるそうです.





以上2冊は先生オススメ.

探して購入したいと思います.



up今まで2回,全国的に行われた植生調査の報告書.
各都道府県別にまとめてあるそうです.



ここまでくるとかなり専門的nose4

学校の授業で少しだけ教えてもらった内容が,たっぷりつまっているようです.



さて,いよいよスケッチ開始.

といっても,時間が2時間弱.



丁寧に描くより色々な場所の樹木を描いた方が勉強になると言われたので,最低2枚は描こうと思いました.

めいめい好きな場所で鉛筆,ペン,水彩等,好きな画材で描き出します.

やまめは構図もよくわからないので,とりあえず2Bの鉛筆で.


集合時間になるとみんなで作品を見せ合って,描き方について感想やアドバイスをうけます.

みんなの作品を見て,感心してしまいました.

やまめは近いところから描いていったのですが,遠景を描ききってから,消しゴム技で手前のモチーフの分を消し,そこに描いていくといいとのことです.

なるほど~yellow11symbol6

あとは練習あるのみです.

何百枚も描いた人は早く精密に描くことができています.

必要な線を抽出し,美しい構図を切り取れるようになりたい~yellow22pencil



ダメなレベルですが,記念に・・・・

明日はこの自然教育園の樹々の様子について紹介します.