やまめの庭つくり

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国際バラとガーデニングショウ2

2011-05-18 | 造園
16日で終了した国際バラとガーデニングショウですが,例年観客数の減少が問題視されていたようですが,今年は感覚的には昨年より多くなったのではないかという話を聞きました.

震災の影響でかなり色々な催事が中止になっていたせいか,沈みがちだからこそ,華やかな気分に浸って元気になろうということなのか・・・

やまめは金曜日の午前中だけ会場をウロウロしてみましたが,平日にも関わらずたくさんのお客さんが来ているなぁと思いました.

今年はバラの香りをテーマにメインガーデンが作られ,奥の方では印象派の画家をイメージした招待作家のガーデンが作られていました.

他にはコンテストガーデン,ハンギング,バラの鉢植え,切り花などのコンテスト,物販のブース,例年と変わらず盛りだくさんの内容でした.

今日はその中でも特に印象深かったものを二つ紹介したいと思います.

1つ目はコンテストガーデン部門準優秀賞作品「窓庭~心の欠片~」(加藤孝幸氏,peace of mind)です.



周囲をフランス製のアンティークな屋根瓦で囲んで,6つある窓には施工を担当したpeace of mindで開いている造形教室の生徒さんが作った作品が飾られているとのことでした.

その中の1つ,犬の小さなお人形が座っているこの作品.

コンセプトにびっくりしました.



愛犬がいつか亡くなったときに,お庭にお墓を建てていつまでも一緒にいたい,という気持ちから,自らお墓を作ったとのこと.

デザインは加藤さんで,製作,生徒さん.半年かけた作品だそうです.

下の部分はちゃんとお骨が入れられるようになっているんだそうです.

そういえば祈りを捧げるようなそんな感じに出来ていますよねyellow25light

これもコンテナガーデニングの1つの可能性ではないだろうか・・・・と考えてしまい,新鮮な気持ちになりました.

もちろんこのミニチュアサイズに合わせて抜群の植栽感覚でもともとそんな大きさの世界があるかのように自然に魅せる植物選択のセンスにも脱帽です.



この石積みの建物が朽ちたようなものもちゃんとコンテナになっているそうです.

庭の片隅にこんな感じのものを据え付けて植栽をすると,異次元への出入り口みたいな演出が出来て楽しいかもkirakira2

造形教室に参加したくなってしまいました.



もうひとつ印象派の庭というテーマで作られた作品の1つ,モネの庭.

片岡鶴太郎がモネの色彩を思い描いてイメージ画を描いたものがこれdown

ピントが合っていないのではありませんのであしからず.



ここから阿部容子さんがイメージして実際のデザインをしたお庭がこちら・・・



奥行きがあって,とても美しいと思いました.

実際の屋外の庭だとこんなにきれいにはならないのでしょうけれど,作品として美しいなぁ~と.

植栽で光と陰を演出していますね.

奥の小さな泉のあたりが静寂としっとりした落ち着いた雰囲気を醸し出して植物全体が息づいている感じが出ています.

でも,鶴太郎の絵はここに活かされているのか,絵は必要だったのかalien

これはちょっと疑問ですね.

ちなみに遠くてよくわからなかったのですが,細葉のアイリス?のようなもの.



この植物のラインが効いています,素敵heart

う~ん,この植物,欲しいなぁ



国際バラとガーデニングショウ

2011-05-17 | ノンジャンル
今日は国際バラとガーデニングショウの最終日,ブースの撤収を手伝うため,埼玉の西武球場へ.

5時から撤収で,6時すぎると大型のトラックやクレーン車などが次々と通っていきました.

コンテストガーデンやテーマガーデンのエリアは特に大がかりで,7時になってもまだまだ片づかないといった状況でした.

やっぱり庭と人工地盤上に作るものとは出来上がりは似ていても非なるものだなぁと思いますね.舞台裏を見てしまうと.

ただ,植栽は勉強になるし,素敵な空間の演出も参考になります.

明日は気になったガーデンを紹介したいと思います.

ちょっと疲れ気味です. 埼玉はやっぱり遠い・・・yellow22symbol5



脇役も素敵

2011-05-15 | ガーデニング
とにかくお天気のいい休みの日は座る場所さえない庭に出て,ただボーーーーっと立っています.

いえ,花殻をつんだり,枯れた葉っぱをとったり,水をやったり,見上げたり,香りを楽しんだり,構図を考えてみたり,虫を見たり,あっちから見たり,こっちから見たり,気がつくと2時間くらい外に出たままだったりとか.

そんな日が過ごせることは幸せなんでしょうね.

宿根草が多いので,毎年の常連に会う楽しみの他,3年目にしてやっと,とか,今までこうだったけど今年はどうだとか,そんな比較をしたり,変化を感じるのも一興です.

去年咲かなかったけれど,今年大きくなってたくさんの花をつけたイングリッシュブルーベル.



昨年より鉢増しして,やや花数が増えた屋久島シャクナゲ.

じっと見ていると何となく赤ちゃんの帽子を連想するなぁ・・・yellow18symbol6



ペンステモンは,2種類いるのですが,どちらも今年は花がたくさん咲いてくれそうでうれしいです.

‘ハスカーレッド’のつぼみはちょっとグロテスクにも見えますが・・・きれいな花に期待kirakira2



ちなみに新顔もいます.
チューリップの後の寄せ植えに山野草,

カラマツソウと



チョウジソウと



タマシャジン.他にブルーシランと白とピンクの刷毛ではいたような斑入りの小さな葉を持つヒペリカム.



日向にはバーベナ・リギダ‘ポラリス’.



他にバラの間にサンジャクバーベナも仕込んでみました.

どんな感じに花が飛び出してくるのか楽しみ~



バラの季節2

2011-05-15 | ガーデニング
今日はいいお天気でした.

何かのアレルギーでくしゃみが出てしまいますが,庭に出て濃厚なバラの香りに浸りつつ,咲いている花,咲きそうな花,小さな花たちを順繰りに何度も繰り返して顔を近づけたり離れて見たりする楽しみはこの季節だけのものですね.

ちょっと蜂にでもなった気分です.



今年はゴールデンセレブレーションが元気にたくさん咲いてくれています.



華やかで元気なイメージ.


downやまめにとってはじまりのバラ.

グラハムトーマス.ずっと鉢植えですが,あまり大きく育てることが出来ません.

今年は養生して丈夫にしてあげたいと思っています.



一番安心感と温かさを感じる黄色.大好きです.



お日様に向かってめいっぱい咲くアブラハムダービー.



優しくてかわいいピンク色.セントエセルブルガ.





雨で傷んでも捨てがたい気品を感じる粉粧楼.



バラの魅力はつぼみから花が散るまで,さらには芽出しから葉の形,つや,色など数え切れない魅力がありますが,



開ききったときに見える金色のおしべを持つものも魅力の1つだと,そう思います.



あやしい雲

2011-05-14 | ノンジャンル
昨日は朝から埼玉の西武球場で開催されている第13回国際バラとガーデニングショウに行ってきました.

午前中は会員さんの出展作品の写真を撮りながら,見学を,午後からはブースで来場者の方にご案内パンフレットを配りまくり,閉場してからはコンテナの水やり,掃除,花ガラつみをして,ドームを出たのは6時過ぎ.

夏日と聞いていたのにドームの中では天気がまったくわかりませんでしたが,当然きれいな夕焼けでも見えるだろう・・・と空を見上げると.



いまからザーーーーッと来そうな雲が.しかも縦にグラデーション.

きれいなような,不気味なような,不安な気持ちになる雲をパチリcamera