やまめの庭つくり

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創造の空間5

2011-08-24 | ノンジャンル
ボンズさんと出会った日,最後に立川市幸学習館というところに連れて行ってもらいました.

ここにはボンズさんの作品があります.

殺風景で味気ない町並みではつまらない.造形芸術を身近に感じながら育つことで生まれ育った街を愛するようになるでしょう?と,

ボンズさんの作品が惜しげもなく街中にあふれているのは,みんなに自分たちが暮らす町に潤いや憩いを感じてもらいたいからなんですね.




原題は「大きなケヤキとカワセミのセロ弾き」

楽器を本当に弾いているような手つき.

実際モデルさんに頼んで指先まで本物に近づけたそうです.



そよ風を感じたり,小鳥のさえずりが聞こえてきそうです.



タイトルも遊び心満載で楽しいじゃありませんか.



ポンプ施設をこのような作品でカバー.

そう,本当は足下に水がたまるようになっているんです.

省エネとはいえ,足下にお花とか植えても楽しそうだなぁ・・・yellow19



創造の空間4

2011-08-23 | ノンジャンル
芸術,造形の息吹を感じていると,ほんの少しその欠片をわけてもらって,心が元気になります.

家にも飾って,それを見てエネルギーをもらったり,和んだりできたらいいですね.

ということで,やまめはボンズさんの弟子であるkeiさんの作品を購入しました~



ボンズさんとkeiさんの小さめの作品が並ぶ棚.

その中でとても惹きつけられたのが「チョウチンアンコウ」と「魚の壁掛け」でした.

keiさん曰く,「そらむし」シリーズのひとつで,空想上の生物を作ろうとして動物をくみあわせたような姿をイメージしたそうです.

うちではアンコウさんと呼ぶことにしました.



チョウチンアンコウの極意,が師匠とやまめの合い言葉??なので,このアンコウさんとの出会いはこれからのやまめのシンボルチックな作品になる予感がしました.



とてもユニークでほんわかします.






魚も,見逃せません.  「かくれんぼ」down




口からもう一匹が・・・yellow12

食われかけなのかと思いましたが,その逆でした.

絵本スイミーのような世界観です.




小物入れにもなっています.




あぁ,見ているだけで癒されます.



創造の空間3

2011-08-20 | ノンジャンル
金曜,土曜と二日続けてRHSJ-CGセミナーのお仕事でした.

午前,午後とあったので,4つのセミナーを(主催者側という立場ですが)聴講しました.

イギリスのガーデンショーと一般家庭の庭,相互の影響や庭造りの傾向について,とか万年青鉢の歴史,伝統と鉢の製作過程についてとか,大型ガーデンショー出展にまつわるあんな話やこんな話,人気ガーデニング教室を実際に開催するためのノウハウや心得・・・

あぁこの業界,本当に切り口1つで千差万別.

自分はその中で何が出来るのか,何か出来るのではないか,きっと何か出来る,と本気で思ってしまえるパワーをもらいました.


さてさてボンズ工房体験の続きですが,やまめと師匠とあやめさんはペーパーナイフ製作に挑戦することになりました.

15×2.5㎝くらい,厚さ2㎜くらいの銅板を金槌でトントントントン,カンカンカンカンひたすら形を考えながらたたきます.

近所にかなり音が鳴り響く気がしたので,周りに同じような芸術家の人たちが住んでいると精神的にやりやすいんだろうなぁ~なんて考えながら

カンカンカンカン,カンカンカンカンカン



やまめは山女魚型のペーパーナイフを作りたい!と思って一生懸命魚のボディを作成中.

このくらいでやや疲れてきました・・・・yellow22ase2



するとボンズさんが,バーナーで高温に熱し,銅のイオンが暴れてなめしやすくなるようにしてくれました.

これを繰り返していくと,いくらでもどんどん延びていくそうです.



倍近く延びてきたところで最終的な形をとるためマジックでラインを描き,



不要なところはカットしてもらいました.



最後はイオウが入った薬品につけてエイジング.



ボンズさんのアドバイスで山女魚のパーマークではなく,岩魚の背中にある赤い点に見立てて穴を開けました.


ついに完成!



上から,あやめさん,やまめ,師匠作のペーパーナイフです.

やまめ以外の二人は確かに紙を切ったり封を開けられるという基本の機能を具現化していますね.

やまめの作品は...

途中から魚にすることに重点が移っていってしまいましたyellow12

「ひれはつけられないでしょうか?」と聞いてみたところ,

「こういうものはなるべくシンプルに,余計なことは考えない方がいいですよ」

と,ボンズさんにやさしく断られました.

あぁ,ここでもなかなか「シンプル」の境地が遠い・・・


でも,「ペーパーを切る」機能だけはバッチリ実証済みですよ

作品には各人の性格が面白いように反映されているようですalien

銅は殺菌作用があるから台所に置いてお豆腐を切ったりしたらどうかという意見もありましたが,とりあえず玄関のフライロッドと岩魚の木製起きあがりこぼしの間に架けてみました.


なかなか,いいと思います.






創造の空間2

2011-08-19 | ノンジャンル
ボンズさんの工房に入ると,そこは道具と作品で埋め尽くされていました.

たくさんの同じような形をした道具たち.

四角い銅の塊をたたいたり,切ったり,なめしたり・・・・



壁にはこれまで発表された作品たちがひとまず落ち着いているコーナー.

展示即売もしています!

弟子の金属造形家,keiさんの作品もたくさん・・・



こんな言い方は失礼かも知れませんが,やまめは大ファンなのでほめ言葉として.

作品を見ていると宮崎駿氏の世界がかいま見えるような気がします.

風と空と雲.

自由とあたたかい心.

ボンズさんの人柄や理想とするものがにじみ出ているのでしょうか.



もう一つの重要なテーマは,きっと音楽.

人をつなぐもの.癒すもの.

優しい心.



そしてユーモアanimal10

ああ残念.

ちゃんとどんな顔をしているのか見せてもらえば良かった・・・





創造の空間1

2011-08-18 | ノンジャンル
今日,横浜の港で花火大会がありました.

震災の影響でいつもと日程が異なっていたし,個人的にそれどころではなかったのですっかり忘れていましたが,バイトから家に帰る途中の坂道を登っていたら,民家の間からきれいに花火が見えました.

東北では30年ぶりに盆踊りが復活したり,鎮魂の花火大会が開かれているようですが,確かに今年の花火は特別な感情を込めて見入ってしまいました.



さて,7月22日に訪れたまま,ずっと書けなかったボンズ工房一日銅板工作体験記についてこれから紹介していきたいと思います.

まず最初,ボンズ工房とは・・・

師匠の古くからのお知り合いで東京都立川市に在住の銅板の造形作家,赤川政由(BONZE)さんのお仕事場です.

ひょんなことからやまめたちが工房一日体験として簡単な作品を作らせていただけることになったわけです.

といってもまったく何をするのか想像も出来ないまま,ぶっつけ本番で望んだわけですが・・・・

ボンズさんの作品は立川駅北口にある飛行機を掲げた少年「風に向かって」をはじめとして,市内のお店,保育園,公民館等色々な場所に設置されています.

こんな素敵な作品がどんなところで,どんな人の手によって生まれるのか興味津々でした.

工房は米軍基地跡の長屋形式の住宅にありました.

周囲はちょっとした芸術村の雰囲気が漂っています.



入口には手書きの看板.



緑のカーテン・・・どころではありません.やっぱり涼しいのでしょうかyellow7



屋根には緑の煙突!?



ではなく,中から木が突き抜けているように建てられているのでした.

植物との共存空間ですね.



周囲には今までの作品群がたくさんheart

カワセミと謎の修行僧3人組のお出迎え.



北海道のミルク缶で作られたハクチョウ.



ドードー



トリケラトプス.



もう,この時点でテンションがグァ~ッと上がってきました


つづく・・・