かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

エリザベート

2012-06-18 19:08:02 | livE


ウィーン発のミュージカルだったのですね。
初演から20年。

日本では宝塚による1996年初演、
2000年からは東宝でも上演しているという
有名なミュージカルの一つ。
私は母親に声をかけられ今回初めて観劇しましたが、
あの一路&内野ペアでも有名だったなという覚えがあったくらいで。
周りではそのペアをはじめ
一路&山口で観たとか、武田トートで、城田トートで観たとか
思った以上に観劇経験を耳にしました。



ダブル、トリプルキャストもあるので今回はたびたび観ている
瀬奈じゅんさん、山口祐一郎さん、加藤清史郎くんを中心に日程を選びました。

オープニングの「我ら息絶えし者ども」から
加藤清史郎くんは相変わらず伸びやかにキュートに歌い上げて。
祐一郎さんも登場すると場がしまりカリスマを魅せ
ソフトで甘~い歌声を響かせていました。
「最後のダンス」の体いっぱい揺らして歌う姿や
「闇が広がる」のメロディが耳に残ります。
瀬奈じゅんさんは特に若かりしエリザベートを演じているときの歌声が
これまでの私のイメージとは別人のように
繊細で可憐さをみせていました、さすがです。パチパチ

主役はもちろんエリザベートですが
暗殺者ルキーニの語り口で物語が進んでいきます。
初演からただ一人変わらず演じているのが高嶋政宏さん。
出演シーンも当然多く時には通路へおりて女性客にサプライズするなど
グイグイと世界に惹き込んでくれました。

束縛されず自由に生きていきたいエリザベート。
姉の見合いから思いがけずの結婚になったとはいえ皇后となった以上は
皇太后にしきたりを習うことも必要なのに(宮廷的に)世間知らずで、
国のため、国民のためという意識が薄く
姑からも、夫からも、せっかく取り戻した息子からさえも、目をそむけ
でも特権を利用して好き放題に放浪したり、ということに共感ができず。。

それでも“死”=トート


■帝劇 「ミュージカル/エリザベート

[あらすじ] 19世紀末のウィーン。
若き皇帝フランツ・ヨーゼフが我が妻にと選んだのは、
自由な心と魂を持つシシィ(エリザベート)だった。
一目で惹かれ合い、固い絆で結ばれたかに見えた2人だったが、
その愛はハプスブルク王朝の破滅への序章であった。

自由を愛するエリザベートにとって、宮廷での暮らしは苦痛以外の何ものでもない。
姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では、自身の子供を自ら養育することも叶わなかった。
ある日、自分の美貌が武器になることに気付いたエリザベートは、
自らを完璧に磨きあげ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めていく。

エリザベートが念願としていた望みを叶えたのも束の間、
彼女のまわりには、夫の不義、国民の誹謗中傷、
愛する皇太子ルドルフの死と、いつも不幸の影がつきまとう。

"トート=死"は、エリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、
彼女もいつしかその愛を意識するようになっていた。
しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、
自らの死を意味することであることも、エリザベートは知っていた。

滅亡への帳が下りる帝国と共に、エリザベートの"運命の日"は迫っていた。。

エリザベート(シシイ) オーストリア皇后 ・・瀬奈じゅん
トート 黄泉の帝王(“死”) ・・・・・・・・・・・山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ1世 オーストリア皇帝 ・・岡田浩暉
ルキーニ エリザベートを暗殺した男 ・・・高嶋政宏
ルドルフ皇太子 エリザベートの息子 ・・・大野拓朗
ゾフィー オーストリア皇太后でフランツの母 ・・杜けあき
エルマ 革命家 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岸祐二
マックス エリザベートの父 ・・・・・・・・・・今井清隆
少年ルドルフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤清史郎

2012年6月12日(火)帝国劇場


コメント
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