待乳山聖天

今戸神社の近くにある待乳山聖天。
隅田川の花見のころ桜橋を渡ってリバーサイドスポーツセンターから浅草へ歩くとき
小高く見えるお寺が気になっていました。この日初めて訪れてみました。
浅草寺の子院の一つでもあるようです。

今戸神社と待乳山聖天の間には山谷堀公園があり花見客でも盛り上がっている場所。
ただいま改修工事中で来年3月に終了予定、花見に間に合うか?くらいですね。



「大根まつり」が目をみはります。
供えられた大根を風呂吹きにして、お神酒と1月7日参道にて振る舞われるとのこと。

二股大根(無病息災、夫婦和合、子孫繁栄)と巾着(商売繫盛)の紋章があり、
いい大根がたくさん供えられていたり、御下がりとして自由に持ち帰れたりします。
大根は人間の深い迷いの心、瞋（いかり）の毒を表すといわれており
聖天さまがこの体の毒を洗い清めるとの謂れもあるようです。

・「待乳山聖天」
台東区浅草7-4-1





庭園や神楽殿などもありますが目を引いたのが駐車場からも見えた、スロープカー。
無料で乗れ、階段がきつい方などもエレベーター代わりに利用できて良いです。

その近くにある歌碑の辺りは墨田川をのぞむ景勝も人気で
あの広重も、隅田川の方から待乳山をのぞむような絵を何枚も描いていました。



推古天皇の時代、突然小高く盛り上がって金龍が舞い降りたと伝えられ
本堂の格天井にはその図が描かれていて魅了されました。
七福神のうち毘沙門天も祀られていました。

御朱印は七福神・毘沙門天のもあります。
「大聖歓喜天」とあるのですね。ﾖﾒﾅｶｯﾀ



熱意をもちながらも一日で複数の神社仏閣を訪れてしまいましたが
新しい年を迎えるにあたって、今年一年の感謝を伝えることなどでき
落ち着いて参拝することができて良かった、と個人的には思います。
(初詣としてまた参拝はしますがそれはそれ)