かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

ミリオンダラー・ベイビー(2004)

2005-06-09 18:05:05 | moviE
映画館のある三郷市の北隣りに吉川市があるのですが、そこにお住まいの プロレスラー佐々木健介、北斗晶ファミリー を見かけました。
映画前にマックしに行ったらちょうど食事中で。 北斗晶さんはTVで見るよりきゃしゃに見えました。
食後はゲーセンを散策していました(マックはガラス張りだから奥のゲーセンが見えてしまったの)。
格闘もの(ボクシングだけど)映画を観に来たので、なんだか( ̄ー ̄)ニンマリしてしまいました。

<原題> 「MILLION DOLLAR BABY」
元々ボクシングのトレーナーやカットマン(止血役)として知られた人物、故F・X・トゥール(本名ジェリー・ボイド)。
ボクシング世界の底辺に生きる人々の物語6編を収録した小説「テン・カウント」で70歳の時に小説家としてデビュー。
その1編を74歳のクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた衝撃のヒューマン・ドラマ。
あのピアノやギター単音というシンプルなメロディがとても印象的で、まさか音楽までイーストウッドが担当しているとは素晴らしい。
共演は、ともに本作でオスカーを獲得した「ボーイズ・ドント・クライ」のヒラリー・スワンクと「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン。
ちなみに神父役ブライアン・オバーンも出演する「バンディッツ」(ブルース・ウィリス主演)は10日21:03~日テレ放送予定。
“青い熊”ビリー役のルシア・ライカーは凄い迫力があったのだけれど、4度も世界チャンピオンになったほどのプロボクサーでした。

・2004年アカデミー賞受賞:作品賞、主演女優賞ヒラリー・スワンク、助演男優賞モーガン・フリーマン、監督賞 クリント・イーストウッド
・全米批評家協会賞受賞:作品賞、主演女優賞ヒラリー・スワンク
・NY批評家協会賞受賞:監督賞 クリント・イーストウッド
・ゴールデン・グローブ受賞:主演女優賞 ヒラリー・スワンク、監督賞 クリント・イーストウッド
・放送映画批評家協会賞受賞:主演女優賞 ヒラリー・スワンク

ヒラリー・スワンク
といえば「ビバリーヒルズ青春白書」でシングルマザーのカーリーなのです、個人的に。
「ボーイズ・ドント・クライ」はまだ観ていないんだけれど「マリー・アントワネットの首飾り」であのジャンヌを演じ、ここまで来たか~!という感じです。 アッパレ
撮影前の三ヶ月ボクシング訓練で、試合シーンは全て自分で出来るほどの腕っぷしに。
彼女の家族もトレーラー暮らしで恵まれていた方ではなかったようなので、ハングリー精神など通ずるものがあったのかも。
それにしても、アカデミー賞の後あの背中あきドレスでファーストフードに立ち寄り、もらったオスカーをドンと置いてバーガーかぶりついている姿にはたまげた。 
写真:http://abcdane.net/blog/archives/200503/swank_burger.html

<あらすじ> ロサンゼルスの寂れたボクシングジムの門を叩いた田舎育ちのマギー。
ジムのオーナー兼トレーナーのフランキーは彼女を拒んでいたが、彼女の真剣さに打たれ、彼女のトレーナーとなる。
お互いに父娘の関係をなくしている二人は、激しいトレーニングの中で人間的に歩み寄っていく。。。

クリント・イーストウッド Clint Eastwood ・・・・・・フランキー・ダン
ヒラリー・スワンク Hilary Swank ・・・・・・・・・・・マギー・フィッツジェラルド
モーガン・フリーマン Morgan Freeman ・・・・・・エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス
アンソニー・マッキー Anthony Mackie ・・・・・・・ショーレル・ベリー
ジェイ・バルチェル Jay Baruchel ・・・・・・・・・・・デンジャー
マイク・コルター Mike Colter・・・・・・・・・・・・・・ ビッグ・ウィリー
ブライアン・オバーン Brian O'Byrne ・・・・・・・・・ホーヴァク神父
マーゴ・マーティンデイル Margo Martindale ・・・アーリーン・フィッツジェラルド
マイケル・ペーニャ Michael Pena ・・・・・・・・・・オマー
ベニート・マルティネス Benito Martinez ・・・・・ビリーのマネージャー
ブルース・マックヴィッティ Bruce MacVittie ・・ミッキー・マック
ネッド・アイゼンバーグ Ned Eisenberg ・・・・・・サリー・メンドーサ
モーガン・イーストウッド Morgan Eastwood ・・・トラックの少女  ←孫?
ルシア・ライカー Lucia Rijker ・・・・・・・・・・・・青い熊ビリー
リキ・リンドホーム Riki Lindhome ・・・・・・・・・・マーデル・フィッツジェラルド
マーカス・チェイト Marcus Chait ・・・・・・・・・・・J・D・フィッツジェラルド
□HP http://www.md-baby.jp/
(↓ 注:以下ネタばれあり)

気管切開して人工呼吸器をつけたら話すことは出来ない。
人工呼吸器を停止させたらすぐに看護婦が飛んでくるって。
殺人で追われたりしないのか?
というのはさておき。
フランキーの娘との断絶の原因やアイリッシュにこだわるわけ、マギーをボクシングに打ち込ませたきっかけ(31歳で3年前に始めたと言っていたことから)など原作では語られているのだろうか。

”フィッツジェラルド”と言うのは、アイルランド系の名前だそうです。
このあたりは、日本人にはわかり難い所で私にもさっぱりでした。 はぁ、どうりで。
「モ・クシュラ」(お前は 私のなかの血)
「Tough ain’t enough」(タフなだけでは駄目だ)もいい言葉です。

苦境のなか猛烈な努力が実って、アメリカンドリームのように勝利の光を浴びることが出来たマギー。
唐突にその光は奪われたけれど、クスラップや特にフランキーとの間に芽生えた光はいつまでもそこにある。
前半のマギーの生があまりにも強烈に描かれているので、ラストの選択はもうああしかないでしょうと受け止める他ありません。
第三者が口を挟めそうもない、当事者以外は理解できないこともある。
フランキーの苦渋の選択の末ラストは、お互いの愛情満ち溢れるものでした。
今もあの美味しいレモンパイを出す店で本を読んでいるのかな?

モーガン・フリーマンは映画出演ほんと多いなかオイシイ役をどっしり演じていたし、
イーストウッドは存在感ある独特の雰囲気でもう太刀打ちできない。
二人の信頼関係があるの前提な冗談にも皮肉にもとれるヤリトリが心地よかったです。
前半と後半の絶妙なバランス。 素晴らしい映画でした。

2005年6月8日(水)MOVIX三郷

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