1月21日(日)13:30~16:00 藁科生涯学習センターにて「しずおか自治取組発表会」が行われ社会創発塾5期生の有志の’コミュニティW’の方々とご一緒に参加させていただきました。
主催は’里山くらしlabo’
静岡市の中山間地(里から山奥までの地域)5地域がそれぞれかかえる課題とそれに向けての対応を各自治体が発表する、そして、聴衆はその発表に対しての感想と質問をポストイットに各自記入して主催者がまとめる。というものでした。
今回発表された5地域は
清沢、大川、梅ヶ島、玉川、両河内
発表された各地域の課題は、いずれ他の地域でもあるいは現在既に課題となっている事項が多く、自治体同士でもとても参考になったように感じました。
各自治体の取り組みは下記とのこと。
清沢; 自治会の行事+会議+活動=903活動(1115人)が人口減少の昨今では負担になってきているため、人口に見合った地域活動にスリム化する。
大川; 放課後・長期休みの「学童保育」を整備し「移住促進・母子にやさしい地域」につなげる。
梅ヶ島; 男性だけで組織されている現在の梅ヶ島自治会連合会に女性の参加を促進し、自治会を元気にし、梅ヶ島に住む女性全体が梅ヶ島自治運営に関心を持つことを期待する。
梅ヶ島の高校生お二人の発表は地域愛に溢れ、梅ヶ島の魅力「自然」「温泉」を活かした地域活性化をいずれ梅ヶ島にて取り組みたい!と、とても心強いものでした。
玉川; 433世帯の1/3が高齢者夫婦または独居老人であるため、お弁当を配ることにより「栄養管理」と「見守り」を併せて可能にできる仕組みを作る。
両河内; 一般のバスは、利用者の減少と共に便数が削減され、不便かつ高額。そこで静岡市の協力を得て、「ココバス(どの家からも200m以内にバスが停まる)」を今年4月から運行する。
どの地域も本当に必要な切実な願いから生まれた、素晴らしい取り組みをされていることを知りました。そしてその取組に対して客観的な情報を収集し合わせて資料にまとめられ共有する機会を作られた「里山くらいlabo」の活動には敬服いたします。
今後、各自治体の活動が発展し、共鳴しあい全ての地域がより住みやすいそして移住しやすい地域になることを願っています。
今回、外の力・地域外からの応援についての取り組みについてはご紹介がありませんでした。私を含め梅ヶ島には住んでいないけれど(東京にてまたは梅ヶ島を時折り訪問して)梅ヶ島を応援したい。という方々や企業さまがいらっしゃいます。そういう皆さまの力をどう活かしていけるのか、そんな事例発表が次回にはあったら嬉しく思います。参考にさせていただき、外から梅ヶ島や中山間地のお役に立てるような活動がより効果的にできればと思います。