梅ヶ島には、日蔭沢金山というたいへん良質の金を戦国・江戸時代に産出した金鉱があります。
江戸時代には、天領とされ家康の検分を受けたといわれております。
その際に、家康にお出しした「小判に見立てたきなこ餅」が家康により「安倍川餅」と名付けられたと言い伝えられております。
橋のかかっていない安倍川を渡す人足待ちの茶屋では、この安倍川餅が旅人に出され、それらの茶屋では今でも「安倍川餅」を食べることができます。
当時から安倍川餅は、甘い餅と辛み餅との2種有ったそうです。
表題の写真の辛み餅は、その茶屋と同じように擂った山葵と醤油をつけたもの。甘い餅は、きなこと砂糖を別々に出すのが正式なきなこ餅だそうです。
下の写真は、安倍川橋のたもとにある茶屋で出されている「安倍川餅」です。
残念ながら、梅ヶ島にてこの安倍川餅・辛み餅(さわび餅)を食べられる店は、今のところありません。
山葵は沿道のいたるところで栽培され、販売されているのですが、わさび餅は皆無!!
梅ヶ島温泉の一番奥の「湯元や」さんが、メニューにはありませんが特大の山葵を擂って特別に作ってくださいます。
ぜひ、お試しくださいね。
と怪しいご説明の後ではありますが、我が家の和製バレンタインスイーツ・・・のご紹介でもありました!