隠れ茶を守る会 ブログ

茶処静岡の安倍川最上流、幻の銘茶の産地「梅ヶ島」の荒れゆく茶畑を・茶業を・景観を守るために活動を始めました。

「安倍川餅」は梅ヶ島が発祥の地!のはずなのに・・・・

2014年02月16日 | 梅ヶ島歳時記

梅ヶ島には、日蔭沢金山というたいへん良質の金を戦国・江戸時代に産出した金鉱があります。

江戸時代には、天領とされ家康の検分を受けたといわれております。

その際に、家康にお出しした「小判に見立てたきなこ餅」が家康により「安倍川餅」と名付けられたと言い伝えられております。

 

橋のかかっていない安倍川を渡す人足待ちの茶屋では、この安倍川餅が旅人に出され、それらの茶屋では今でも「安倍川餅」を食べることができます。

当時から安倍川餅は、甘い餅と辛み餅との2種有ったそうです。

表題の写真の辛み餅は、その茶屋と同じように擂った山葵と醤油をつけたもの。甘い餅は、きなこと砂糖を別々に出すのが正式なきなこ餅だそうです。

下の写真は、安倍川橋のたもとにある茶屋で出されている「安倍川餅」です。

 

 

残念ながら、梅ヶ島にてこの安倍川餅・辛み餅(さわび餅)を食べられる店は、今のところありません。

山葵は沿道のいたるところで栽培され、販売されているのですが、わさび餅は皆無!!

梅ヶ島温泉の一番奥の「湯元や」さんが、メニューにはありませんが特大の山葵を擂って特別に作ってくださいます。

ぜひ、お試しくださいね。

 

と怪しいご説明の後ではありますが、我が家の和製バレンタインスイーツ・・・のご紹介でもありました!

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月のシグマクシスの茶畑から | トップ | 雪の中の梅ヶ島! »
最新の画像もっと見る

梅ヶ島歳時記」カテゴリの最新記事