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音の記憶 その2

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音の記憶 そこでプリアンプの出番だ! のつづき・・・

プリアンプ(コントロールアンプ)を通すことである程度の音質劣化は避けられないけれど、音色調整が可能になることはその存在理由として大きい。 小音量で聴くとどうしても低音域の不足を感じてしまうが、プリアンプで低音を増幅してやれば心地よく聴くことができたりする。 (もちろん鳴らすスピーカーにもよるけど、残念ながらボクのスピーカーは全て小音量用ではないし、小は大を兼ねないから欲しいとも思わないんだけど)

つまり、原音(レコーディング)に近い音で再生することが必ずしもリアルじゃないと感じる訳だ。 ボクの音風景は33年前に最初に聴いたプリメインアンプからの音だった。 6畳の狭い部屋で鳴らした音、アンプの単純なイコライザーであるBass、Trebleでトーンコントロールして好みの音にしていたという、それがボクにとっての良い音の原点なのだからね。 だから小音量でiPodを鳴らす時、ウーハーをダイナミックに動かす大きなトルクは必要ないのだ。 そして微小な音質劣化も問題じゃない、むしろ自分にとって心地よい音が作れるプリアンプを積極的に使いたくなる。

それと、プリアンプを使いたくなる理由はもう一つある。 特に70~80年代のアナログ録音された音、これらはプリアンプを通して聴くことがボクにとって疲れない自然な音になることが多い。 (もちろん性能の低すぎるプリアンプじゃダメだけど) このこともボクの音風景が多大に影響していると思われる。

さてさて、オーディオの評論が何と言おうがボクの音はボクが決めるのだ。 アンプもスピーカーも何度もとっかえひっかえ入替えて、その都度満足感を得るのだが、暫くするとまた別の組合せも試してみたくなっちゃうという、ボクの好きなオーディオと薪ストーブの世界はいつまでたっても終わりのない追いかけっこなのだ。

と言う訳で願わくば・・・
次は McIntosh(マッキントッシュ)のアンプが欲しいなぁ(笑)

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