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原則として薪は屋外保管

薪ストーブシーズンを前に先日、福島産薪の取り扱いについて林野庁に問い合わせてみた。
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結局のところ、暖房用の薪についての規制は無いが、食品に関わる燃料として、例えばピザ釜であるとか、その他のすべての調理用には念のため使用しないようにとの回答がありました。

となると、薪ストーブで熾き火を使っての炉内調理も出来ないってことになります。
林野庁の見解を当てはめたら、まぁ当然といえば当然なんですがね。

アンゼン派とキケン派、世論的には真っ二つに分かれてしまっています。 キケン派にいたっては暖房用の薪として焚くことも許されないのでしょう。 しかし、自分は焚きます。 ましてや、ここで暮らしている以上、そうするしかない。

食べ物だってそうです。 何でもガブガフ食べてます。 いちいち気にしてたら生きていけません。 て言うか、ストレスだらけで、かえって不健康になってしまいそうです。 だから、ここで暮らすと決めたからには何でも食べます。

福島県は昔から楢の産地ですから、これまでずっと椎茸のホダ木や燃料薪の全国出荷をしてきたのです。 なので、薪焚亭個人使用の薪の話だけでは済まない、て言うか、販売用まで含めたらそれこそ大量の薪なのです。

販売している薪は原則として産地で屋外保管です。 一部ビニールハウス内で保管されているものもありますが、伐採、玉切り、薪割りの段階で既に屋外に置かれますので、放射能汚染という観点では意味がありません。 生産者がビニールハウス内に置いておくのは、あくまでも乾燥を早く進めることが目的だからです。

自分が2003年に薪ストーブを焚き始めた時、薪の調達で苦労したことがありました。 なので、ありがた屋の薪の販売では、これまでずっとあまり利益をのせない販売方針としてきました。 ※今後もその方針を極力変えないつもりですが。

それゆえ薪価格の内訳は送料ウエイトが大きなものになってしまっています。

例えば40センチの楢薪50束を、東京までの送料込で28,355円で販売しているのですが、日通に支払う送料は集荷料金も含めて11,300円になります。 これに薪の仕入れ価格1束270円×50ですから13,500円、併せると24,800円というのが仕入原価になります。 つまり単純粗利は3,555円な訳です。

この利益だと薪の販売だけなら、ましてやネット販売だけなら商売が成り立たないでしょうね。 ただ、薪の販売は上記の理由からあくまでも補助的な利益として捉えており、あくまでも薪ストーブ用品の販売が主ということで運営できています。

ですので、今回の原発事故により薪の売上が半減していても、利益ウエイトが低いため自分は何とかななっているのですが、気の毒なのは薪の生産者達です。 彼らは薪の販売が利益の全てですからね。

ただ、そうは言っても、放射能汚染を気になさる方もたくさん見えますので、こればっかりはどうしようもないのですが。

かと言って、食品に適用されている国の基準値を薪にも適用して安全宣言したくとも、その計測器がありません。 国の規制が無いのですから行政も現状ノータッチです。 それとベクレルを計測できる機器はべらぼうに高いこともあります。 ですので、これから薪を購入しようとお考えの方々は、放射能汚染の可能性について十分ご検討いただき、その上でご注文ください。

ただ少なくとも、毎朝自分が放射線量を計測している郡山市よりも、原発に近い薪の産地である阿武隈山系、船引や都路の方が、実は放射線量そのものは低いのです。 これは自分が実際に計測してきたので確かです。



2011年のキュウリ収穫累計 : 214本/ナス収穫累計 : 401本
大玉トマト収穫累計 : 42個/中玉トマト収穫累計 : 362個


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いつも駄文にお付合いありがとーございます。
【Inspector+で計測した地上1mの放射線データ】

● 自宅屋内09日06時の放射線量:0.16μSv/hr(WipeTestPlate)
● 自宅屋外09日06時の放射線量:0.48μSv/hr(WipeTestPlate)

【以下は公表値】

● 郡山市逢瀬行政センター08日15時の放射線量:0.47μSv/hr
● ビッグパレットの08日15時の放射線量:0.51μSv/hr
● 郡山市合同庁舎前の09日05時の放射線量:0.88μSv/hr
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