漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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柿干せば  春雨と冬瓜の煮物

2019-12-04 22:45:27 | 秋の野菜料理
心はともに
みなさま こんにちは

すっかり冬ですが、
みなさま、お風邪など召されていませんか?

今日は、名古屋市の育児支援センター(おてて)にて、漢方講座をさせていただきました。
お題は、やっぱり風邪!

「漢方鬼やしき」(風邪のときに使う漢方薬の使い方を書いた絵本)を使って!

漢方薬を味見しながら、
子供たちは、お部屋で一緒に遊びながら。

漢方からみた、風邪のメカニズム、考え方、分類の仕方を踏まえて
薬を選びます。
今回の講座は急なお知らせになり、予定が合わなかったという声を多くいただきました。
それでも、満席で、お母さんたちが望んでいる情報であることを感じました。

今回の参加者さんたちは、ど根性系の方も多く、
ちょっとやそっとで病院に行かない方、
ドクターから相当な脅しを受けても、子供の治癒力を信じた方など
ちょっとここに書くには、誤解を招きそうで、割愛しますが、ほんとうに、すごかったです。
さすが、おてての利用者さん。
というわけで、とっても楽しい時間でした。

環でもこの講座を行いたいですね~。来年こそは!!

さて、なかなか取れない咳。

いいのがあります。

桔梗(根っこ)を、米飴で煮て、シロップにします。



出会いは、韓国人の助産師さんに、これを分けてもらいました。去年。
すごく美味しくて、娘もよく飲んで、よく効いたのです。

取り寄せたくて、探しても、どこにも売っていない!
ネットの検索にも全くひっかからない
そこで、その助産師さんに作り方をざっくり聞いて
今年は作ってみました。

メモ
桔梗 20g を200ccの水に二晩つける。
そこに米飴300gを入れて、土なべで50分煮る。
出来上がり。

けっこう、吹き上がるので、大きめの鍋がいいです。
味噌汁鍋小なら入ります。土なべの行平では、吹きこぼれました・・・。

桔梗は、あの秋の七草の桔梗の根です。
咳止め、痰をとる、膿を出す効能があります。

桔梗は環でも量り売り販売しております。

*****

今年は、やりたいと思っていたことの一つ。
干し柿。
渋柿が出たら、即買いだと思っていました。
あ!売ってる、明日買おうと思って、行ったら、売り切れ!
ここ、名古屋では、この季節、渋柿が店頭に並ぶのです。
そして、すぐ売り切れる。

そこで、いつも行くお店なので、ごねてみた。
そしたら、すぐに取りに行ってくださった。笑
おまけに、一つおまけしてくださった。ありがたや。



むいて、焼酎につけて、
干す。



洗濯物干しに干してみました。
すると、夜は室内にとりこめて、雨の日も雨にあたりません。



二週間経つか経たないかで、食べたら
すっごーーーーく美味しい。
三歳の娘も食べる食べる。
11個を14日干してやっとできた干し柿

3日ですべて食べ終わってしまった。

ちなみに、生の柿の効能は
熱を取り(冷やす作用が強いです)、お酒の毒を解毒し、肺を潤し、渇きを止めます

干し柿になると
冷やす作用がなくなり、体を温めます
肺を潤し、血を止め、お腹を元気にします
つまり、咳によく、吐血や下血によく、疲労回復になります。


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昨日の夕飯



なにやら、豪華!と思ったら、
半分はおままごと道具ではありませんか!?
最近、なぜか、娘の作ったお料理まで、並びます・・・。

春雨と冬瓜とひき肉の煮物
レタスとジャコのサラダ
カブとしめじの味噌汁
かまどごはん
紫芋のから揚げ(写真に写らず)

冬瓜、春雨は余分な水をとります。
痰や鼻水があるときにもいいです。