水疱瘡

羊毛を
解きて重ねて
お湯かけて
擦り合わせて
縫いて吾子へ

娘が通う幼稚園にて覚えた
羊毛からフェルトにする技術！
まだまだにも程があるんですが…
フェルトとはなんて根気のいる作業なんでしょうか。

そんな時間のかかる作業は
神様から頂きました休日のお陰で
行うことが出来ました。

小さな人が水疱瘡になりました。
熱もなく、鼻も、咳もなく。
腹部に発疹二つ、翌朝背中と顔へ広がる。
金曜日病院にて水疱瘡の診断。

水疱瘡は病院でお薬が出るので
漢方薬局に見えるという人は
よほどの通な方くらいかと思います。

水疱瘡で選ばれる漢方は
小柴胡湯と五苓散を合わせた
柴苓湯というものがファーストチョイスです。

ただ、我が家の場合、熱もなく
水疱自体もそこまで水がたっぷり
入っているわけでもなく、
おしっこも普段より多く出ていました。
水をもち、痒いところには
アクリノール亜鉛華軟膏。
こちらは菌やウイルスに対応し、早く乾かします。

敗毒散系の漢方薬を使いました。
漢方の治した方は、
発疹を抑える　のではなく
出す。

それを使うと、それまでポツポツと小さく出ていたのが
翌朝には
ぼっと大きくなり、既に枯れて
赤紫の瘡蓋となっていましました。

は、早い。

３日後の病院で、完治の診断と
登園許可書が出ました。

その間は、熱はないですが
お風呂はやめて、足湯に。
食事も消化のよいものを。

一生ものの免疫を
小さな人は自分の力で得ました。

みんなに
水疱瘡にかかってよかったね
と、言われ、得意そうな顔。
私達は病気を乗り越えて強くなってきたということを
思い出させてくれる言葉がけでした。
お互いの存在があって、はじめて元気でいられます。


蛇足
今回、小さな一つは物心ついて初めて病院へ行きましたが
この近所の病院がすこぶる面白かったのです。
話題のワーーーのことも、あれはまずいからと
言ってくれるところでした。