漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

重だるい

2006-06-26 15:03:59 | Weblog
 雨模様の天気が続きます。
雨の中の紫陽花だけは生き生きしているように見えますね。

 この空模様で体が重くてだるくて仕方がないといういう方が
ぼつぼついらっしゃいます。

ある患者さんは、給食の調理場でお勤めの方なのですが、
職場に蒸気がこもっていて、汗をかき、その汗が冷えて
寒くなるということを繰り返しておられます。

職場の環境というのも大きな問題です。
湿度や温度が自分の快適なものでないときには
なるべくそれを和らげるような工夫が必要です。

この方には勝湿顆粒という体の内外からの湿気を追い出す
漢方薬をのんで頂き、大分からだの重だるさが減ってきました。

最近たまきでは、竹の繊維のものも扱っているのですが、
竹の繊維というのは、吸湿性と放湿性にすぐれた
便利な繊維なのです。

汗をかいてもすぐ吸い取ってくれてそれが早く
乾くので、体を冷やしたり湿気が体に入って
くるのを防いでくれます。

最近、竹に非常に感心している環スタッフです。


ワールドカップ

2006-06-15 16:16:23 | Weblog
 5,6年前我が家でスポーツ番組をみているときの
会話なのですが、

 長女「スポーツはいいねえ。」
すると、中・高とバレーボールをやっている
 三女が「スポーツはいいよお。精神がよごれる。」

といったので、大笑いしたのです。

ワールドカップ、卑怯なことをしてでも
とにかく勝ちにいく
お祭りですね。

4年毎のサッカーファンである私でも、
毎日のプレーにはわくわくします。
今度のクロアチア戦にはなんとしても
勝ってほしいですね。

三女もああいいながら今だにスポーツを
しています。

お茶は百薬の長

2006-06-10 17:40:05 | Weblog
 お茶の苦味はカフェイン、渋味はタンニン、うま味はアミノ酸
です。その他にビタミンCもたくさん含まれています。

タンニンの一種のカテキンは抗菌作用で有名ですが、
その他に口臭抑制、虫歯予防、ウイルス感染阻止、
抗コレステロール、抗癌などの作用があります。

その他お茶には、糖尿病にもよいものが入っています。

お茶のアミノ酸は、脳細胞を活性化させるものや、
免疫を活性化させるのでとてもありがたい
飲み物なのです。

どうせ何かのむなら
お茶をもっときちんとのむとよさそうです。

一煎目に成分が多くでて、三煎目にはほとんどでないので
こまめに取り替えるのが賢明です。

我が夫は、毎日濃いお茶をのんでいたら
いぼがとれたといって
毎朝苦ーーーーお茶をのんでいます。

朝食がごはんのときはもちろん
パンのときでも同じです。

それをみて私もパンにお茶で
やってみたのですが、
紅茶だと思ってのむと
もとが同じだからか紅茶に思えるのですよ。






喫茶養生記

2006-06-02 23:29:13 | Weblog
 先日、お茶を買いにいったところ、摘んでいったら?と
言われたのです。

な・なんとお茶摘みをしてもいいといわれたのです。

そういうわけで夕暮れ時に、
生まれて始めてお茶摘みなるものを
体験させて頂きました。

そのお茶が 蓬莱錦茶 という珍しい新芽が金色を
しているお茶なのです。

持てるだけ摘んで、帰ってフライパンで炒ったら
なんとお茶の香りがしてくるので感激した次第です。

お茶は天平時代(700年代)に栽培されていましたが、
臨済宗の開祖の栄西禅師がお茶を普及させ
喫茶養生記という本も書いています。

これは上下巻にわかれ、上巻にはお茶の効用が、
下巻には桑の効用が書かれているそうです。

漢方には陰陽五行説という考えがあり、
その中の五つの味は
次ぎのように臓腑と対応しています。

肝ー酸味、  心ー苦味、 脾ー甘味、
肺ー辛味、  腎ー鹹味(しょっぱい)

こういう味がそれぞれの臓腑を栄養すると
いうことですが、(とりすぎはだめなのですよ)

その中の苦味のものをとるのに
お茶がよいとされています。

お茶の効能にはそのほかにもたくさん
ありそうですね。