漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
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桜  二分咲き

2007-03-29 17:30:35 | Weblog
 だんだん、桜並木がピンクになってきました。

これから一番いい季節になりますが、
なんと短いのでしょう。

最近、遠い九州の大分で同窓生がなくなりました。
話したことはなかったのですが、
同じ空気を吸って勉強した仲間がなくなるということは
淋しいことです。

彼女の思いを考えると
1日1日を大事にいきないといけないなあと思います。


2007-03-28 13:19:59 | Weblog
 日高は緑に囲まれているので
このところ、毎朝のように、うぐいすが鳴いています。

ホーホケキョ ケキョケキョケキョ
とあんまり上手でないので
まだ若いのかもしれません。

 お店の前も桜の季節がやってきました。
写真は3日ほど前になってしまいましたが
咲き始めたときの写真です。

 春は発陳(はっちん)の季節といって
陽気が高まって、もえいずる季節となります。

そういう点で、東洋では、新学期はやはり春が
向いているように思います。

でも、別れと出会いの季節でもありますね。。

精神的にも、春の陽気についていけないことがあります。
外が明るいとよけい
自分は暗くなったりします。

春は臓腑でいうと肝と深いかかわりが
あります。

肝を調えて、桜を楽しみましょう。


玉屏風散(ぎょくへいふうさん)

2007-03-12 18:45:48 | Weblog
 どのタイプの花粉症の人にも
あわせてのんでもらう薬に
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)という薬があります。
衛益顆粒(えいえきかりゅう)という商品名なのですが。

これは、体のまわりに玉のような、つまり硬くて宝石のように
貴重な屏風をたててくれるというお薬です。

中身は、黄耆(おうぎ)、白朮(びゃくじゅつ)、
防風(ぼうふう)のたった3つの生薬でできています。

防風というのは文字通りかぜよけですね。
おもしろい名前をつけますよね。

このお薬をそれぞれのお薬と一緒に
のみます。

そうすると花粉症の症状がさらに
和らぎます。
私のお気に入りの漢方薬の一つです。

花粉症2

2007-03-09 11:13:51 | Weblog
 前回花粉症になる体質についてかきました。

花粉症はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、耳やのどのかゆみ、
皮膚のかゆみ、咳、だるさ、などの症状がでてきます。

1.は普通にでてきます。
2.は、鼻づまりが強い傾向
3.は 鼻水が特に多い傾向
4。は、目のかゆみ、皮膚のかゆみやがさがさが強い傾向
5.は、目の痒み、喉のいがいがやかゆみ、咳が出やすい傾向

体質のところをフォローしておくと
花粉症の症状自体も軽くなるので
たまきでは、体全体をみていき
体質を改善していきながら
花粉症の症状を改善するお薬をのむという
方法をとります。

そのため、人によってお薬はさまざまです。
花粉症をきっかけに体を丈夫にしていくと
だんだん花粉症が出なくなり、
春が快適に過ごせるようになります。

花粉症

2007-03-07 16:26:08 | Weblog
 先週あたりから、花粉症の患者さんが増え始めました。

花粉症はあまり病気というイメージがないので、
これぐらいって思いがちですが、
悪寒や熱感、倦怠感などとなると
かぜと同じ症状がですから、本人はかなりつらいです。

漢方では、衛気虚(えききょ)といって、
気の一部である衛気(えき)の不足とみます。

衛気なんて聞きなれない言葉ですよね、
防衛力の低下と思っていてください。

衛気がしっかりしていると
体のまわりにバリアを作り、
花粉の影響から守ってくれるという
考え方です。

衛気は気の一部ですから、
1.元気不足の人
2.元気不足がすすんで寒がりになっている人
3.元気不足で余分の水があふれている人
4.元気のもとである、血のたりない人
5.もっとすすんで水分まで足りない人
   このタイプは、からげんきがあるので、みかけ上は元気です。

大きくわけるとこのように分かれます。

このタイプによって、花粉症の症状の出方も違ってきます。