がらくたどうBlog

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いただきもの

2011年03月19日 | 模型


アホほど核兵器ダブつかせてるくせに、やたらと風評流すような海外世論に屈することはない。広島・長崎からもガッツリ復興して美しい国を構築したんだ。
もっかい根性見せてやる。その証拠に、今彼らは文字通り命を懸けてくれている。東でも西でもない、ここは美しい国ニッポンだ。



さて、今日は長女の卒園式。前回のエントリーに書いたとおり思いがけず地震で怖い思いをした長女ですが、その後は徐々に落ち着きを取り戻しまして、何とか今日の日を迎えることが出来ました。
実は、ディズニー旅行の最終日、本当は最後にディズニーシーに寄って、長女と次女にぬいぐるみを一つずつ買ってやる約束をしていました。次女のは、まぁそこらの玩具店でも手に入る物だったので
補完が聞くからマシだったんですが、長女の御所望が熊のダッフィーのお友達のシェリーメイのぬいぐるみだったものだから困った。これ、ディズニーシーのパーク内でないと買えないのよ。
っつーか、そもそもぬいぐるみを買う約束はカミさんと子供の間で交わされたもので、それなら初日にシーに行ったんだからその時買えば良かったのにと言いますと、カミさん曰く

荷物になる

と思って帰りに買う約束にしたんだと。俺ちゃんはダッフィーとグーフィーの区別も付かないくらいのオッサンなので、そこらのことは知りもしなかった訳ですよ。で、流石にカミさんも
「初日に買ってあげれば良かった」とスッカリしょぼくれてる娘を横目に凹んでるわけだ。で、まぁ、怖い思いもしたし、脱出作戦ではベソかくこともなく頑張って行動してくれたので
世の倫理観には背くが恥を忍んで転売ヤーから調達することにしました。この場合、某国製を中心としたピーコ品の山から正規品を探し出すのが大変なわけですが、ネットに出てる真贋区別と
友人のディズニーバカからの助言を参考に(結構、いやかなりピーコ品って出回ってるんですね。おそ露西亜)、定価よりも割高ながらも正規品出品者を捜し当てて手に入れました。
割高っつってもオッサンのガレージキットに比べりゃ屁みたいなもんですし。で、それがあたかもネズミ国から送られてきたかのように錯覚させて子供に贈りまして、漸く一件落着です。

親バカでげすなぁ~。
 っつー事で、すっかり笑顔を取り戻した我が子は今日は元気に卒園式に行きました。

父ちゃんは出張で行けなかったけどな!

まぁこれは仕方ない。ちなみに入学式も黄信号状態です。

 さて、話は変わりまして、今度は俺ちゃんが本を戴いた話。

日本陸海軍の特殊攻撃機と飛行爆弾
っつー本であります。戦時下の日本の黒歴史というか、所謂特攻機の資料本です。日本人の石黒竜介氏とポーランドのTadeusz Januszewski氏の共著でありまして、
元々は洋書としてJapanese Special Attack Aircraft & Flying Bombsというタイトルで発刊された物の日本語訳版。モデグラの大日本絵画からこの翻訳版が出まして
それが私にも贈呈本として届いたというわけ。で、この日本人の黒沢氏が地元中津の出身者であり、我が家とはかなり旧くから縁がある御家庭のご子息ということもあり、
更には私がモデラーだと知った氏が、時々面白そうなものを贈って下さってたのですが、今回は遂に「欲しかった資料集を何処も出版してくれないから自分で出した」という
暴挙というか快挙をw成し遂げられまして、その記念に贈って下さったというわけだ。石黒氏には「塗装」という面で昔とても為になるレクチャーを賜ったことがありましてね
殊にハンブロールカラーを使用した混色・調色のイロハを随分詳しく教わったものでして、私にとってのセンセイの一人と言えなくもない。
 で、元々飛行機模型マニアな氏は、地元が宇佐海軍航空隊(戦争末期には特攻隊基地となる)の膝元ということもあり、特攻隊の悲しい歴史には非常に思い入れがあるそうで、
単に模型用の資料というよりは、感情的タブー視されがちな特攻隊専用機の資料を埋もれさせたくないとの思いもある中で、氏が25年文通をしていたTadeusz氏との間で
「だいぶ資料もたまったので、 いっしょに本を出さないか」、ということになり、Tadeusz氏がコネクションをお持ちだったマッシュルーム出版から出すことになったものだそうです。
そして、 「その英語版の紹介をしてもらった「スケールアビエーション」の元編集長の方と話をして、ぜひ日本語版を出そうということになりやっと2月に大日本絵画から出版の運びとなりました。



写真資料・図面資料・そしてファイル形式で記載された詳細解説から成り立っておりまして、模型の資料本というよりも超短期間で技術革新を成し遂げつつも
ボタンの掛け違えの繰り返しで遂には全てを失ってしまった日本の余りにも短く中身が濃すぎる戦時航空史の資料として、とても読み応えのある一冊になってます。
調べようにも彼方此方に点在した形で詳しく知ることが出来なかった各機のデータが、この本では非常に判りやすい構成で整理されておりまして、
そういう意味でも画期的な本に仕上がってるんじゃないでしょうか。神龍という特効用グライダーなんてオッサンはこの本で初めて知りました。
アマゾンで普通に買えますんで、もし興味のある方にはお買い上げいただきたく存じます。はい、モロ宣伝です(笑。でも、この本は翻訳された物を読んで
改めて戦後世代の日本人にこそ読んで欲しいと思ったのは本当です。


 それから、ヒロのロータス78のトランスキット2種がいつの間にか届いておりました。旅行から帰ってから心情的に模型熱が氷点下だったので届いてたのさえスルーしてました。
昨日漸く開封してみまして、中身を見て微妙な空気~(汗

↑1/20のトランスキットで

↑1/12のトランスキット。
ロニーが最後に乗ったイタリア仕様に改造するためのトランスキットになっておりますが、ヒロの過去のトランスキット製品から比すると少々中身が寂しいい感じ。っつっても、
この頃のタミヤはプラモデルにしては非常に情報量の多い製品をリリースしていたこともあって、トランスキットとして加えるべきパーツが少なめだったという事と思えば充分かも。
惜しむらくは、内容に比して価格が高価に思えることか。1/20だと私のようにドライバーフィギュアに魅力を感じない人間には「それを付けるならヘッドカバーとかフロントサス周り」って思っちゃうし
既発の元キットパーツは殆ど使わないんじゃねぇの?って位充実した内容のT79・P34・M23のトランスキットと比すると割高感を感じますな。ヒロの製品で割高感を感じたのは初めてかも。
まぁ実際に作ってみれば印象変わるのかも知れないけど,期待していた分少々寂しい感じです。感覚的には1/20が1万円程度、1/12が1万5千円程度の中身という印象です。
特に1/20のフロントサス付近はどうにかして欲しかったなぁ。モーターライズベースの影響で、ディテールよりも組み立てやすさと強度確保が優先されて
最も残念になってるポイントだと思ってましたんで。製作してみて感想が変わることに期待します。問題はいつ作るんだ?という毎度の大問題がありますが(笑。

 トランスキットといえば、今度ST27から出るロータス99Tbのトランスキット、何年ぶりかでST27の製品を発注してみました。公式では結構自信ありげな感じですし、
ロータス99Tから改造するには改造箇所が多すぎてレジン置換前提の改造になっちゃう99Tbって事で、脳内会議での幹部連中の反対を押し切っての強行発注。鬼が出るか蛇が出るか・・・

※2011/03/22 加筆修正

コメント (9)
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