どうも、お久しぶりすぎて、この蛾洛汰堂そのものが失踪したと思われていたであろう中、ちゃっかり生きておりましたの@河童です。毎日クソ暑いですのう~。
っつーことで、先日開催されました地元の模型展示会のレポであります。
気が付けば第七回となった展示会、第一回から私も隅っこの方で参加させていただいてるんですが、今年は危うく初の「展示品ナシ」になりかけたってのは本当の話。
思いの外色々あった一年でありまして、トドメとして毎年8/15迄クッソ忙しい身としましては、夏休みは8/16から取ってるんですが、カレンダーの都合上展示会の為の
ラストスパートに使える日が8/16と8/17の二日間しか無いというのがダメを押してくれました。
え?ダイエットに夢中になりすぎたんじゃないかって??
その通り!
え??ももクロの動画漁りと家族揃ってライブビデオ鑑賞に時間使いすぎたんじゃないかって???
その通り!!
え???一本見るだけで模型製作の貴重な時間を2時間も失ってしまう映画鑑賞に勤しみすぎたんじゃないかって????
全く以てその通り!!!
っつーわけで、件の8/16と8/17の二日間、何とか頑張って突貫作業を進めたんだけど
デイトナは↑の状態で力尽きました。殆ど完成してるように見えて、自作したはずのアンテナ基部とドアノブが何処へ行ったか判らなくなったのが運の尽き。
ちなみに、残る作業はドアノブ・キーシリンダー・ホイールスピナー・ナンバープレート&ナンバー灯・ワイパーだったんですがね~。来年のネタにしましょう。
え?ディアブロ??何其れ、どこの名物??
っつーことで、改めまして今回の展示会のレポです。
実は今回の展示会は、地元クラブ員各位が各々充分模型に勤しめない事情を抱えておりまして、実は開催そのものがヤヴァかったのです。
要するに、展示するだけのブツ量が揃えられないって話。そんなわけで、頭抱えながらも近隣の毎年交流させていただいてる模型クラブさんの御協力を賜り、
何とか今年も開催できたことは、本当に有り難いことでありました。下関や佐賀や大分市方面からも遠いところ作品を持ち込んでくださる方が居たり、
毎年飛行機の実機写真パネル展を共催してくださる方やエキスパート揃いの築城模型クラブの方々の御協力もあっての無事開催となりました。
皆さん、本当に有り難うございました!!
そうそう、今回の展示会、別な意味で大変な展示会となりました。
なんと、このクソ暑い中、会場の図書館全体の空調が突如故障。会場使用料に加えて空調利用料も支払ってるのにな~と言っても、機械の故障が予告無しなのは当たり前。
当たり前ではあるけど、このタイミングで故障せんでもええのに。。。そもそも、今年の夏は九州全体で節電が呼びかけられていて、電力使用量が上昇するデイタイムは、
自宅で各自がガンガンエアコン掛けて使用料を嵩張らせるよりも、皆で公共施設などに行って過ごしましょうよ的雰囲気がありまして、図書館に涼みに来たついでに
展示会も見て行ってね~ってな感じで看板作ったりしてたんですが、図書館入り口のこの貼り紙を見て踵を返しちゃう人多数となりました(汗。
図書館自体が空調大前提で設計されていて、エアコンがないと灼熱の太陽の日差しの下よりも更に暑くなるという悪条件の中、偶々図書館の近くにあった氷屋さんで
急遽 氷柱 を入手してきまして、こんな中にもかかわらず訪問してくださった方に少しでも涼を御提供できればとスタッフも大忙しでありました。
ちなみに俺ちゃん、あろうことか本職の仕事が展示会開催日の18日19日の両日共に直撃してしまいまして、搬入時と撤収時しか居られないという何とも申し訳ない事でありまして、
実はこの空調故障がどれくらい大変な話であったのかは、人づての話でしか知らなかったりします。ほんますんまへん。
そんな中でありましたが、二日間で600人以上の訪問をいただけたということで、感謝感激雨なんとかであります。尚、詳細は後日クラブのHPに改めて掲載しようと思います。
先述の通り、私自身が殆ど居ることが出来なかったので、例年のように作品の画像をキチンと撮ってないんですよ。
なので、今回は短い滞在時間の中でパパパっと撮ってピンが合ってた画像の中からの御紹介となります。ガンプラやキャラ物、AFV等は殆ど撮れておりません。
私個人のメインジャンルであるAUTO系は、クラブ古参の筈の私とエース君の二人が一台ずつしか完成していないというダメっぷりでどうなる事かと思ってたんですが、
昨年の展示会でゲスト参加してくれたバイクモデラーさんが、今年から会員参加になってくださいまして、この御仁が僅か2年で22台も製作するという強者!!
この御仁、本職のバイクメカニックさんで、普段は北九州のディーラー系でメカ担当していて、オートポリスや鈴鹿などレースメカニックとして出向いちゃう様な人。
なので、今回持ち込んでくれた22台も全て素組みではなく、可動式チェーンとか省略部作り起こしとかワイヤースポークの打ち直しとか色々手が入った優れ物ばかり。
フジミのYAMAHAFZR750テック21号。
フジミ ZX-10R初号機仕様。「これね、キットは多分メンテ中か展示用か、何れにせよ動態状態では無い物を資料にしてると思う。なので、オカシイ部分と省略されてる部分は仕事しといた」
そうなのだが、バイクに疎い俺ちゃんにはさっぱワケワカメ。
嗚呼、懐かしのYAMAHA TZM250、80年代の名機ですな。原田哲也号。なんぼ疎いオッサンでもこれは知ってる。
タミヤのVT250F、、かな?これもスケール感が1スケール違うくらいの情報量があって目を惹きました。
タミヤ HONDA CBR1100XX。仕事が仕事だけに資料に事欠かないってのは何ともモデラーとして羨ましい話だ。製作モチベーションも職場で簡単に上がるんだと。
お次はウチのクラブのエース君。最初の頃は色々教えてあげたりしてたんですが、テクニカルはオッサンをあっと言う間に追い越してどっかへ逝ってしまいました♪
ガンダムばっかし作って遊んでたら車作る時間が無くなったとか言って、突貫工事だけであっと言う間に一台仕上げてきやがりました。
下関からゲスト参加してくださった方の所謂"痛車"。デカールの貼り方がその筋のセンスを感じますな。
痛車って私も過去2台ばかし作りましたが、グラフィックやロゴの配置とベースカラーの選択に頭抱えるんですよね。
この方は他にも何台か持参してくださっていましたが、どれも見ていて素直に楽しいと思える出来映え。作ってる方も楽しいでしょうなぁ。
これもゲスト参加の方が持ってきてくださった話題のトヨタ86。スバルのBRZの納車待ちが理不尽レベルなのは有名になってますが、トヨタの方も「BRZよりマシ」な程度で
こちらもかなり待たされるらしい。納車待ち組が待ちきれずキャンセルしたりするのを防ぐのに色々イベント開いたりして大変らしいけど、プラモならどちらも即納です。
今回の展示会に出品した私の虎の子の一台がベヨ姐さん号。今年は他ジャンルの保険も一作もなかったのでマジでコレ一台のみ。誠に申し訳ないこってす。
そういや作る方だけじゃなく、買う方も全然買ってないな~。
さて、毎年ドデカアイテム持参で参加してくださる独逸被れさんの独逸物。
昨年は1/72、一昨年は1/35のドーラ列車砲を持ち込んでくださった独逸被れさんですが、今年は色々お忙しかったそうで、ご本人曰く「今年は大きいの無いんだ。御免」と言いながら
持ってきたのは1/16のⅣ号(笑)。上の画像でこのⅣ号の周辺にチラチラッと写ってるのは1/35のⅣ号等でして、充分すぎるほどのデカブツだと思います。
車体が1/16なら当然フィギュアも1/16ってことで、マシーネンのフィギュアよりもデカいのが乗ってるわけですが、塗装もお見事です。
独逸被れさんはHN通りに独逸独逸のオンパレードでして、飛行機もこれまた独逸オンリーのストイック展開。
上のメッサーシュミットもハインケルも「今年は大きいの無いよ」と言いながら1/32で充分デカイ(笑)実は1/35レオポルド列車砲なんてのが完成してる情報も得てますぞ!?
いつか見せてくださいね。
毎年大変御世話になってます築城模型同好会の方の作品。ベルX-1、そう、ライトスタッフですね。今回製作者の方と少しお話を聞く機会がありまして、
飛行機みたいなデカイ物を、完成後どうやって保管してるのかとノウハウを尋ねてみました。ベストは「家立てるときに展示保管用の部屋を確保する」と「断捨離」だそうです。そらそうだ(笑)
実際のところ、真面目な保管のノウハウを聞くことが出来たので、自分的には飛行機製作時の心配事が一つ解決した気分です。
左巻の赤い連中が難癖付けまくってる事へのアンチテーゼとばかりにオスプレイが登場。イタレリの1/48。
安全性が色々言われておりますが、本当のところはどうなんでしょうね?何でもかんでも米軍のマークが付いただけで反対しちゃう人達の意見は参考にならないとしても
この特殊な構造の機体から見れば、少なくとも操縦何度が高いことは想像に難くない。ちなみに、イタレリ版のキットは試験運用段階で既にキット化された古参キットでありまして、
胴体と主翼の継ぎ目にド派手な隙間と段差が出来るとされたキットだったんですが、2005年以降本格的実用配備されるに至って、なんと主翼部分は胴体と平行な状態に
グルリと回転させることが出来ることが判り(先の岩国基地配備時の搬出映像)
今回持ち込んでくださった御二人も映像を見て「なんぢゃこりゃぁ!?」となったそうで、継ぎ目処理と段差のスムージングの苦労は何だったのか等と憤っておられました。
オッサンも大好物のマシーネンも出品されておりました。
これまた山口県からわざわざ持ってきていただいたグロフン様。もうヤヴェェくらいカッチョエエです。塗装が素敵すぎて全身舐め回すように見てしまいました。
ウチのクラブ員のマシーネン好き会員さんのナッツロッカー。これまたカッチョエエ塗装ですな~。マシーネンは作り手(塗り手?)の個性が出まくりますな。
そうそう、北九州でMA.Kの展示会が開催されることとなったようだ。来月の彼岸の頃。近いので俺ちゃんも昨年作ったモノリスヴィネット持っていこうと思ったのだが
ブラウザの問題か参加フォームが送信できずに困り中。ナッツロッカー作ったお仲間さんに委託しちゃおうかな?
「30周年なんやけ、横山センセの故郷で展示会をしてみらんね!?」北九州展示会
さて、その他今回の展示会で個人的に目の保養になった作品を二点御紹介。
宇宙戦艦ヤマトの地中に埋もれた大和の残骸のヴィネット。これが描かれた頃は、まさか大和が船体三分割になり砲塔は抜け落ち艦橋は挫滅して沈んでるとは思ってなかったらしい。
でも、この残骸が崩れ落ち、中から宇宙戦艦となったヤマトがイスカンダルへ旅立つシーンの衝撃は、そんな歴史の事実なんかどうでもよくなるくらいのインパクトだった。
タミヤのセレブ用キット1/350の大和のパーツを贅沢に使用して製作されたヴィネット。
毎年壮絶且つ繊細な張り線で魅了してくれる飛行機モデラーさんによる珠玉の逸品。当時の飛行機設計のトレンドであったカプロニ伯爵考案の水上飛行機ノビプラーノことCa.60。
主翼が9枚にエンジンが8機という、一体コレで何をどうしたかったのかを真顔で聞いてみたくなる物凄い構造の旅客機。後にも先にもこのような構造の飛行機は一機だけであり、
このノビプラーノも処女飛行時に墜落炎上。カプロニおぢさんもコイツのお陰で斜陽族となりまさしく踏んだり蹴ったりな機体だが、こうして立体物で見てみると感動を禁じ得ない。
こんな機体のキットが存在するはずもなく、完全なスクラッチビルドであり、製作用の「自分のためのインスト」を見せて貰うと何十ページもあったのに再度驚かされた。
張り線用のテグスは総延長50m使ったそうな。
モチベーションは上がるどころか年々右肩下がりと自覚してるんだけど、それでも展示会の度に「来年こそは!」と毎年思うんですよね。
「ひょっとしてもう模型趣味というのを辞めたくなってるのか?」と思いつつも、こうして色々な人の作品を見せて貰うと「やっぱり模型が好きなんだな」と自覚する俺ちゃん。
取り敢えず、展示会に出せなかった3台「デイトナ・ディアブロ・412T2」を頑張って仕上げて、「今作りたい物を作る」状態に戻していかないとね。
そう、既に「デイトナ・ディアブロ・412T2」の3台は、残念ながら「今作りたい」というアイテムではなくなってしまっているのだよ(殴)。