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映画「マチェーテ」

2015年07月15日 | ホームシアター&エンタメ

 

っつー訳で、もう何時発注したのかさえ忘れてましたが、WAVEのMa.Kシリーズ新作「ラリーポーン」が届きました。

前は でじたみん とか あみあみ 辺りを利用して買ってましたが、発売延期が上等なプラモ業界にありながら、発注を一々月締めされて面倒くさいのが困りもの。

たとえば、7月発売の製品を5つ頼んでるとして、その内の一つが8月に延期になったとすると、場合にも依りますが梱包を二つに分けられてしまったり、

或いは7月発売のと8月発売のを1梱包で発注出来なかったりするんですよね。以前の様に毎月爆買いしてた頃はむしろ重宝するシステムなんですが、

最近のように月に1~2個しか買わないようになってからは、もうただ面倒くさいだけのシステムに思えてきた。

 一方でアマゾンだと、単価そのものは先述の通販サイトよりも少し割高なものの、発売前の商品であれば単に予約でポチッとけばイイだけなので

ここのところはアマゾンばっかり利用しとります。アマゾンと言えばやたら大々的にプライム会員セールとか煽ってましたが、期待してサイトを覗いてみると

言うほど安くなってないし、目玉商品は即完売で全く以て利用価値を感じないセールに思えまする。

そらそうとラリポーーン♪ですが、なんと箱を開けてビックリのピンク成型色。別に成型色なんてシミ上がりとかがないなら何でも良いわけですが、

箱を開けたらピンクだったってのは、箱絵のハードボイルドさとのギャップを感じましたなぁ。ゴルゴが女物のパンツ履いてた並の違和感。

 

 

 話変わりまして、来週一週間位は、故郷の京都に仕事で長期出張り予定。なので、ここんとこは、出張前にやるべき仕事を片付けてしまうべく大忙しです。

とな何とか言いながら、仕事ばっかりでも面白くないので、たまの息抜きは真夜中に映画棚を漁って未見の作品を漁るわけですが、

今回発掘したのは、ダニー・トレホ主演、ロバートロドリゲス監督作の多分バカ映画であろうこの作品

「マチェーテ」

をセレクト。2011年の作品ですが、すっかり見忘れていました。ダニー・トレホって人は、元はガチで囚人だったりしたのだが、

最後に収監された際にボクシングと出会い、そこから今までの荒んだ人生を改めて裸一貫で出直し。縁あって映画関係者の目にとまり

依頼その「生まれついての悪役顔」を武器に、数多くの映画で悪役を担ってきた、日本で言えば丹古母鬼馬二さんみたいなポジションか(丹古母さんは犯罪歴謎有りませんが)。

 で、ロドリゲス&タランティーノが何度も監督作品に出演して貰ってる中、2007年の共同制作作品「グラインドハウス」内の偽予告編として制作されたトレホ主演「マチェーテ」を

2010年に長編作としてホントに制作しちゃったのが本作「マチェーテ」。

ストーリーは有りがちな復讐ものなのだが、その描写の仕方がバカ200%。ただし、全世界40億人のダニー・トレホフリークにとって見れば、

まさかトレホ主演の勧善懲悪作品にお目に掛かることになろうとは思ってもみなかったわけで、どんだけ内容がバカでも本作は珠玉の逸品となった。

キャスティングも実によく出来ていて、本来ではトレホ演じる悪役の息の根を止める役割を果たすであろう大物が、こぞって悪役を演じている逆転キャスティング。

悪徳政治家マクラフリン議員約は名優ロバート・デ・ニーロ。

不法移民を「狩り」と称して殺しまくる最低自警団団長ヴォン・ジャクソンにはドン・ジョンソン

そして、マチューテの宿敵で冷酷無比な麻薬王トーレスにはスティーブン・セガール。

更には、本来であればスカートの裾さえ触れること無くスクリーンから消えてきたトレホに、今作では並み居るエロ美女が寄り添いまくり。

メキシコからの不法移民を陰で支えるルースを演じるミシェル・ロドリゲス。

I.C.E捜査官でマチェーテと恋仲になるサルタナにはジェシカ・アルバ。

マクラフリンの片腕ブース(ジェイ・フェイヒー)の娘で麻薬中毒ジャンキーのエイプリル役にはリンジー・ローハン。

リンジーと言えば、一昔前のアイドル時代に脱ぐか脱がないかで大騒動を引き起こしたことも有った訳だが、

今作ではスッポンポンどころかトレホにむしゃぶりつかれてました(笑。以前の騒動が何だったのかってほど今作では服着てる時間の方が短いです。

 今作の面白いところは、首は飛ぶは四肢は四散しまくりだわ血飛沫飛びまくりの残酷描写も多く、一方でケツもオッパイも揺れまくり出まくりのエロ満載、

設定も妻子を無惨に殺された男が、どん底から這い上がって悪党共を次々に血祭りに上げ、遂には憎き宿敵と再び対峙するという実にハードボイルドな設定なのに

映画そのものは全然ハードボイルドではなく、完全無欠の低予算バカ映画になってるところか。だいたい主役がトレホっすからねぇ。主人公は弾に当たらない補正とか、

主人公は尾根遺産に無闇にモテる補正とか、主人公は常に窮地に立たされてから逆転する補正とか、

それこそロバート・ダウニーjrとかクリスチャン・ベイルあたりが主役であれば絵になりそうな主人公補正も、トレホなだけに真面目な顔して笑いをとってしまってます。

トレホもそうですが、先述の豪華共演陣も悉く真面目な顔して挙ってバカなことばっかりやってるところが、兎に角バカ映画好きの私にはツボでした。大当たり。

マチェーテ予告

 

っつーわけで、あまりに面白かったので続編の「マチェーテ・キルズ」も鑑賞。

が!

これはアカンかった。何がアカンってクソほど真面目くさってバカな事ばっかりやってるのは前作同様のコンセプトなんだけど、

ちょっとバカ方向に舵を切りすぎていて結果映画そのものがお寒くなってしまっていた。他作品のオマージュらしき演出もひたすら寒いばかり。

序盤の切り口だけは面白そうに思えたんだけど、話が進むにつれコチラのテンションは右肩下がりでしたな。途中で見るの止めようかと思ったほど。

キャスティングはこの続編も豪華。序盤で消えちゃうからかクレジットさえされていないけど前作から引き続いてジェシカ・アルバとミシェル・ロドリゲスが再登場、

変装名人殺人マシーン"カメレオン"役は、ウォルトン・ゴギンズ、キューバ・グッディングJr、アントニオ・バンデラス、レディー・ガガの1人4役ならぬ4人1役、

ヤンキーな大統領役にはチャーリー・シーン(本名のカルロス・エステベス名義)、二重人格の麻薬王メンデス役はメキシコの名優デミアン・ビチル、

マチェーテをサポートするミス・サンアントニオ役にはジョニデの嫁に収まったらしいアンバー・ハード、

そして極めつけは死の商人こと巨大軍需産業CEO役のメル・ギブソン。

 こんだけ豪華な共演陣だったのだが、内容がとにかく寒くて、オマケに今回は服脱いでる尾根遺産が”ゼロ”ってことで全く以て粗末な映画だった。

 あまりにお粗末すぎて紹介するのも面倒なので止めときます。

『マチェーテ・キルズ』予告編

コメント (2)
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