さて、ほぼ一週間後に迫ってきた地元のプラモ展示会です。
地元図書館のホールを利用しての展示会です。10月17と18の二日間の開催となります。何だかんだで10回目。ワシの場合、出せる作品が1つなので申し訳ないぞ☆
今回は何とか1作品持ち込めることになりましたが、規模が小さい展示会でもありますんで、お近くの方で持ち込める人はどうぞご協力お願いします。
また、昨年も好評だった子ども向けのプラモ体験教室を今年も開催。バンダイの妖怪プラモを用意して(この子どもイベントは18日(日)のみ)お待ちしております。
して、私が持ち込むのは例の412T2なんですが、ホントに最後の最後の仕上げが少しだけ残ってますんで、展示会までの1週間で展示出来る状態に整えねば。
実はあわよくば目下製作中のDD51も行けるんじゃないかと目論んだんですが、予想を遙かに超えるパーツ数工程数のお陰もあって目出度く「間に合わないこと確定」です。
毎日或る程度の製作時間を確保出来る環境であれば可能だったのかも知れませんが、空いた時間にチビチビを繰り返してたのでは到底間に合わないっすわ。
さて、そのDD51。今回からボディーワークに凸乳しております。ボディーの工作は全部いっぺんにヤッツケる事をせず、敢えて2セクターに分けて作業しております。
今回は先ず前後ボンネット関係とキャビンの塗装。そうそう、塗装色は結局「北斗星」カラーに決めました。赤白のノスタルジックな色合いも捨てがたいので最後まで迷いまくり。
決め手は
↑この色を先んじて入手していたこと(笑。これ、ブルートレイン用の青なんだそうですが、私の場合はこの先も先ずこの色を使用して何かを塗る機会があるかと言えば、そうそう無いだろうと思われ、
折角買ったけど使わないまま塗料が死ぬなんて事になりかねないし、んじゃぁ盛大に使って昇天させようということにした訳ですな。この青ですが、白顔料が入ってないかもしくは極少量であれば、
この先も調色ベースとして他の使い途も有るんですが、瓶の底に沈殿した白顔料の量からして隠蔽率は高いけど調色ベースにはちょっと出来そうも無い青です。
で、購入してから1年以上積んでたクレオスのトリガータイプのLWAエアブラシを遂に今回卸しました。どうやら岩田の同タイプのブラシのOEMらしいっすね、これ。
その気になる使い心地ですが
これはイイ!!
マジでイイ!!!!!!
なんで今までこれを放置してたのか!!!(何も作ってないからですw)。
平吹きノズルを使うと、この大きさのパーツでもムラ無く一気に塗り上げることが出来ます。模型用のブラシで大面積の塗装ってのは大変なんですが、
このブラシに限って言えば、多分1/8の車のボディーとかでも楽勝で行ける筈です。デカブツの塗装でこんだけ楽だったのは初めてっすわ。
ただし、幾つか注意点も。私の場合、平素は概ね0.08Mpa付近のエア圧で吹くように希釈するんですが、本使用前のテスト段階では、その希釈だと一気に吐出しすぎて
吹くそばから流れちゃってダメでした。要するに乗らない。で、塗料1に対して薄め液0.8位の濃いめで調色し、エア圧も0.1Mpa~0.12Mpa辺りで吹いてみると
噴霧も細かくそれでいて綺麗に対象物に塗料を載せることが出来る素敵すぎる使い加減。ようするに、コンプレッサーの能力によって使い勝手が大きく変わります。
また、濃いめの塗料を高めの圧で吹くので当然なんですが、塗料の消費がハンパないです。ガイアの青20号の瓶の半分以上が今回の塗装で消えました。
吐出量が多い上に噴射角が広いために捨て吹き分の量もかなり多い感じ。これはトリガー式である為、エアと塗料の量が並行調節になってることもありそうですな。
っつーことで、使い途はかなり限られる(広い面積のベタ塗り塗装)けど、車モデラーには超オススメの一本かと思いますよ。ウレタンクリアー使う人であれば、
それ用に一本持ってても損しないと思う。以前から同じLWAでもダブルアクションタイプのLWAを普通塗り用とクリアー用との2本使いをしてきてたんですが、
同じLWAでもこのトリガータイプは全く使い勝手が違います。っつーか、作る機会が激減してるくせに、クリアー用にもう1本とか考え中(笑
尚、この色を塗る前の下処理ですが、内装側はクレオス黒サフに自家調色内装色、外側はクレオス1200サフにガイアの青20号という組み合わせになってます。
裏に黒サフを用いたのはプラ特有の透け防止の意味合いが大きいです。電飾も入りますしね。それから、ボディーは他の部品と異なり豪勢なスライド金型が使用されてるんですが、
パーティングラインが薄かったのでキサゲで削げばOKかと思いきや、パーティイングライン位置での型ズレが思ったより大きく、結構整形に手間取りました。
表は青20号、裏は自家調色のグリーン系で塗り分けてから問題のストライプ塗装。北斗星カラーって事で金色の帯が入る訳ですが、
白線1本の赤白仕様と異なり金色2本線になっとるんですよね。ただ、スケールが1/45とデカブツサイズである事が幸いして、私でもなんとか塗装で入れることが出来ました。
方法は、先ず本体をドバ-ーっと青くしてから、ストライプの下辺を決めるべくマスキング。尚、ヘッドライト周りのみキット付属のマスキングシール(赤白用)を加工して使用してます。
金帯も赤白の帯と幅そのものは同じ(少なくともキットのデカールの状態ではですが)なので、このヘッドライト部分を基準にして、以下のようにマスキング。
先ずストライプ下側部分をヘッドライトのマスキングの下辺からズーーっと伸ばしてマスキングします(①)。で、その上にクレオスの細切りマスキングシートの1mm幅を使って
図の赤い部分の様に①に沿わせるけど重ねないようにマスキング(②)。その上にアイズプロジェクトが出してる極細マスキングテープの0.4mmを②に重ねないように貼り込んで(③)、
更にクレオスの2mm幅のマスキングを貼り(④)、最後にストライプ上辺をマスキング(⑤)。デカールの帯幅(3mm強)より気持ち広めですが、この方法だと比較的手軽にマスキング出来ました。
後は、先の図の赤い部分のマスキングのみ剥がしてから、クレオスのスーパーゴールドで帯を描きました。このゴールドはメタリック粒子が多いので塗膜は弱めである反面、
エア圧と吐出量に気を付けて吹けば、マスキングの密着が不完全な処からの吹き漏れが起きにくいんですな。ガンプラとかであれこれメタリックやパール塗料を使いまくって得た知識が
こういうところで役に立つもんです。
ストライプは入ったモノの、ゴールドを使用したことで少々面倒な問題も発生、一つは、マスキングのキワの処理ですね。現在は剥がしたマンマなのでギザってるんだけど、
めたりっくはこれをコンパウンドとかで処理できない。地道に拡大鏡を使ってギザってるとこを薄刃のナイフで処理するしか知らないのだが、他に方法あるんかね?
あと、当然このストライプ部分の塗膜は弱いのでクリアーコートしたいのだが、出来れば半艶にしたいんだけどセミグロスクリアーを自家調色しようにも加減がワカラン。
ガイアやバルケッタの半艶クリアーが急に欲しくなっても
うっ・て・る・みせ・が・ない☆
っつーか、近隣半径50km以内にガイアの塗料とか扱ってる模型店は無い。
仕方ないので手持ち調合で何とかします。ともかくも、これで再び作業はインスト通りにキャビン周りに戻ることが出来ますね。何だかんだ言っても大きなヤマ場を越えた感は有る。
ボディー関係はもう1セクターあるんだけど、車台が絡んでくるからその時にやっつけることにしやす。
形が見えるとテンション上がる~から、ここでボディをやっつけた意味はモチベーション的に大きい。
☆以下、エントリー翌日に追記
塗装のヤマ場越えたとか言ってましたが、肝心なのをスッカリ忘れてました。キャビン両サイドの流星マークです。
ここだけデカールだとゴールドの色合いが合わないはずなので、ここも塗装でマーキングしました。っつーか、キット同梱のデカールの流星マークって、
どう考えてもサイズミスだと思うんですよね。北斗星のDD51の実写画像を幾つか漁ったんですが、☆の部分は金帯と別パーツの足場(G19)の間に収まってるんですよ。
ところが、キットのデカールだと足場の部分を大きくはみ出すし、☆の足部分もキットのデカールの形状だと真横から見た時に足場を跨ぐ部分が一直線にならないんですな。
今回、マスキング用のシートを作った際にデカールをカラーコピーしたんですが、最初100%サイズだとデカすぎたので86%に縮小してやったら、何とか許容範囲に収まってくれました。
マスキングシートは、デカールのコピーを2枚用意して、白用とゴールド用に分けて作成。白い星を描いた上に金の星を重ねると、メタリック特有の現象なんですが、
白の星のフチの影響が金の星の表面に浮き出てしまうので、キッチリと白と金とでマスク範囲を分けて塗らないとならんのです。やる前は面倒くさいかと思ったけど、
いざやってみると意外なほどスンナリ出来たので拍子抜け。白も金もテープを使わずに紙でマスクして星の中心付近から外に流す感じで吹くとエッジが微妙にボケるのでイイ感じになる。
どうでもいいけど、鉄道のカラーリングって、資料漁ってみると、結構いい加減というかアバウトな仕事なんすね。
青は全部同じ感じだけど、金帯の色合いは一定じゃないし、この星の塗り方やサイズも結構マチマチ。そこがAFV車両っぽくて味があるんですけどね。
っつーことで、今度はホントに山越えた、、、、と、思う(笑。