がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

Kotobukiya 1/35 タチコマ

2016年02月22日 | 模型

 

 

 

 

 変態疑惑払拭の為に急遽始めた情景造り。シチュエーション構成は既に決まってるのですが、アイテムの配置の確認も必要なので、タチコマとJKを先に目処を付けました。

 WAVEのタチコマは1/24サイズというカーモデルスケールでしたが、後発のブキヤ製は1/35というミリタリースケール。

それでいて、このブキヤ製の方がお値段が高いんですが、作ってみてその理由が判ったように思います。先ず、組み立て精度が非常に高いです。

フル稼働構造でありながらスナップフィット。流石にバンダイの意地でも継ぎ目消しをさせないほどの精巧さは無いんですが、誰でも簡単に作れるかと思います。

無塗装でも作れないことはないですが、完成品フィギュアと違って好きに塗装出来るのがキットの良いところでもあるので塗装しました。

しかしながら、やはりスナップフィットフルアクションのデメリットと言いますか、塗装作業が非常にやり辛い。先ず、各部のクリアランスが非常にタイトで、

尚且つ組み付け時に一々押し込みや回転などのストレスが掛かるために、塗装後の取り扱いは神経質にならざるを得ない。

今回は情景模型用のアイテムなので前足と両腕以外はポーズ固定にしたのでメタリックも使えましたが、稼働させるなら関節部分のメタリックはアウトですな。

 塗装色はフィニッシャーズのスーパーファインコバルト。模型用塗料ってなんでネーミングセンスが中二なんだろうと思いつつ、もう10年位前に買った塗料を使いました。

このコバルトブルーは、透明度が高く発色も抜群である反面、蛍光ピンクが調色のために含有されていて、コレのお陰でカーモデルに使えないという困った色。

染料系蛍光色が混ざった塗料を塗って上にクリアーコートすると染料分が染みだしてくるんすよね。墨入れでもヤラれる事もあるくらい。

なので、今回は、下地に白にこのブルーを混ぜて作った色を、所謂 黒立ち上げシャドウ吹きしておいて、その上にこのブルーをオーバーコートしました。

1/35で車塗装みたいにベタ塗りしたんでは抑揚が付かないので、低リスクでスジボリや影を際立たせる手法を選択してます。

 シルバー部分は、アルクラッドのアルミニウム、クレオスのスーパーファインシルバー、同スーパーステンレスの使い分けをして色情報を増やしてます。

また、今回はポーズ固定の代わりにっちゃぁなんですが電飾を仕込んでます。頭部のライト部分は3mm砲弾型LEDを埋め込んでLEDの透明樹脂部分を切削。

ポッド部の前後4灯分の赤橙色はポッド内に赤発光のLEDを仕込んでエスカの1.0mmと0.5mmを使って電飾。配線は本体内で結線してから両後ろ足から出してます。

 

で、大問題のJKですが、私なりに色々頑張ってみたわけですよ。そらもうね、Youtubeのフィギュア顔塗装レクチャー動画なんて

国内外を問わず見まくりましたよ。前回のエントリーから今回に至るまでの間は、製作時間より学習時間の方が遙かに長かったです。

塗料もdeathね

手持ちの塗料から画材屋で新規購入してきたアクリラガッシュまで色々と試してみたわけですね。最初の練習には

高3の さやか先輩をデロデロに汚して、そらもう世の中にはこれ以上のプレイは無いって位に、そらもう普通の女の子には戻れないレベルでイジリ倒したりましたよ。

そうしていれば、いつかド本命の はるか(高2)を私好みに調教出来ると。それこそ

この箱絵みたいになってくれると、、、

信じた私がイワンよりもヴァカでした!

全然別人じゃネェかこのヤロー、チェンジだチェンジ!!!

っつーのはヤメにしていただこう。30年位前にSF3DのPKAパイロットを塗って、私のゴーストが「もうヤメたほうがイイわよ」と囁いてから約30年。

フィギュアはオレちゃんの射程外と頑なに避けてきただけあって、ほぼ初心者に近い老眼のオッサンが、イキナリ箱絵のように出来やしませんやね。

 取り敢えずですね、色々試した結果、どう塗っても顔がオカマというかオッサン顔というか、まぁ参考にしたのが兵士の顔ばっかりだったので、

彫りの深い渋い顔つきになっちゃうのね。で、最終的に筆塗りを諦めて、エアブラシで陰影を付けました。使用したのはアクリラガッシュ。

ラッカーだと失敗時のリカバーが大変な上にプラスチックを侵すってのと、タミヤアクリルよりアクリラガッシュの方が調色や色落としが楽だったこと、

それでいて油彩やエナメルよりも圧倒的に乾燥が早いって事での選択。下に肉々しい調色したブラッドピンクを吹いて、後はフレッシュをベースに

3段階の肌色を吹き付け角度を変えながらグラデ塗りしてます。目や口は流石に筆塗り。コレのためにわざわざアマゾンでウィンザーニュートンの000を買ったんですが、

結果として使い慣れてる精雲堂のテンの毛の5/0と10/0の方が扱いやすかったのでソッチで塗ってます。実は、アイラインが引けなくてただ今困り中。

正確に言うと、ミスった時のことを考えると怖くて塗りに行けない(笑。なので、目の周りが現状では貞子状態です。

 他は、頭髪とリュックサックがアクリラガッシュの筆塗り、コートと手袋と靴がタミヤエナメルで、

スカートとストッキングがクレオスラッカーで靴がタミヤエナメル。ストッキングは、下地に発色強めのフレッシュを吹いてから、GXクリアーブラックを

下の肌色が脹ら脛や太腿の部分が微妙に透けるようにグラデ塗装。画像ではスチレンボードの削りカスが付着して小汚いですが(笑

このストッキングの表現はエアブラシならではじゃなかろうか。

 余談ですが、このキットは元々レジン製のフィギュアをインジェクション化するに当たって、金型の抜きの都合により箱絵のような仕上がりにはなりません。

顔を頑張って彫り直したりすればならん事も無いですが、やはり元のモノよりもモールディングが甘くなってますし、元キットではセパレートだったマフラーが

本キットでは一体化されていて、その一体化具合が実は良くないため、首がマッチョレスラー並みに太くなってしまってるし耳も柔道家みたいになってます。

首はマフラーの塗装を強引に首回りにまで伸ばすことで見た目誤魔化してます。それでも、このクォリティと言うんでしょか、原型を作った人のスキルの高さは凄いですな。

今回は練習用にしちゃいましたが、もう一体の さやか先輩の造形なんて、このサイズのフィギュアをこんなに細かく彫れるのかとルーペ越しに感心してしまいました。

プラ成型でコレですから、元のレジン版は超絶ディテールになってるんでしょうねぇ。

 

 細かい色注し等は結構残ってますが、取り敢えず重要なキーアイテムが目処付いたので、今度はベースの製作に凸乳です。

 情景の配置は↑概ねこんな感じ。得体の知れない多足歩行の機械に尾行されてることを感づいた はるかさん(高2:福岡県太宰府市在住)が立ち止まってビビリ入ってるという光景を目指すのです。

前々から情景で試してみたい事が有ったので、今回は折角だからそれを試してみるつもり。

コメント (2)
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