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コロナ禍アーカイブ4 グローサーフント① オマケ:プラッツF-15J 梅組2019

2020年05月25日 | 模型

記録簿4つ目はハセガワのグローサーフント。ドイツ語でスゲェ犬のことなんですな。スゲェ犬。

○ター犬とかですかね、奥さん。知らんがな。

なので、ともかくも頭部が犬っぽい無人ロボットです。

マシーネンのキットって、ハセガワとWAVEの二社からキットが出てるんですが、

最近ハセガワは、本筋のSF3D系よりも新機軸のロボットバトルの方に積極的。

私個人は、あのドルバックみたいなパワードスーツには、所謂本筋ほどの興味が湧かなくてね、

一機も入手しておりません。作れば面白いんだろうけど、積み棚考えると積むのは興味があるモノだけにしておきたい。

それはともかく、個人的には良アイテムはWAVEよりもハセガワでキット化された方が嬉しいんです。

理由は、一回当たりのロット数が違うという一点のみ。これはメーカーの規模の差で仕方ないんだけど、

WAVEのは、生産数が少ない上に追加とか再販とか殆ど無いので入手が面倒なんですな。

実際、FIREBALLのヴァリエーションでSEAPIGってのが5~6年前に出たけど買い逃しましてね、

未だにこれだけ入手出来ていなかったりします。このグロフンも、WAVEから出てたら今頃は入手難の筈ですが

ハセガワなので比較的容易に、尚且つ割引価格で入手出来るんじゃないでしょうか。

 グロフンにはバリエーションが幾つかありまして、重装備のキュクロープ(サイクロプス)、

宇宙用のアルタイル、月面用のベガと全部で4種キット化されてますな。今回はノーマル。

 

このキット、マシーネンクリーガーシリーズの中でも屈指のパーツ量の多さになってます。

但し、今時のキットなので、勘合等はシッカリしてるので、非常に組みやすいキットです。

細いパーツも多いんですが、もしかしてABS?その割には塗装で死ななかったからイマイチ不明ですが、

ともかくも強度の心配をするような細いパーツや薄いパーツには強度の高いプラがしようされてますんで心配無用。

 一回ザッと組み上げてみたら、頭の透明カバーが付く口?部分が、2001年のHALにしか見えなかったので

ココを中心に透明部分を全て電飾する事にしました。で、以前機関車DD51作ったときに買い集めておいたLED一式を

部屋中大掃除しつつ探したんですが、どこに仕舞い込んだのか行方不明になってることが判明。

仕方ないので、改めて秋月で買い直しました。このキットに必要な分だけでは無く、今後のことを考えて

色々なパーツを10000円分くらい買い集めたので、当分電子パーツやなんて存在しない田舎者でも大丈夫と思います。

このキットで透明パーツになってて電飾可能な部分は、頭部に2箇所2灯、腹部に1箇所2灯火、左腕に1箇所1灯と

全部で4箇所5灯となってます。全部光らすだけでは面白くないので、口と左腕の部分は高速点滅させる事にしました。

ただ、高速点滅のインターバルをどうするかってので、流行のプログラミング制御とかようワカリマセンので、

youtubeの動画漁って出て来た点滅回路を参考に、常点灯と可変点滅を1回路で賄えるようなモノを製作し、

これを胴体内部に仕込んでやりました。点滅の方は可変抵抗を使ってるので、完成後に程良い点滅具合を選べるよう

背面のパーツの裏にメンテナンスホールを開口して、そこから調節出来るようにしてます。

 電源は本体内部に仕込まず、尚且つ何かあったときのために上半身と下半身を分離出来るように

ケツの部分にピンジャックを埋め込んで、電源ごと分離可能にしておきました。

 

 LEDは全て3mm砲弾型を使用。腹部はチップLEDがあれば良かったんですが、電球色の手持ちが無かったので

3mm砲弾型をキットのパーツを加工して横向きに埋め込み、メタルックをリフレクターにして光るようにしとります。

口は赤点滅、目は白常灯、腕は白ですがコトブキヤの透明レンズを蛍光グリーンで著色して緑点滅にしてます。

他の部分は、市販のLEDホルダーをプラバンやエポパテで加工して各々埋め込み。回路の断線とか怖いので

製作途中で何度も点灯テストを繰り返しながら組み上げ、上半身の目処が付いたら電飾部分をマスキングでガードしときます。

無人機だからか、この多関節構造の機体には、あらゆる関節にシールドが装着されてまして、

このパーツがムチャクチャ多い。マシーネン定番のシールドですが、元ネタは各種スプーンなのは有名ですな。

一部のシールドは完成直前に付けようとしても、パーツをバラさないと付けられない物があるので要注意です。

電飾の関係で、頭・胴体・背中・腕は、もうこの時点でバラせなくなってます。

特に頭は意外と内部スペースに余裕が無いので、首の穴から出した電飾用配線に

変な負荷が掛かって断線しないよう取扱注意となります。

 下半身は基本的にキット素組みで、完成後でも各関節を可動にしておいたんですが、

回路追加で上半身が重くなったことと、関節がポリキャップ関節なので今後のヘタリを考慮すれば

ポーズ固定でヘタリ防止を優先しておけば良かったかも知れない。

 概ね各パーツの組み立て処理が済んだら塗装開始。今回も基本色まではエアブラシ塗装です。

都市型迷彩を色々考えたんだけど、陸戦ガンスから日を開けずにコレを塗ることになりまして、

気が付けばガンスで採用した迷彩と似たようなパターンになっちまいました。

明るいグレーはクレオスの308番、暗い方はクレオスのジャーマングレー+308番の組み合わせとなってます。

肩付近の機械部分は、タミヤラッカーのダークアイアン履帯色。何気にタミヤの瓶入りラッカーは初使用なんだけど、

この色のように独特の色が用意されてるのがイイですな。婆ちゃんの遺言で我が家では使用禁止になってる缶ペとは大違い。

特にこのダークアイアンとメタリックグレイとフラットアルミの3色は重宝しそうだな~という感想です。

迷彩だけだと地味なので、頭と胸と左腕に、識別用の赤帯入れておきました。色は、昔買ったガンプラ用の

シャァピンクってのが余りまくってますので、それを試してみると暗い迷彩とのバランスが良かったのでそのまま採用。

塗装後、武装以外を全部組み上げて、一旦作業終了です。

 さて、オマケ。プラッツから1/72のF-15Jイーグルの特別塗装機がキット化されたので、思わず買ってしまいました。

ハセガワからも出てて、ソッチだと3Dプリンター出力の超精巧なアイリスが付属してるんでお得なんだけど、

プラッツの1/72は作ったことが無く、前から興味あったのでこの機会に購入してみた。

巷で言われる通り、1/72というスケールを無視してるかの様な豪快なスジボリが目立ちますね。

今回サフは入れずにスジボリの上をブラックでなぞってから、クレオス1番の白で塗ってみましたが

この方法で墨入れ不要に出来ます。むしろ墨入れするとクドくなること請け合い。

塗装色にクレオス1番(それも古いボトル)の白を使うのは、隠蔽力が無いのでシャドーを残しやすいからで、

この手の塗装に使うときには非常に重宝します。今時は隠蔽力の高さで何処も勝負してるから逆に貴重。

 白の後にマスキングしてインスト指示通りにクレオス307番と308番で塗り分け。

塗装完了後、大判のデカールを貼っていきます。このデカール、カルトグラフ製なんだけど、

物凄く貼りやすかったですな。フィルム層が厚いのか、軟化剤の効きは良くないので、

基本蒸し綿棒で対処しましたが、複雑な機体正面の凹凸にも馴染むし皺も寄りにくい。

その一方で、デカールの分割とパーツの分割が巧く行ってないとこも有り、

特に垂直尾翼に関しては、エッジ部分や継ぎ目部分にデカールと同じ色を先にボカして塗っとくべきでした。

それプラス出来れば垂直尾翼を先に組んだ状態でデカール貼るべきですな。

結果的に盛大にタッチアップするハメになりました。また、燃タンにもデカールが入るんだけど、

モールドが凸モールドだらけなのもあってムチャクチャ貼りにくかったです。機体の貼りやすさは何だったんだと

不思議に思うレベルの貼りにくさ。燃タンくらいの大きさならデジタル迷彩も手間じゃないので、

ロゴ部分だけのデカールが有れば、塗装で済ました方がずっと楽だと思うけど、

ロゴも一発刷りされてるので、真夜中にブチ切れて通報レベルの雄叫び上げながら貼ってましたよ。

 尚、独断と偏見でのタッチアップカラーは、クレオスのシャインレッドに現場合わせでイエローと白を

微妙に混ぜたオレンジと、その色に更に白を多めに混ぜたピンクでした。モンザレッドとかだと濁る。

さて、塗装してクリアーで押さえて、艶調整したフィニッシャーズのフラットコートでオーバーコートしたんだけど、

塗装後になってアチコチにミスが発覚。先ず、どうやら機体には何カ所か裏から穴を開けておかなければならん箇所が有り

殆ど全部開けてなかったので、塗装後に開けるハメになりました。「パーツの裏から」ってとこがミソでして

表からだと何処に穴開けるのかワカラン。僅かな痕跡もヒケだと思って埋めちゃったよ。

なので、ネットで他人様の製作記を参照に、ソレっぽい場所に穴を開けてどうにかしました。

 ↑の画像の部分は穴が開いてて埋めなきゃならんのだけど、その指示を見落としてたので、ピンポイントで埋め直し。

簡単に削れるって事で久々にタミヤのポリパテで埋めたけど、硬化剤が腐ってると思い込んでたら、2年前のが生きてた奇跡。

 それから主翼の機体付け根側の段差は処理したんですが、羽側の継ぎ目を継ぎ目ではなくパネルラインと勘違いし

そのままにしておいたら、どうやら継ぎ目だったと。ココには日の丸国旗がドデーンと貼っちゃってまして、

仕方ないので白系の瞬着パテで継ぎ目を消し、その際消えてしまった国旗マークは塗装で再生しましたが

どんだけキチンとマスキングしても、デカールのシャープさには適わない。裏だからまぁなんとか許容範囲に出来た感じ。

 あと、自衛隊機ならではの苦行である大量のコーションマーク。ちょっと目を離すと行方不明になる位小さいのが

ガンジス河の砂粒の数くらい大量にあるんだけど、よりにもよってコックピット脇の黄と黒の目立つコーションを紛失。

手持ちに代替品も無いし、この極小デカールのためにキットもう一個買うのもアホらしいので諦めました。

このデカール紛失が、やる気無くした最大の原因だな~

 後は何となく惰性で完成。コレに席を外して貰わないと、乾燥ブースや机の上が片付かないので、

完成後は強制退場です。完成品用キャビネットってのを買ってから、完成品を飾るようになった私ですが

この飛行機はメンバー入り出来ませんで、仕事用のPC机の飾りとなって貰ってます。あ、バルカン砲塗ってないや。

 

 

 そんなわけでで、インストが凄く判りにくくて、ここらは慣れの問題も有るんでしょうけど、色々見落としが有って

最終的にはグダグダになったので、完成後も机の上に適当に飾っておくだけという扱いになっていくのでした。

概ね私のミスによるグダグダなので、何かの機会があればもう一回作ってもイイかな?とは思ってます。

キットとしては、個人的には良キットだと思うよ。ハセガワのヤレたF-15組み上げた後にコレ組んだら

あまりのサクサク感に腰抜かす位作りやすい。が、がしかし、F-15という型番だけなら軍配はアカデミーだろうなぁ。

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