今仕事で鹿児島来てるんですが、道中見かけた車のプリウス率が凄いことになってる気がする。
シャーシパーツを珍しく真面目に塗り分けてみました。
パーツは結構細分化されていますが、細かいパーツを組み上げていくことで実車の構造をも知りうる系の細分化ではなく
シャーシの再現度と組み立てやすさを両立すべくの細分化って事か。なので、塗り分け作業が大変なことになります。
いつもならこんな完成後は殆ど見えない箇所は黒一色で済ますんですが、今回はベースに下回りが写り込む可能性があり、
更に物凄い精度でパチパチ組み上がってしまって呆気無さすぎるので、ちょっと手間を掛けてみました。
使用した塗料は
・ボディー色
・ガイアノーツ スターブライトジュラルミン
・タミヤ フラットアルミ
・クレオス ウィノーブラック
・クレオス #8銀
・クレオス スーパーチタン
・クレオス スーパーアイアン
・クレオス スーパーフラットブラック
・フィニッシャーズ カーボンブラックマット
・フィニッシャーズ セミグロスブラック
・スパッツスティックス ミラークローム
と、基本的な色だけで11色使用してます。ジュラルミンとスーパーチタンとスーパーアイアンは
ガイアのメタリックマスターで希釈。某誌のレビューではメタマスはガイアの塗料にしか効かないとか書いてたけど
クレオスのスーパー系のメタリックとかフィニッシャーズの一部のメタリック色でも効果あります。
ただ、気を付けなければいけないのは、ガイア以外だと色によっては逆効果になるモノやキチンと希釈できないモノもある様です(←自分では未確認)。
今回の場合だとクレオスの#8銀に混ぜても全く意味がありませんでしたが、スーパーチタンやスーパーアイアンに混ぜると
そのまま塗ったよりも断然金属感が出ました。これは憶測なんですが、クレオスの「レベリング薄め液を使用してください」系のメタリック色だと
効果が出るんじゃないでしょうか。また、パール系の塗装にメタマスを利用する場合は、念のためパールを溶かすクリアーは
同じガイアノーツのクリアーで割るのが良いと思いますで。
で、塗装ついでにちょっとマフラーで遊んでみた。
指定色がチタン系の指示だったので、チタン特有の焼け色を入れてみました。本来は実車でこんな焼け色が入る様なら
排気温度が高すぎるという問題を考えるべきなんですが、バイクなんかでもある”ドレスアップ演出としての焼け色”を入れてみた。
焼け色ってのはパーツ表面の金属膜が熱によって焼けて酸化して入るわけですが、闇雲に入る訳じゃなく
ちゃんと法則があります。ステンやチタンだと、茶→橙→赤→紫→青温度が上がるにつれ変色します。
特にチタンだと素材の特性上、焼け色が鮮やかに出る傾向がありますが、あくまで700℃以上の高温下に於いての話であって
車のマフラーの場合は、実際にはやや赤みがかった橙の焼け色が精一杯かと思います。でも塗ってみたくなったんだから仕方ない(笑
お遊びも入れつつ、全部塗り分けたらパーツを組み上げてしまう。
内装同様に、塗装は頗る時間が掛かりますが、組み立てはメチャクチャに高い精度のお陰で
何の苦もなくパチパチと組み上がってしまいました。お遊びがやや過ぎた感の有るマフラーも、
パーツを全部組み上げてしまうと遮熱板やリアサスアンダーカバーにマフラーの多くの部分が隠れてしまって、
結果として程良い程度のお遊びで済んだようです。
作ろうかどうしようか迷ったエンジン部分も結局それなりに塗装。隣町の展示会に出さないなら省略してボンネット閉めるレベルですが
いざ塗り分けて多少配線配管を追加してみると、エンジン単体だと何だか不安になるくらい寂しい追加具合に見えるんですが、
このキットの場合はボディーパーツ側にもエンジン補器関係がモールドされてまして
合体させることで精密感が出るようになってます。画像じゃ判りにくいかな?なので配線追加とかは特に不要なんですが、
折角塗り分けたりしたので何本か追加してます。折角症とか折角病ってやつですか。
塗装は
・ヘッドカバー→カーボンブラックマット+レッドブラウン
・チャンバー→ファンデーションホワイト+スーパーアイアン+フラットベース
・エアフロ→ハンブロール メタリックマットアルミニウム
・ホイールハウス→カーボンブラックマット
・ストラット基部→スターブライトジュラルミン
・白い樹脂タンク→クレオス#316白
・タワーバー→クレオス#8銀
・上記以外→セミグロスブラックとスーパーフラットブラックを適宜使い分け
ってとこでしょうか。タミヤって、自社塗料を極力調色無しで使うようインスト指示してくるんですが、
乾燥が超遅いエナメルとメタリック系に難ありの水性アクリルは何れも使いにくい。なので他社ラッカーに置き換えるわけですが、
その際に単純に置き換えるんじゃなく、部位別にトーンや艶を変えておくと見た目の情報量が増えますし
又今回のように黒系のエンジンルームに白いチャンバーってのはコントラスト差がキツいので、
白い方を1~2割明度を下げておくと見た目の馴染みが良くなる気がします。
メタルインレットやデカールも見える部分は抜かりなく用意されています。貼る私の方に抜かりがあって
左上の赤丸デカールはダメにしちゃって適当タッチアップで誤魔化してます。
っつー感じでシャーシ周りは作業ほぼ終了。画像は撮り忘れましたが、ブレーキも良く出来てます。
エッチングとか別売り無理矢理買わせる仕様じゃなく、ちゃんとパーツに彫刻されてるのが良いですな。
この車のブレーキはカーボンローターなので金属感不要ってのもあったのかも知れませんが、
今後も「キットパーツはノッペラボウでロータースリットは別売りエッチングにて」ってのはヤメにして欲しいですな。
次回は、外装にチョット面倒くさい部分が残ってますんでそこらを片付けようと思います。
これがマジ面倒くさいので一週間くらいヤル気が出ないかも(笑
最近、製作中の画像撮影にゴリラポットなるものを使用し始めた。例えば今回のように真上から撮ったような画像では
電気スタンドの蛍光灯フード部分にゴリラポッドをしがみつかせて撮ると、光量を稼ぎながら手ぶれ抑えて真上から撮れますな。
色加減が光源にオモックソ左右されるのが難点ではあるけど、撮影時に手ぶれを気にして一々フラッシュを調節しなくて良いです。
ブログモデラーには、中々お薦めアイテムかも知れない。類似品だと雑貨屋でMA誌より安く売ってたりするしね。
それにしてもエキパイの焼けはいい雰囲気です。模型的には焼けているように見えることが大事で、本物がどんな焼け方をしているかは、参考にする程度で良いと思います。
メタリックマスター。。。また奇っ怪な新兵器、調べてきます。
自分もしばらく前に作ったメルセデスCLRのホイールでいろんなトーンのシルバーを使い分けてみましたがここまでの効果が得られませんでした…アレはちょっとがっかりした思い出が。
作るだけで手一杯なのと元の素性がよいモノとでは
何か追加工作するにしても精神的余裕が違いますな。
かと言ってあまりに簡素簡単過ぎちゃうと逆にやる気が失せてしまいますが・・・。
私は二輪をやんないので、こういうチタン焼け表現ってやってみたかったけど
する機会が無かったんですよね。なので、無理矢理機会を作ってみました。こういうのも模型の楽しみであります。
>yoshitakaさん
中には声でエンジン音やってるのとかあるね。私も折角プレミアム入ってんだから
一度動画作ってうぷしようと思ったけど、編集の面倒くささに途中で投げてしまいました。
慣れた人はバンバン作ってますよね。
メタリック塗装って、使用するシンナーは勿論ですが
エアブラシ塗装の場合は希釈や圧のみならず、ブラシ本体の性能でも
仕上がりが変わってくるんですよね。それにも増して最近のシルバー系塗料って
ほんと凄いと思います。単にトーンを変えてあるだけ何じゃなくて
メタリックの粒子の原料から大きさから色々なモノが出てますな。
私はどうもシャーシは手を抜きがちなんで(^^;
焼けの表現もそれくらいの方が模型的にはバッチリではないでしょうか。お見事です(^^)
最近のシルバーはすごいですよね。私もいろいろ入手はしてますけどあまり使い切れてないと(爆)
ちなみに私が見かけるプリウスはやたら飛ばしてるのが多いなぁと思うのは気のせい?w
メタマス、気になる。こっちの某模型店でガイアの塗料を見かけたことあるけど、多分限られた本数しかないだろうから、メタリックマスターなんてないだろうな・・・。
いつもはシャーシとかは黒塗って終了なんすけどねぇ。
今回は塗ってる内に面白くなって結局全部塗っちゃったみたいな感じです。
シルバー系は蓋の色とかサンプルとかアテにならないのが殆どなので
実際は使ってみないと判らないものが多いですな。市販の模型用って限っても
実売されているモノだけでも軽く50種超えますからねぇ。
高速乗ると結構飛ばしてるプリウス見掛けますな。結構社用車等に採用されてるらしいから
そういうのが飛ばしてるんじゃないでしょうか。
>ペキモさん
すっかりシリーズ化して種類も豊富になってますな。流石に総統閣下には及ばないけど。
メタマス、シンナーの飛びが遅くなるからリターダー成分が入ってるのは間違いないです。
希釈してメタリック粒子がやたらと泳ぐタイプの塗料には効果あるよ。
こんなに色を使ってシャーシを仕上るって大変でしょ。
チタンマフラーの焼け色、まるでバイクですね。
ほんと、チタンってこんな風に曲がっているところ付近に熱が集中するのか、こうなります。
エンジンもいい感じに再現されておりますね。
メタルインレットがいい感じ。
あのパーツ数でこの仕上がりは流石。
キット自体が面白かったから塗り分けも楽しかったですよ。
例のアイマス戦闘機のお陰で、マスキングが全く苦にならなくなりました。
一次的なモノかも知れないにしても、思いがけないアイマス効果ってヤツでしょうか。
焼け色は地元のガススタの店員のバイクのマフラー見て参考にしてみた。
エンジン、パーツ段階ではボンネット閉めたくなるくらいの簡素な印象でありながら
組んで見ると結構情報量があったので塗り分けてみました。
最近の車はエンジンが剥き出しになってないからこその話ですな。
メタルインレットは仰るとおりイイ感じです。
ただ、乗りたいようなデザインの車では無いからな~、うちはまだハイブリッドは購入対象外ですな。
ガイアのメタマスをうちでもちょっと前に通販で購入しまして、実はいろんなメタリック塗料で試してます。
相性が良いのもあれば悪いのもあったし…同じ塗料でも希釈の割合が違うだけで効果も違いますね。問題は上手くいったときの塗料の組み合わせと、希釈の割合をメモるの忘れたことかなw
下床部に電池積むから、どうしてもシルエットが各社似てしまいますよね。
ハイブリに限らず最近の車は似たようなデザインばかりで、特にトヨタ車辺りは
私のような者には車種の区別も付かなくなってきました。
塗料の種類が10年前と比べてもメッチャクチャ増えましたもんねぇ。覚えるのも大変です。