グローサフントの記録のラストです。本体塗装色は製作記①で紹介したとおりで、青っぽいグレーとジャーマングレーの都市型迷彩。
赤いラインはクレオスのガンプラ用塗料のシャァピンク。0.4mmマスキングテープを使って二重ラインにしてます。
足首は肩の機械部分と同じタミヤの履帯色です。パイプ類はキットのは珍しいゴム製のホースが付属してるんだけど、
ゴム製ってのは最初良くても劣化するんすよね。特に加水分解が嫌なので、WAVEのスプリングとモデラーズのメッシュホースを適宜使い分けてみました。
基本塗装→デカールと進んだ後、もっかいデカールの上をクリアーでコートして、塗り分けやデカールの段差を均してから、
埃グレーを全体にドバッとコーティング。SAFS、ガンス、グロフンと三つともこの自家製埃グレーを使ったんだけど、
主戦が車模型って事もあって、タミヤの大瓶1本分くらいしかストック無かったので、あっという間に枯渇しました。
また作っとかなきゃと、エナメル塗料を整理してたら、
大量にエナメルの亡骸が発生。エナメルって中々乾かないクセに、乾くとどうにもなんないので廃棄処分です。
もっと早く気付いてれば、混ぜて適当なグレーを作る生け贄にもなれたんだけど硬化しちゃってるもんなぁ。
クレオスみたいに溶媒液的なもの無いんかね?
30歳以降は、こういう勿体ない廃棄処分が定期的に発生します。一番問題なのは年を跨ぐレベルの「模型休止期間」ですな。
思い返してみたんだけど、20年くらい前に4年ほどリタイアして、その後も1~2年程度の休止期間が3回くらいありました。
で、毎回死んでるのがタミヤのエナメルと大ボトルの瞬間接着剤とポリパテです(笑。エポパテも死んでるのが常でしたが、
クレオスのエポパは数年前の品が未だにちゃんと使えてコッチがビックリの保存性能。
ふんどし部分が面白い構造になってて、両足の動きに連動して、卵形の大型板の両脇の三角羽が可動するんですね。
デカールを貼る前にクリアー吹いてから貼ったんだけど、識別番号のデカールのシルバリングが取り切れなかった。
陸戦ガンスでも使ったアスデカの「生き物漢字デカール」から今回は蝙蝠(コウモリ)を選択。不如帰(ホトトギス)とドッチにするか迷った厨二感。
この部分以外に、耳、尻、胸に大小の蝙蝠を貼ってますが、ジャーマングレーと色被りしてるので目立たないことをいいことに調子こいて複数箇所貼ってみた。
一方で、コーションマーク関係は、何枚か貼ってみたけど黒だと全く見えないし白だと目立ちすぎるので、今回は貼らないことにしました。
作業ごとの画像とかは撮ってないんですが、埃グレーをペトロール使って綿棒や平筆で拭き取っていきます。これで塗り立てよりもコントラスト差を緩和するのです。
このとき、地面と水平な面は上面部分に拭き遺し多めにして、垂直方向は上から下に流すように拭き取って行くのがセオリー。
その後、所謂「塗装剥げ」表現に、アクリルガッシュの消炭色やセピアをスポンジチッピングや疵の書き込みという方法で足していき、
ここで一回フラットクリアーで押さえます。こうしとかんとアクリルガッシュは、乾いた後でもペトロールの影響でペロンと剥げちゃうのですよ。
更にその後、ジャーマングレー部分は油彩のセピアにチタニウムホワイトを混ぜた色、
ライトグレー部分はイエローオーカーやイエローグレーにチタニウムホワイト混ぜた色で陰影入れつつフィルタリング。
面相筆の筆先にチョコンと塗料を乗せて塗装面に点付けしてから、ペトロールで薄めつつ上下方向に流しつつターペンタインで暈かすの繰り返し。
ここでまたフラットクリアーで押さえてから、最後に錆・下地露出・焼け・砂埃・水垢・雨だれ等々を主に油彩で加えていきます。
錆に関しては、バーントアンバー&バーントシェンナのコンビがお気に入り。
背中の金属部分だけは、鋳鉄錆を表現するべく他とは違った塗装をしてみました。
プラパテを溶剤で溶いて塗り込む→艶消し黒→薄く溶いたアクリルの艶消し黒を塗る→乾く前にパステルのバーントシェンナの粉を振りかける
って手順です。地元模型クラブの会長さんが愛読してるアーマーモデリングのHowToを元にやってみた。餅は餅屋だな~。自分じゃ思いつかんよ。
最後に、エナメルのライトグレイ・タン・フラットアース・メタリックグレイ・クロムシルバーなどで仕上げのドライブラシを掛けて
グロフン本体出来上がり。尻の装甲板の直ぐ上に二つの丸い凸パーツが追加してあるんですが、この二つの突起がコンセントになってまして、
脚から上がってきた外部電源の配線が、胴体内の回路に繋がるという仕組みになってます。組み立て中にトラブル出たときのために
こういう構造にしましたが、結局何事も無く組み上がりましたんで、もうココを外すことは無いと思います。
またさらにの突起の上の楕円の板は、接着せずに取り外し可能にしてありまして、
ココを外すと回路の可変抵抗にアクセスして点滅タイミングを変更することが出来ます。
電源回りが完成したので点灯式。
— @河童 (@chijo9422) April 13, 2020
555石で単純な並列回路組んだだけなので、顔と右腕銃照準器の点滅が同期しとります。マイコン?pic??知らんがな。
街灯の点滅は100均のローソクLEDでランダム点滅。#中津模型クラブマーク2#マシーネンクリーガー#グローサーフント pic.twitter.com/6Vw4mSlVMx
ってことで、コロナで自粛期間中の4つめ完成。いや~、これはホント良いキットです。インストは不明瞭な部分が何カ所もあってイラッときますが
キットそのもののデキは凄くイイっすね。元々「実機では~」とか「設定では~」とかの縛りがないので、好き勝手出来るからストレスフリー。
ベースにはコネクタ使って12Vもしくは9Vのどちらからでも電源取れるようにしてみました。展示会に持って行っても電源取れない場合があるのです。
実はですね、フェンス裏には雑草敷き詰めてるんですが、そこに「ひっそり隠れるポーズの」フィギュアを後から仕込むことが可能なように寸法取ってあります。
ハセガワのフィギュアセットを使うとポーズ作れるところまでは判明してるんだけど、オッサンには顔を塗る練習が必要なのです。見られるものが出来れば
秋の展示会にはフィギュア付き情景になるかもです。その秋の展示会、コロナのせいで未だ危ういわけですがどうなるやら。
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